ガイドブックやテレビでよく特集されている素敵なベルギーのカフェは、そのほとんどが「グランカフェ」という種類に属します(代表的なのが、ヴィクトール・オルタのグランカフェ)。グランカフェとは、ちょっとオシャレして行く日本のホテルのカフェ的なところです。やっぱり内装が綺麗なので、そういうところがどうしてもメディアに取り上げられやすいですね…。
日本でもそうですが、ベルギーでも普通の学生や社会人はグランカフェはあまり行かず、友達同士で普段づかいするのは街のカフェです。ですがベルギーは、スターバックスなどのコーヒーチェーンよりも、地元のローカルカフェのほうが圧倒的に多い&楽しい!このカフェカルチャーを見ないでベルギーを通り過ぎてしまったらもったいないと思ってしまうのです。
ここでは、私がアントワープとブリュッセルでよく行くカフェをご紹介します。安いローカルカフェはどんどん開拓中なので、このページで紹介するお店もちょっとずつ増えていくかも。しばらく経ってからまた見にきてください。
ここは学食?地味だけど学生に人気のCOFFEELABS

アントワープの中心部、ナポレオンの邸宅を改装したチョコレートショップやユニクロが並ぶショッピングストリートから一歩入ったところにCOFFEELABSというカフェがあります。
豪華絢爛なメール通りの建物と比べると、その質素さは否めない…というか質素すぎてもはや学校みたいなビルの1階。ベルギーのお店はどこもそうなのですが、奥に伸びて広がっているフロア構成のところが多く、このCOFFEELABSも入り口からはわからないほど大きいです。

じゃあ内装がびっくりするほど綺麗かというと別にそんなことはなく、本当にフツーのカフェなのですが、オシャレさんが多いアントワープの中心部で気取らないで過ごせる場所なんです。広いから、いつ行っても席がありますし。

あと、ここ、コーヒーとケーキが安い。そして美味しい。コーヒーだけでも10種類近く、フレッシュジュースの種類もとても多く、健康志向なのも嬉しいです。ナッツペーストが入ったフレーバーコーヒーが美味しくてリピートしてます。

こんなにいいカフェなのに、やっぱり見た目が地味なせいか、地元っ子以外をあまり見かけることがありません。アントワープのローカルな雰囲気をのぞいてみたい方は、観光の休憩がてら立ち寄ってみてください。

ノートルダム大聖堂はもちろん、カルロス・ボロメウス教会、ルーベンスの家など人気の場所からも歩いてすぐですよ。

Macbook率高し。サブロン広場のすぐそばのCafé Capitale

ブリュッセルからは、ノートルダム・ドゥ・サブロン教会と最高裁判所に挟まれた大好きなカフェをご紹介。すぐ近くのサブロン広場はチョコレートショッピングが楽しめる場所で、有名なヴィタメールのカフェもあるのですが、そこで満席で何十分も待つくらいならこのCafé Capitaleに行くことをおすすめします。

狭くて小さなテーブルばかりのCafé Capitaleは、少人数のお客さんが中心。Macbookやペーパーバックでゆっくり自分の世界に浸れる場所です。あまり長居しても何も言われない、適度に放っておかれるお店の雰囲気も好きです。

そしてここ、コーヒーにこだわりがあるだけあって、ブラックでもラテでもなんでも美味しいです。KARITAやHARIOのコーヒーグッズも販売されていて(上の写真の奥の方に見えるかも)、コーヒー好きの人にも満足できる場所。

一つだけ難点をあげると、お店の中がとても小さいので、場合によっては満席の場合も多いこと。すぐ近くにはプチ・サブロン公園もあるので、テイクアウトするのもいいかもしれません。
もっと詳しい写真や地図はこちら
アントワープの気取らないローカルに会える、Normo

アントワープ王立芸術学院の近くにある、建物に看板も出ていないカフェ、Normo。安くて美味しいコーヒーが飲める、私のアントワープの行きつけカフェです。
カルロス・ボロメウス教会(おすすめ!)のすぐ近くにあるので、観光の前後に立ち寄るのが便利です。

このカフェもコーヒーが安くて、しかも美味しい。そして、いつ行っても男性が多めの店内では、みんながおしゃべりしながら思い思いの時間を過ごしています。



Normoもコーヒーのこだわりが多く、地元紙のアントワープの美味しいコーヒーのカフェランキングでもいい点数をもらっていました。
