ブリュッセルのクリスマスマーケット一覧

ブリュッセルの2015年クリスマスマーケット情報

BELPLUS編集部
イベント

イルミネーションも移動遊園地もある!ベルギー充実度No.1のクリスマスマーケット

3つの名前を持つクリスマスマーケット

クラシックなメリーゴーランドと観覧車

クラシックなメリーゴーランドと観覧車 ©Winter wonders/http://www.brussels.be/

ブリュッセルのクリスマスマーケットは、動員数、出店数、雰囲気、どれをとってもベルギーで一番の規模を誇ります。クリスマスマーケットらしい雑貨や食べ物のお店だけでなく、ミニ観覧車や移動遊園地も登場し、その期間だけはブリュッセルの街がディズニーランドのように。また、王立モネ劇場前の広場にはアイススケートのリンクも設置されるのもこの時期だけのお楽しみです。

面白いのは、ブリュッセルは複数の言語が公用語として使われているため、このクリスマスマーケットも名前が3つあるんです。フランス語では”Plaisirs D’hiver”、オランダ語では”Winter Pret”となります。英語では”Winder Wonders”ですが、街の広告では、フランス語かオランダ語のどちらかまたは両方が使われることが多いです。

ブリュッセルのクリスマスマーケット、winterwonders

上がフランス語、下がオランダ語です。

屋台の食べ物も充実

ブリュッセルのクリスマスマーケットのもうひとつの特徴は、美食の国らしく食べ物をお店が充実していること。定番のワッフルやフライドポテトは、ブリュッセル市内にもお店はたくさんありますが、クリスマスマーケットの時期なら、ぜひ屋台で出来たてを。寒い日は、グリューワイン(ホットワイン)がどこでも売っているので、飲みながら歩くことができます。

プロジェクションマップで、市庁舎にトナカイが!

プロジェクションマップで、市庁舎にトナカイが

また、個人的におすすめなのが、サン=カトリーヌ広場のお魚屋さんが出す屋台の新鮮な生のオイスター(牡蠣)。牡蠣の美味しいシーズンなだけに、グルメな人で混み合っています。半ダース(6個)に白ワインやスパークリングワインをつけて6~8ユーロとちょっと高めですが、北海で獲れたばかりのオイスターはムール貝にも負けない美味しさ。

開催期間

2015年は、11月27日から2016年1月3日まで開催されます

実は以外と長いマーケット開催期間。クリスマスが終わると日本はお正月モードに変わりますが、ベルギーは1月3日まで街中のクリスマス気分が続きます。ですが、やはり一番盛り上がるのはクリスマス前です。

開催場所

グランプラス、ブリュッセル証券取引所前、サン=カトリーヌ広場、王立モネ劇場前広場(スケートリンク)の4箇所で開催

ブリュッセルでは、主に4か所でクリスマスマーケットが開催されます。これらはお互いにすぐ近くにあるので、途中で休憩しながらすべてのクリスマスマーケットを制覇するのがおすすめです。

グランプラスから全て歩いて回れます(クリックして拡大表示)

グランプラスから全て歩いて回れます(クリックして拡大表示)

グランプラス(Grand-Place)エリア

グラン・プラスの中心に登場するツリーは絶好の写真スポット

グラン・プラスの中心に登場するツリーは絶好の写真スポット

一年を通じて観光スポットとして有名なグランプラスですが、クリスマスマーケットの時期だけはちょっと特別。広場の中央にクリスマス・ツリーが飾られ、イルミネーションも赤と緑のクリスマス仕様となります。ツリーはワロン地方で育った本物の”ベルギー育ち”のツリーが用意されます。

イルミネーションはお正月まで続きます

イルミネーションはお正月まで続きます

グランプラス内の建物もクリスマスの飾り付けになり、より一層ムードが高まります。特に、ゴディバはクリスマス期間限定品も出るので是非立ち寄りたい場所です。外を歩くのに疲れたら、無数にあるカフェの一つを選んでホットチョコレートも楽しめます。

17時以降は、クリスマス限定のイルミネーションとそれに合わせた音楽のショーがグランプラスを彩ります。月曜から木曜までは1時間ごと、金曜から日曜までは30分ごとにあるので、期間中は何度も足を運びたくなります。

ブリュッセル証券取引所前

オーギュスト・ロダンの彫刻が飾られていることで有名なブリュッセル証券取引所の周辺にも、この時期だけはクリスマスマーケットが出店します。今年からは、証券取引所の裏側のアンリ・モー通り(Rue Henri Maus)もマーケットに加わりました。

360度の音と光のショー

360度の音と光のクリスマスショー

そしてブリュッセル証券取引所の中では、クリスマスマーケット期間中だけの”ビデオマッピングショー”が開催されます。歴史ある建物の全面を使い、サンタの物語を音と光で奏でます。証券取引所内で入場チケットを購入可能です(10ユーロ/人)。

サン=カトリーヌ広場(Place Sainte-Catherine)エリア

ブリュッセル証券取引所からさらに5分ほど歩くと、サン=カトリーヌ(聖カトリーヌとも)教会が見えてきます。ここが、ブリュッセルのクリスマスマーケットの終点であり、移動遊園地や各種イベントが開催される一番活気があるエリアです。長く伸びる広場の周辺にお店が並び、真ん中には観覧車(ベルギーではFerris wheelと呼びます)も特設されます。

広場の両端にお店が並びます。

広場の両端にお店が並びます。©Winter wonders/www.brussels.be

クリスマスマーケットは、教会の前のサン=カトリーヌ広場と、教会裏側にある「フィッシュマーケット広場」の2箇所で開かれています。フィッシュマーケット広場の名前の由来は、昔は魚市場があったことから。そのため、今も周辺には魚屋さんやシーフードレストランが多く、クリスマスマーケットでおすすめの生牡蠣もこのあたりのお店が鮮度が良く美味しいです。牡蠣は日本の名前がついているものが複数あり、魚屋さんではしょうゆやわさびが売られているなど、日本との不思議な縁を感じました。

王立モネ劇場広場

大きなリンクでは優雅なスケートを披露する人たちがたくさん

大きなリンクでは優雅なスケートを披露する人たちがたくさん

クリスマスマーケット期間中のイベントとして、王立モネ劇場前には、長さ1kmの大きなアイススケートリンクが登場。2014年から始まったこのスケートリンクは大人気で、子供から大人まで楽しめます。ブリュッセルにはバレエやコンテンポラリーダンスの学校が多く、運が良ければ彼らの美しいスケーティングが見られるかも。

見るだけでなく、自分もスケートをやりたい!という方は、その場でスケート靴をレンタルして楽しむことができます。レンタル込みの値段は、6歳から12歳までの子供は1時間5ユーロ、13歳以上は1時間7ユーロとお手頃。毎朝11時から22時まで(最終入場は21時、また12/24から12/31までは18時まで)オープンしているので、昼と夜のアイススケートを両方楽しむことができます。

また、モネ広場から伸びる「ヌーブ通り」はファッションのお店が立ち並ぶショッピングストリートとして有名。通りの真ん中にあるHEMAはオランダ発のデザインが洗練された雑貨店。クリスマスの小物だけでなく、おみやげも安く手に入るおすすめのお店です。

また、通りの最後にはベルギーではめずらしいショッピングセンターも。日本と比べると規模は小さいですが、マーケットを歩くのに疲れたら、中のフードコートやカフェで休憩をとることができます。

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BELPLUS編集部

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