ブリュッセルの聖カトリーヌ教会への行き方と見どころについて

ブリュッセルに佇む聖カトリーヌ教会。黒いマリア像の伝説とは

Église Sainte-Catherine
BELPLUS編集部

聖カトリーヌ教会について

聖カトリーヌ教会は、グランプラスから北西に向かった聖カトリーヌ広場の横に建つ教会です。近くにはかつて魚市場があり、今でもシーフードレストランが軒を並べています。 現在の建物は、ブリュッセルの城壁に着く形で建てられた礼拝堂の跡地に19世紀に建てられました。礼拝堂は無くなりましたが、Tour Noireと呼ばれる黒い塔は、聖カトリーヌ教会の入口横にまだ残されています。 現在の建物は、ブリュッセルの最高裁判所を設計したポラールらによって、ネオロマネスク、ネオゴシック、ネオルネサンス様式を取り交ぜて造られました。

黒いマリア像で知られる聖カトリーヌ教会

70センチ足らずの小さなマリア像は、もともと15世紀に作られました。1744年、プロテスタントの一団がマリア像を持ち去り、センヌ川に投げ捨てます。プロテスタントは、カトリックと異なり、偶像崇拝を禁止することになっているためです。泥炭の浮かぶ川に浸かっていたマリア像は、黒くなった状態で漁師に発見され、聖カトリーヌ教会に戻りました。 聖カトリーヌ広場周辺は、ベルギーで最大規模のクリスマス・マーケットが開かれることでも知られています。 [caption id="attachment_10144" align="aligncenter" width="760"]レストランやカフェのほ、あフードトラックも多い聖カトリーヌ広場周辺 レストランやカフェのほか、フードトラックも多い聖カトリーヌ広場周辺©VisitFlanders[/caption]
1900年頃と思われるカトリーヌ教会の様子を描いたポストカード。教会だけでなく、周辺の建物も当時と変わらぬ姿を保っています。

1900年頃と思われるカトリーヌ教会の様子を描いたポストカード。教会だけでなく、周辺の建物も当時と変わらぬ姿を保っています。

外側も中身も豪華絢爛な教会という訳ではありません。外壁の黒さにはびっくりするかも

外側も中身も豪華絢爛な教会という訳ではありません。外壁の黒さにはびっくりするかも

サン・カトリーヌ広場では、オーガニック専門の青空マーケットが開催されます。開催スケジュールに関しては、下記をご覧ください。

基本情報

名称
聖カトリーヌ教会
Église Sainte-Catherine
住所
Place Sainte-Catherine 50, 1000 Bruxelles
( 地図アプリで場所と行き方を見る)
最寄駅
サント・カトリーヌ駅(メトロ1・5号線)
営業時間
月曜日〜金曜日 :9:00〜20:00 土曜日・日曜日 :9:00〜19:00
トイレ
URL
公式サイト
*2020年時点の情報です。(ご利用上の注意)

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BELPLUS編集部

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