現地在住者が、ブリュッセルで人気の1日観光プランを紹介

ブリュッセル歩きのモデルプラン。定番スポットを順序よく編

BELPLUS編集部
ブリュッセル

ブリュッセルは、徒歩で行けるところに主要な見どころが集中しています。可愛い街並みや素敵なショップなどが見つかるのも街歩きの魅力です。有名な観光名所と、周辺のぜひ立ち寄ってほしいおすすめのエリア、ショップをご紹介します。

このモデルプランは、7〜8番の移動に地下鉄(メトロ)を使う以外はすべて歩いて回るコースです。ブリュッセル市内は石畳の道も多いため、歩きやすい靴をはいて行くことをおすすめします。
初めてのブリュッセル観光におすすめ!名所を網羅した街歩きモデルプラン

初めてのブリュッセル観光におすすめ!名所を網羅した街歩きモデルプラン

人が少ない早朝に行きたい、世界遺産グランプラス

石畳の上を人が行き交ういつものグランプラス。この石畳の上を、色とりどりの花が覆います。

石畳の上を人が行き交ういつものグランプラス。「人が多すぎ問題」も、早朝に行けば回避できます

世界遺産の広場グラン・プラスは、24時間行くことができる開かれた広場です(入場ゲートなどはありません)。また、ブリュッセルという都市の中心にあるため、どのようなスケジュールを立てるにしても、ここをスタート地点とするとどの方向に行くにも便利です(ホテルもこの周辺にすると便利です)。

ベルギーで一番人気の観光名所であり、さらにイベントも頻繁に開催されているため、日中は常に人で混み合っているグラン・プラス。周りを建物に囲まれた、アップダウンの無い小さな広場ということは、時間帯によっては写真を撮っても人だらけで、”ギルドハウス”と呼ばれる中世からの美しい建物が写真に収められないというケースも。できるだけ早い時間に行った方が良さそうです。日中は行列ができる広場のカフェたちも、開店直後ならスムーズに入れます。

セルクラース像の通りを抜けて、がっかり名物小便小僧へ

道の角の小さなスペースにちょこんと存在する小便小僧。こちらも日中は人だかりができる人気スポットです。

道の角の小さなスペースにちょこんと存在する小便小僧。こちらも日中は人だかりができる人気スポットです。

グラン・プラスの市庁舎の脇にある通りには、触ると幸福になるセルクラースの像が。この像を見ながらさらに5分ほど進むと、世界三大がっかり名所の一つ「小便小僧」が待っています。

がっかりがっかりと言われながらも、世界中の観光客が訪れる人気スポットであり、日中は常に写真を撮る人達で混み合います。道の角という小さなエリアのため、至近距離で思う存分撮影するなら、こちらも人が少ない朝の時間帯がベター。

小便小僧を見た後は、一旦同じ道でグランプラスに戻ります。その時にタンタンの壁画も忘れずに探してみてください。

グランプラスから小便小僧をつなぐ道に現れる大きなタンタンの壁画。

グランプラスから小便小僧をつなぐ道に現れる大きなタンタンの壁画。

時間の余裕があれば、グランプラスに戻った後は、そこからさらに歩いて3分の場所にある世界最古のアーケードギャルリー・サンチュベールに足を伸ばしてみるのもおすすめ。ベルギーの有名ショコラティエのサロンや、世界で一番美しい本屋さんなどが並びます。

芸術の丘で美しい眺望と時計に出会う

芸術の丘を登ってブリュッセルの街並みを写真に。登った先にはちょうど王宮と王立美術館のエリアがあります。

芸術の丘を登ってブリュッセルの街並みを写真に。登った先にはちょうど王宮と王立美術館のエリアがあります。

グランプラスからブリュッセル中央駅方面に歩くと、駅の隣にあるのが芸術の丘(モンテザール)。綺麗に整備されたフランス式の美しい庭園にある道を登って行くと、グラン・プラスを含めたブリュッセルの街並みが見渡せます。

朝食がまだなら、途中にあるベルギーのデリ「Exki」でパンやサラダをテイクアウトして、丘のベンチで食べるのも気持ちいいです。芸術の丘という名前の通り、楽器博物館や王立図書館が周辺に並ぶ落ち着いた場所。ベルギーの歴史上の有名人がからくり時計になったカリヨンの時計台も忘れずにチェックしてみてください。坂を登ったところにあるシャルル・ド・ロレーヌ宮殿では、期間限定でブリューゲルの特別展を開催しています。

王宮を見学。一般公開期間中は内部見学も可能

王宮は現在も現役で利用されているため、公開期間以外は残念ながら入場不可

王宮は現在も現役で利用されているため、公開期間以外は残念ながら入場不可© Milo Profi

芸術の丘を登った後は、ロワイヤル広場を左折して5分ほどでブリュッセル王宮が見えてきます。1904年に完成したルイ16世様式の宮殿は、現在は王室一家は住んでいませんが、迎賓館として現在も利用されています。そのため、通常は外から眺めるだけですが、7~9月の期間は一般公開で内部への入場が可能に。贅を尽くした内装を垣間見れるチャンスです。

王宮の目の前は大きな公園になっており、ローカルの人々がジョギングをしたりのんびりしたりする様子が見られます。イベントが開催されている時も多いので、時間があれば休憩がてら足を伸ばしてみるのもいいかも。

王立美術館とマグリット美術館。館内でランチも可

ベルギー王立美術館

フランドル古典絵画からシュールレアリズム、現代美術までを網羅する王立美術館

王宮から歩いてすぐの所には、ベルギー王立美術館マグリット美術館があります。王立美術館では、フランドル(ベルギー北部)絵画の巨匠、ルーベンスやブリューゲルの作品が見られます。この二つの美術館は隣り合っており、共通チケットを買って建物内で行き来することも可能。館内には手軽なブラッセリーやカフェもあるので、美術鑑賞の合間にここでランチを取るのもおすすめです。

おすすめランチエリアはグラン・サブロン広場周辺。可愛いレストランが密集しています

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BELPLUS編集部

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