世界遺産に泊まろう!ブリュッセルのおすすめホテル「ル ディセッティエーム(Le Dixseptième)」

世界遺産に泊まろう!ブリュッセルのおすすめホテル「ル ディセッティエーム(Le Dixseptième)」

BELPLUS編集部
おすすめホテル ブリュッセル

ベルギーの世界遺産、グランプラス。ブリュッセル観光の中心となるこの広場は、どの名所に行くにも便利なだけでなく、ブリュッセル空港中央駅からのアクセスも抜群です。

これまで何回もブリュッセルのホテルに泊まった私たちですが、他のエリアも試しながらも、やっぱりどこに行くにも便利で治安が良い(夜も沢山の人通りがあるので)中央駅〜グランプラス周辺ホテルに戻ってきてしまいます。当然この辺りはホテルの数も多く、良いホテルを探すのも毎回の楽しみの一つです。

以前別の記事で、アゴラ広場(中央駅とグランプラスに挟まれた場所)にある3つのおすすめホテルをご紹介したのですが、今回はそのすぐ近くにあり、ちょっとだけ高めだけどすごく落ち着けるブティックホテル「ル ディセッティエーム(Le Dixseptième)」をご紹介したいと思います。

どちらかというと、ワイワイ騒ぎたい方よりも、ゆっくり上質な時間を過ごしたい方におすすめのホテルです。

ホテル ル ディセッティエーム
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ホテルの歴史と、世界遺産として保護される理由

ホテル ル ディセッティエームは、グランプラスと共に世界遺産区域としてUNESCOから認定を受けています。グランプラスはホテルから歩いて3分ほど。早朝から深夜まで、いつでも好きな時にグランプラスを訪れることができるのも大きな魅力です。

世界遺産に泊まろう!ブリュッセルのおすすめホテル「ル ディセッティエーム(Le Dixseptième)」
ホテルを抜け出し、夜23時にグランプラスを訪問。近いだけでなく、大通りを通っていけるので安心なホテルです。

このホテルの建物は14世紀から存在していましたが、1695年に一度空襲で焼失してしまいます。その後、17世紀から建て直しが行われ、その後いくつかの改築を経て現在の姿になりました。

ホテルの名前「ル ディセッティエーム(Le Dixseptième)」とは、フランス語で「17番目の」という意味なんです。

ホテルのメイン建物の屋根は、17世紀の改築時の状態を保っています。かつてはスペイン大使の邸宅としても利用されていたそうです。

世界遺産に泊まろう!ブリュッセルのおすすめホテル「ル ディセッティエーム(Le Dixseptième)」
白と黒でシックな雰囲気のホテルエントランス。目の前の石畳の道は、ブリュッセルと地方都市をつなぐ初めての正式な道だったことで知られています。

ホテルの場所と行き方

世界遺産の中に泊まれるという魅力も大きいですが、個人的にはこのホテルで一番好きなのはロケーションです!

ブリュッセルで泊まってよかったホテルの感想

ブリュッセルの治安についてのページにも書いたのですが、観光名所の近くであっても、実は知る人ぞ知る危険なエリアという場合も多いのがブリュッセル(実例をあげるとキリがないですが、例えばブリュッセル南駅からアンティークマーケットで有名なマロル地区までは、夜は絶対歩かない方がいいエリアです)。

そんな中、このホテルは「ブリュッセル中央駅」と「グランプラス」の二つに囲まれた、常に人通りが絶えない超安全なエリア。重い荷物を持って移動する必要はないし、鉄道を使えば空港にも南駅(パリやドイツへの鉄道が発着)にもすぐに行けるし、本当、これ以上いいロケーションは無いんじゃないかな、と思います。

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ブリュッセル中央駅は小さな教会を挟んで目の前!
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目の前にある広場には、カフェ・レストランが沢山。すぐ隣はグランプラスと世界最古のアーケード街です。

ベルギーの画家の名前がついた部屋

世界遺産に泊まろう!ブリュッセルのおすすめホテル「ル ディセッティエーム(Le Dixseptième)」
最近建てられたホテルは小さめの部屋が多いですが、このホテルは広めの部屋が揃っています。

私たち母娘は、ベルギーの画家ヤン・ファン・エイクの名前が着いたスイートルームに泊まりました。

ホテルのスタッフの女性はとても親切で、簡単な英語で話してくれるので英語が全くダメな私にもわかりやすかったです。(たどたどしい雑談で聞いたのですが、ベルギーのホテルは最低4ヶ国語はできないと働くのが難しいそうです…)

「部屋の階段に気をつけて」と言われて「?」と思ったのですが、ホテルの部屋に入ってみると、サロンエリアとベッドルーム、そしてキッチンが別々に分かれた個人の家のような構成でした。

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二人だけならこんなに広いスペースいらないよね…と思ってしまう

元スペイン大使が暮らしていたということで、最初からホテルとして建てられた建物よりも、ちょっとゆとりがあるのかもしれません。

ベッドルームは階段を登って反対側。窓を開けると、ベルギーらしいレンガの家のテラスにテーブルと椅子が並んでいました。

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窓を開けるといい空気が入ってきました。

キッチンは、清潔で窓から外の景色が眺められて良かったです。でも、今回は外食する気満々だったので結局使わず。簡単なコーヒーセットやミニバーは揃っていました。

小さなお子さんがいる家族連れの方や、食事制限で旅行中でも自炊したい方は、こんなキッチン付きのホテルが便利だと思います。鍋やお皿など基本的なものは全て揃っていましたが、スポンジやお箸などは日本から自分用に持ってきた方がいいかもしれません。

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誰かのお家っぽいキッチン。シンプルながらも清潔で、電子レンジもオーブンも揃っていました。

そして、ヤン・ファン・エイクの名前がつく部屋だけに…ありました!もちろん本物ではありませんが、やっぱりあると嬉しいですね。他にも、ヤン・ファン・エイクに関連した書籍や美術書も本棚にあり、自由に読むことができました。

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ヤン・ファン・エイクがベルギーの富豪夫妻を書いた絵。真ん中の鏡には、彼自身の姿が小さく映っています。

ホテルから行ける観光名所

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お気に入りの可愛い通り。レストランやカフェが並んでいます。

このホテルに滞在中は、ロケーションの良さを生かして全て徒歩で観光しました。グランプラス小便小僧王立美術館などはもちろん、色々なところに足を伸ばせるんです。次のページでは、今回行って良かったお店や観光名所を写真と一緒にご紹介します。

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BELPLUS編集部

BELPLUS(ベルプラス)は、ベルギー在住者が共同で運営するメディアです。旅行に役立つ情報のほか、現地長期滞在、留学生のための生活情報もお届けしています。