ブリュッセル

ベルギー最大規模のクリスマスマーケット。行くならここは外せない!©Eric Danhier

ベルギーチョコレート店ではクリスマス限定品も販売中
一番のハイライトは、サンカトリーヌ教会裏手の長く伸びるビスマルクトと呼ばれる広場。ビスとはオランダ語で魚の意味で、ここはかつて魚市場だった頃の名残として、今でも美味しいシーフードレストランが多いことでも有名。さらに、広場にはアンティークのメリーゴーランドや観覧車も登場し、古き良きマーケットの雰囲気を盛り上げます。

グランプラスのカフェにもツリーが。暖かいホットチョコレートがおすすめ

世界最古のギャルリーにあるノイハウスのサロンでは、カフェとチョコレートが手頃な値段で楽しめます。
今年の新しいイベントとして、「ザ・ドーム」と呼ばれるミニ・プラネタリウムが登場。子供から大人まで楽しめる様々なショーが上映されます(チケットは事前購入が必要です)。
その他の詳しい情報は、現地在住者がおすすめする4つの見どころと歩き方の記事をご覧ください。
2019年11月29日から2020年1月5日まで
毎日:12:00頃~22:00、12/24および12/31は18時まで
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アントワープ

巨人の手を持つブラボーの像があるマルクト広場に山小屋風のお店が並ぶアントワープのクリスマスマーケット
中世の時代から富が集まる街として栄えたアントワープ。「フランダースの犬」で、ネロとパトラッシュがクリスマスの最後の時間を過ごしたノートルダム大聖堂がアイコンです。寂しい雰囲気だったアニメ版とは異なり、アントワープのクリスマスマーケットはこの大聖堂周辺をメインにたくさんのシャレー(山小屋)が並び、賑やかな雰囲気に染まります。

市庁舎の前には巨大なクリスマスツリーが飾られます。
また、ベルギーは日曜日は多くのショップが休業日なのですが、ショッピングの街であるアントワープでは、クリスマスマーケットの期間中は多くの店舗が日曜日もオープンします。メール通りはたくさんの素敵なお店が並ぶだけでなく、お土産探しにぴったりのベルギーのスーパー「デレーゼ」の巨大店舗や、有名なショコラティエ「チョコレート・ライン」があるのでぜひ訪れてみてください。世界遺産のプランタン・モレトゥス博物館や、アントワープの名士だったルーベンスの自宅(豪邸!)も全部中心部にあるアントワープは、クリスマスのイルミネーションを見ながら歩くのにぴったり。

アントワープで絶対に訪れてほしいショコラティエ、チョコレート・ライン

アントワープのカトリックカフェは深夜まで大賑わい。ノートルダム大聖堂の所有する建物です。
12月31日の深夜には花火もあり、運河沿いの大通りに集まった人たちと新年をお祝いします。世界中から観光客が集まるブリュッセルは人が多すぎて騒がしいので、もうちょっとだけ静かな方がいいな、という方におすすめしたいマーケットです(アントワープ在住者より)。
詳しい情報は、現地在住者がおすすめするマーケットの歩き方の記事をご覧ください。
2019年12月07日から2020年1月5日まで
12:00 〜 22:00、金土のみ〜24:00(12/24は18:00まで。12/25, 1/1は21:00まで)
ブリュッセルからアントワープへは電車で40分。詳しい行き方はこちら。
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ブルージュ

賑やかなブリュッセルやアントワープとはまた違う、静かな雰囲気を保ったマーケット©Jan D’Hondt
ブルージュのクリスマスマーケットは、街の中心部にあるマルクト広場とブルグ広場が中心。マルクト広場にはスケートリンクが登場し、これも世界遺産の鐘楼を眺めながら楽しいひと時が過ごせます(スケートリンクは用具はすべて貸し出しで、大人も子供も気軽に参加できるので、観光の途中に是非チャレンジしてみてください)。
ブルージュは「屋根のない美術館」と形容されるほど街並みが美しく、またカフェやレストランも多いため、派手なイベントを楽しみたい人よりも、伝統的でロマンチックなクリスマスマーケットを堪能したい人にぴったりです。ブリュッセルのクリスマスマーケットと雰囲気が違うので(そもそも言語も違います)、それぞれを半日ずつ楽しむのもおすすめですよ。

マルクト広場にはスケートリンクが登場。広場を囲むカフェでショコラを飲みながら、クラシックなひと時を©VisitFlanders
詳しい情報は、現地在住者がおすすめするマーケットの歩き方の記事をご覧ください。
2019年11月22日から2020年1月5日まで
全日 10:30 ~ 22:30、12/24は17:00まで
ブリュッセルからブルージュへは電車で1時間。詳しい行き方はこちら。
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ルーヴェン

美しいルーヴェン市庁舎前の様子。ここと大学図書館前広場の二つがマーケットの見どころです。
ルーヴェンは、ブリュッセルから電車で20分の場所にある小さな学生都市です。世界最古のカトリック大学や研究所があり、日本人も多く滞在しています。
中世の時代からアカデミックを中心に発展した街であることから、ベルギー1、2の治安がいい場所として有名で、夜道を歩いても危険を全く感じない、かなり珍しい街なんです(そのため住宅価格が高いです…。そして豪邸も多い)。そのため、落ち着いたマーケットを楽しむならここ。ルーヴェン大学図書館前の広場と、美しい市庁舎があるグロートマルクト周辺を中心に様々なお店が並びます。

こちらはルーヴェン大学図書館前の広場。ずらりとテントが並びます。地元の学生が多く華やかな雰囲気です。

市庁舎前の広場の小さな小屋には、可愛いレストランが登場!

地元っ子に囲まれて、美味しいマーケットフードが楽しめます© Dirk / leuvensekerstmarkt.com
ブリュッセルやアントワープなどの大都市に比べると観光客が少ないため、ルーヴェン大学の学生を中心とした地元っ子と一緒にヨーロッパのマーケットの雰囲気を味わえるのが特徴。生牡蠣やホットワイン、チョコレートワッフルやグリルソーセージなど、食べ物のお店も充実しています。
他のクリスマスマーケットと異なり、開催期間が短いため注意してください。詳しい情報は、現地在住者がおすすめするマーケットの歩き方の記事をご覧ください。
2019年12月04日から2020年1月4日まで
11:00~22:00、12/24は17:00まで
ブリュッセルからルーヴェンへは電車で20分
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世界最大のビール工場「インベブ」では試飲もできます。クリスマスマーケットと合わせてブリュッセルからの日帰りがおすすめです。
ゲント

130以上のマーケットが、ゲントの街並みを飾ります ©gentsewinterfeesten.be
学生が多いゲントらしく、イベントで盛り上がる現代的なクリスマスマーケットといえばこちら。もちろん、シャレー(小さな山小屋風の店舗)が並ぶ伝統的なマーケットもあり、二つの雰囲気が同時に楽しめます。名画「神秘の子羊」がある聖バーフ大聖堂前、コーレンマルクト広場、市庁舎前の広場など数カ所で開催。
2019年12月6日から2020年1月5日まで
12:00~21:00、金・土は22:00まで、12/24は17:00まで
ブリュッセルからゲントへは電車で30分。詳しい行き方はこちら。
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リエージュ

屋台の食べ物が楽しみなリエージュのマーケット©villagedenoel.be
ベルギー南部(ワロン地方)で最大規模のクリスマスマーケット。ベルギー国内のクリスマスランキングの常連です。リエージュ・パレス駅から歩いてすぐの広場に200店以上のシャレー(山小屋風の店舗)が出店します。毎週土曜日には生バンドの演奏とコーラスも。
ワロン地方にはベルギービールのブルワリーが多く、マーケットではクリスマス限定ビールを購入したり、ブリュワリーから届きたてのビールの飲み比べも可能。お酒好きにはたまらないマーケットです。クリスマスマーケットのすぐ近くには、リエージュの絶景が見える長い階段があるので、こちらもマーケットの後に訪れてみてください。

サン・ランベール広場はクリスマスマーケットのお店でいっぱいに。ショッピングセンターも目の前なのでお土産購入に便利です。
2019年11月29日から2019年12月31日まで
ブリュッセルからリエージュへは電車で1時間。詳しい行き方はこちら。
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ディナン

ディナンの中心部の街並みがクリスマス一色に
切り立った崖下に沿った街並みと、崖の上にあるシタデルからの絶景が有名なディナンも、クリスマスマーケットが開催されます。期間は短いですが、駅からのアクセスもよく、ブリュッセルからの行きやすさも◎。シタデル観光と組み合わせるのがおすすめです。
次のページでは、ベルギーからすぐに行ける近隣国の有名クリスマスマーケットもご紹介します。