マーストリヒトとルールモントのアウトレットへ

ベルギーからマーストリヒト、ルールモントのアウトレットへ

BELPLUS編集部
オランダへの行き方 ショッピング 国外へ移動

ベルギーからオランダ観光+ショッピング

オランダのマーストリヒトという都市をご存知ですか?名前を聞いたことがなくても、「世界の美しい本屋さん」の常連でおなじみの、古い教会を利用した本屋さんの写真は見たことがある方も多いと思います。

このマーストリヒトは、ベルギーから電車で2時間と便利な場所にあり、なおかつその近くにはデザイナーズブランドばかりを多く集めた巨大アウトレット「ルールモント(Roermond)」があります。ベルギーにもマースメッヘレンというアウトレットモールがありますが、そちらよりも規模がかなり大きいです。

世界の美しい本屋さんの常連、マーストリヒトの教会をリノベーションした本屋さん。

世界の美しい本屋さんの常連、マーストリヒトの教会をリノベーションした本屋さん。

ベルギーで1日の自由時間がある方、オランダにちょっと行ってみたい方、そしてショッピングが好きな方のために、私たちが行った時の記録をまとめました。

ブリュッセルからマーストリヒト、ルールモントアウトレットへの行き方

私たちは、一番早くて便利と言われたベルギー・リエージュ(駅名はリエージュ=ギユマン駅)での乗り換えを選びました。ランチをマーストリヒトでとって、さらにちょっと観光もしたかったので、朝9時にブリュッセルを出て11時にマーストリヒトに着く以下のようなスケジュール。その後、マーストリヒトからは30分の普通電車に乗ってルールモントに着きました。

1等車両。座席の幅が広く、カーペット敷きです。

リエージュまでの電車はガラガラでした。1等車両は座席の幅が広く、カーペット敷きです。

チケットですが、ベルギーからオランダと国境を渡るので、最初はパリイギリスに行く時と同じようにタリスを予約する必要があるのかと思いましたが、実はベルギーの駅切符売り場で、ベルギーのリエージュ=ギユマン駅からオランダへのマーストリヒトへのチケットも一緒に購入できました。

陸続きのヨーロッパでは、オランダに住んでベルギーで勤務…というケースも普通にあるそう。日本の隣の県に行く感じなので、チケットも普通に購入できるというわけです。

ブリュッセル中央駅の切符売り場。ここのカウンターでチケットを購入。クレジットカードで支払いました。

ブリュッセル中央駅の切符売り場。ここのカウンターでチケットを購入。クレジットカードで支払いました。

チケットは片道一人20ユーロ、往復で40ユーロ(4800円 *当時)。週末にはチケットが半額になるので、週末に行ったほうがお得になります。

リエージュ=ギユマン駅で乗り換え

リエージュの駅は最近リノベーションされ、真っ白なアーチに囲まれた綺麗な駅に生まれ変わりました。途中下車の時間が8分しかなかったのですが、ホームを見上げて美しい構内を堪能。新しい駅なのでホームでの乗り換えもとてもわかりやすく、大きな荷物がなければ5分あれば十分です。乗り換えの途中にあったPanosでコーヒーを買う余裕もありました。

近代的で美しいリエージュ=ギユマン駅。真っ白なアーチ型の高い天井に圧倒されます。

近代的で美しいリエージュ=ギユマン駅。真っ白なアーチ型の高い天井に圧倒されます。

駅のホームには、このような到着駅と到着時刻が書かれたボードがあります。上に一番大きく書かれているのが終点駅名です。

駅のホームには、このような到着駅と到着時刻が書かれたボードがあります。上に一番大きく書かれているのが終点駅名です。

ちなみに、今回はマーストリヒトで途中下車しましたが、リエージュに行ったことがない方は、リエージュで途中下車して観光するのもおすすめです。リエージュはベルギー南部を代表する大都市で、見どころも沢山あります。

マーストリヒトを散策

マーストリヒト駅から市の中心部までは、駅からまっすぐ歩いて15分程度。途中、アンティークショップが並ぶ綺麗な通りとマース川にかかる橋を渡ります。

お昼前に着いたのですが、けっこうお腹がすいていたのでまずは運河沿いのカフェへ。ランチの前だったのでスープを頼んだのですが、スープにはしっかりパンとサラダがついてきました(ベルギーでも、少なくともパンはついてきます)。これだけでちゃんとした食事になるので、あまり量を食べられない方はスープを頼むのがおすすめです。

マーストリヒトの運河沿いのカフェ。この日は天気が変わりやすくて曇ったり晴れたり。

マーストリヒトの運河沿いのカフェ。この日は天気が変わりやすくて曇ったり晴れたり。

街の中には、ベルギーではあまり見たことがないオランダ系のお店がいっぱい。De Bijenkorfというデパートはすごく良くて、(アウトレットに行く前だというのに)日本未発売のコスメなどを買いました。

その後、マーストリヒト観光のシンボルであるフライトホフ広場の聖ヤン教会へ。ここは真っ赤な塔があるので遠目にもすぐわかります。赤い教会って珍しいなと、入口近くに書いてあった解説を読むと、昔は牛の血で染め上げていた…と何気に恐ろしい一言が。

聖ヤン教会へ。牛の血で染まった赤い塔!

聖ヤン教会へ。牛の血で染まった赤い塔!

赤い塔には登れます。中世らしい薄暗い階段を登っていくと、マーストリヒト全体が見渡せます。

赤い塔には登れます。中世らしい薄暗い階段を登っていくと、マーストリヒト全体が見渡せます。

オランダの街並みとベルギーの街並みの違いを比べられます。

オランダの街並みとベルギーの街並みの違いを比べられます。

聖ヤン教会の上から見たマーストリヒトの景色は、ブルージュの鐘楼に登った時の景色と比べて明らかな違いが。ベルギーとオランダは、地理的に近く言語も同じなので、他の国から見ると仲間?のように思われがちですが、この本で事前に「オランダとベルギーの違い」を読んでいたおかげで、宗教からカルチャー、考え方まで全然違うということがわかりました。

フライトホフ広場を囲むようにずらりと並ぶカフェ。

フライトホフ広場を囲むようにずらりと並ぶカフェ。

かわいい赤いバスは市内周遊バスでした。

かわいい赤いバスは市内周遊バスでした。

マーストリヒトはカフェやブラッセリーが星の数ほどあり、ランチの場所にすごく迷ったのですが、「世界で一番美しい本屋さん」にどうしても行きたかったので、その真隣にある「Brasserie Amadeus」でランチにしました。ここ、すごく美味しかったのでオススメです。

世界で一番美しい本屋さんの真横にある「Brasserie Amadeus」でランチ

世界で一番美しい本屋さんの真横にある「Brasserie Amadeus」でランチ

軽食やパスタからステーキまで、なんでも揃っている大きめのブラッセリーでした。

軽食やパスタからステーキまで、なんでも揃っている大きめのブラッセリーでした。

これでひとり分。あまり食べられない方はシェアしたほうがいいです。味はアルデンテですごく美味しかったです。

これでひとり分。あまり食べられない方はシェアしたほうがいいです。味はアルデンテですごく美味しかったです。

店内も広くて綺麗でした。

店内も広くて綺麗でした。

(Boekhandel Dominicanen(教会本屋さんの名前)の感想と写真は、長くなりすぎるので別ページに書きます。荘厳でとても良かったです。中のカフェのコーヒーも最高でした。)

いよいよルールモントのアウトレットへ

マーストリヒトの駅でルールモント駅までの切符を買い、普通電車で30分でルールモントに着きました。アウトレットモールって車でしか行けない郊外にあるイメージですが、このルールモントだけは駅から歩いて15分と街中にあります。途中の街並みも綺麗で、絶好の写真スポットが幾つかありました。

WRITER

BELPLUS編集部

BELPLUS(ベルプラス)は、ベルギー在住者が共同で運営するメディアです。旅行に役立つ情報のほか、現地長期滞在、留学生のための生活情報もお届けしています。