ブリュッセルのクリスマスマーケット:2016年11月25日から2017年1月1日まで

ベルギー最大規模のクリスマスマーケット。行くならここは外せない!©Eric Danhier
ベルギーで最大規模を誇るクリスマスマーケット。世界遺産のグランプラスを中心に、ブリュッセル証券取引所、王立モネ劇場前広場、サンカトリーヌ広場、フィッシュマーケット(ビスマルクト)広場に200以上の店舗が出店。アンティークのメリーゴーランドや観覧車も登場し、古き良きマーケットの雰囲気を盛り上げます。

ベルギーチョコレート店ではクリスマス限定品も販売中
今年は日本がテーマ国に!ヨーロッパと和の融合も見逃せない

「Origami Lights」と名付けられたこのプロジェクト。浮世絵と、ベルギーを代表する新進デザイナー集団のコラボレーションです。
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サブロン広場のラデュレもクリスマスのディスプレイに

グランプラスのカフェにもツリーが。暖かいベルギーチョコレートのドリンクを提供

ノイハウスのサロン・ド・ショコラも大人気でした。
2016年11月25日から2017年1月1日まで
毎日:11:00~22:00、12/24は18時まで、12/25と1/1は 12:00~22:00
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アントワープのクリスマスマーケット:2016年12月10日から2017年1月1日まで

広場のライトアップの美しさはベルギー随一。周囲のカフェやレストランの席からも見渡せます。
「フランダースの犬」で、ネロとパトラッシュがクリスマスの最後の時間を過ごしたノートルダム大聖堂。寂しい雰囲気だったアニメとは裏腹に、アントワープのクリスマスマーケットはこの大聖堂を中心として、イベントたくさんの賑やかな雰囲気に染まります。

中心部の広場にシャレー(山小屋風のお店)が並びます ©www.kerstmarktantwerpen.be
アントワープ駅からマーケットを巡るベルトルートは、はまずフルン広場(Groenplaats)に行き、目の前に見えるノートルダム大聖堂の左側を通り抜けて、アントワープ市庁舎があるグロートマルクト広場へ。市庁舎左手のSuikerrui通りの両側に並ぶマーケットを楽しみながら歩くと、シュヘルド川沿いの美しい通りに到着します。そして最後に、ステーン城前のステーン広場のマーケットで完了です。

クリスマスマーケットは街の中心部から運河に続く通りに続きます。

アントワープは広いので、結構歩きます。歩いた後のお楽しみの軽食のお店も充実。
また、ファッションの街アントワープらしく、クリスマスマーケットの期間は中心部のショップが日曜日もオープンします(ベルギーでは通常、日曜日はお店が休業となります)。

クリスマスマーケットのゴールとなる運河沿いのステーン城。美しいライトアップに魅了されます。
2016年12月10日から2017年1月1日まで
月曜から木曜:12:00 ~ 21:00、金曜:12:00 ~ 23:00、土曜:11:00 ~ 23:00、日曜:11:00 ~ 21:00 (12/24は18:00まで。12/25, 1/1は21:00まで)
ブリュッセルからアントワープへは電車で40分。詳しい行き方はこちら。
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ブルージュのクリスマスマーケット:2016年11月20日から2017年1月3日まで

マルクト広場の建物が可愛らしくライトアップ ©www.kerstmarkt.com
ブルージュのクリスマスマーケットは、街の中心部にあるマルクト広場とブルグ広場が中心。美しい中世の建物たちに、かわいいイルミネーションが輝きます。派手なイベントを開催するよりも、古き良きヨーロッパの雰囲気を大事にした雰囲気は、伝統的でロマンチックなクリスマスマーケットを堪能したい人におすすめです。

伝統的な建築と、現代的なイルミネーションで幻想的な雰囲気に
2016年11月20日から2017年1月3日まで(予定)
月曜から金曜:10:30~22:00、金曜と土曜:10:30~23:00、日曜:10:30~22:00、12/24は17:00まで
ブリュッセルからブルージュへは電車で1時間。詳しい行き方はこちら。
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ゲントのクリスマスマーケット:2016年12月9日から2017年1月8日まで

130以上のマーケットが、ゲントの街並みを飾ります ©gentsewinterfeesten.be
学生が多いゲントらしく、イベントで盛り上がる現代的なクリスマスマーケットといえばこちら。もちろん、シャレー(小さな山小屋風の店舗)が並ぶ伝統的なマーケットもあり、二つの雰囲気が同時に楽しめます。名画「神秘の子羊」がある聖バーフ大聖堂前、コーレンマルクト広場、市庁舎前の広場など数カ所で開催。
2016年12月9日から2017年1月8日まで(予定)
月曜から金曜:12:00~21:00、金曜:12:00~22:00、土曜:11:00~22:00、日曜:11:00~21:00。12/24は17:00まで
ブリュッセルからゲントへは電車で30分。詳しい行き方はこちら。
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ルーヴェンのクリスマスマーケット:2016年12月8日から2016年12月26日まで

美しいルーヴェン市庁舎前の様子。ディズニーランドのような可愛い展示がたくさんある、女子力の高い(?)マーケットです。
ルーヴェンは、ブリュッセルから電車で20分の場所にある小さな学生都市です。ルーヴェン大学図書館前の広場と、市庁舎があるグロートマルクト周辺に140軒の様々なタイプのお店が並びます。

市庁舎のライトアップは次々と変化します。いろいろな表情を写真に納めるのも楽しいです。

ルーヴェン市庁舎前には大きなシャレー(小屋)とレストランが。生牡蠣とシャンパン(バブルと呼ばれます)が美味しかったです。

地元っ子に囲まれて、美味しいマーケットフードが楽しめます© Dirk / leuvensekerstmarkt.com
2016年12月8日から2016年12月26日まで(予定)
月曜から金曜:12:00~21:00、金曜:12:00~22:00、土曜:11:00~22:00、日曜:11:00~21:00。12/24は17:00まで
ブリュッセルからルーヴェンへは電車で20分。詳しい行き方はこちら。
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リエージュのクリスマスマーケット:2016年11月27日から2016年12月30日まで(予定)

屋台の食べ物が楽しみなリエージュのマーケット©villagedenoel.be
ベルギー南部(ワロン地方)で最大規模のクリスマスマーケット。ベルギー国内のクリスマスランキングの常連です。リエージュ・パレス駅から歩いてすぐの広場に200店以上のシャレー(山小屋風の店舗)が出店します。毎週土曜日には生バンドの演奏とコーラスも。
ワロン地方にはベルギービールのブルワリーが多く、マーケットではクリスマス限定ビールを購入したり、ブリュワリーから届きたてのビールの飲み比べも可能。お酒好きにはたまらないマーケットです。

サン・ランベール広場はクリスマスマーケットのお店でいっぱいに。ショッピングセンターも目の前なのでお土産購入に便利です。
2016年11月27日から2016年12月30日まで(予定)
毎日:11:00 ~ 23:00, 12/24は17:00まで
ブリュッセルからリエージュへは電車で1時間。詳しい行き方はこちら。
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ディナンのクリスマスマーケット:2016年12月18日から2016年12月24日まで

ディナンの中心部の街並みがクリスマス一色に
切り立った崖下に沿った街並みと、崖の上にあるシタデルからの絶景が有名なディナンも、クリスマスマーケットが開催されます。期間は短いですが、駅からのアクセスもよく、ブリュッセルからの行きやすさも◎。シタデル観光と組み合わせるのがおすすめです。
2016年12月18日から2016年12月24日まで
月曜から金曜:12:00~20:00、12/24は17:00まで
ブリュッセルからディナンへは電車で2時間分。詳しい行き方はこちら。
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ファンケンブルグ(オランダ)

背の高いオランダ人も普通に歩けるほど天井は高いです。
ベルギーから電車で行けるオランダの小都市・ファンケンブルグにある有名な洞窟クリスマスマーケット。近くには、世界一美しい図書館で有名なマーストリヒトやアウトレットモールもあり、日帰りで充実した観光が楽しめます。
アーヘン(ドイツ):2016年11月18日から2016年12月23日まで

伝統的なクリスマスマーケットを体験するならここ。
ベルギーから行けるもう一つのクリスマスマーケットとして、世界のクリスマスマーケットランキングの常連であるドイツのアーヘンも見逃せません。ブリュッセルからアーヘンへは、高速鉄道でたった1時間。アーヘンの大聖堂とタウンホールには、この期間だけで世界中から150万人が訪れます。

大聖堂の周辺にシャレー(山小屋)の店舗がずらりと並びます。余計な装飾がない、伝統を守る本場のマーケットです。

アーヘン名物のお酒やお菓子(Pinnen)はここでしか買えないお土産。
ドイツの精巧さが光るクリスマスの人形やツリーのオーナメント、ドイツらしいテディベアや木のおもちゃ、そして地元の作家のクラフト作品のお店が多いのも特徴。とっておきのお土産を見つけることができます。

おみやげ用に数点購入。日本に持って帰る、というと厳重に包んでもらえます。
2016年11月18日から2016年12月23日まで
毎日:11:00~21:00、11/20は18:00 ~ 21:00のみ、12/23は20:00まで
ブリュッセルから電車で1時間。アーヘン行き鉄道チケットの買い方はこちら
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最後に
クリスマスが終わればマーケットも終わり、と考えられがちですが、実は多くのクリスマスマーケットは、1月の初めまで営業しています。
私の個人的なおすすめは、ルーヴェンのクリスマスマーケットです。上にも書きましたが、観光客でいっぱいのブリュッセルやアントワープとは違い、地元の学生や家族連れが中心となったマーケットのため、規模は小さいですがヨーロッパの伝統的な雰囲気に浸れます。

クリスマスマーケットの醍醐味は、深夜近くまで空いているカフェのテラス席で暖かい飲み物(またはビール)を楽しむこと。ムートンブーツを履いている人の多さが目立ちました。