最近、とっても過ごしやすくてリピートしているカフェがあります。ショコラティエが集まるサブロン広場から少し歩いたところにある、Café Capitaleです。
このカフェはメインの通りからちょっと奥まった場所にあります。目の前は、5つの道が星型に交差するいわゆる五叉路。でも車通りが多いという訳ではなく、外の景色がよく見えるんです。
カフェの窓から見渡す、周りの建物も綺麗。この辺りは、観光客で混み合うグランプラスからも歩けるのに、あの喧騒が嘘のように落ち着いています。高級住宅街に暮らす人たちのファッションを眺めるのも楽しみです。
Café Capitaleは最初は外から中の様子が見えにくいので入りづらかったのですが、勇気を出してドアを開けると、お店のお兄さんが笑顔で迎えてくれました。ちょっとフランス語訛りの英語で、コーヒーとできたてのマフィンやペストリーを紹介してくれます。
一般的なカフェではガラスケースに入っているペストリー類ですが、このお店では注文するテーブル(カウンターではなくテーブルなんです)の目の前に並んでいるんです。そのため、香ばしいバターとコーヒーのフレーバーがカフェの中に広がっています。
ブリュッセルでは、カフェで注文を待っているときも行列は作りません。面白いのですが、何となく「私はあの人の後」と各自が入ってきた順番を覚えていて、自分の順番が来たとわかれば、カフェのどの場所にいてもスッと前に出てきて注文します。(多分、行列作るのかっこ悪いと思ってる…)。
そのため、自分の順番が来るまでは何となくドキドキして待ちます。基本的に各自が自分の順番しか覚えていないので、自分の順番を逃してしまうと注文できなくなってしまうからです。ほとんどの場合、後の人が「あなた私の前だったよね?」と気づいてくれますが。
この辺りのマナーやカルチャーについては、ベルギーのカフェのマナーのページにも詳しく書きましたのでよかったら読んでみてください。
Café Capitaleでは、まずは入り口前で注文して、そのあとで好きな席に座ります。店内は狭く、テーブルや椅子も小さいサイズなので、大きい荷物を持っている場合は店内の端に先においておく方がいいかもしれません。
Café Capitaleは大きなテーブルはなく、基本的には一人〜二人客が中心です。一番大きいのは上の写真にある4人用のテーブルですが、この日は一人のお客さんが占拠していました。(大きなテーブルを一人で占拠、非常によくあります。そのせいで自分が座れないと悲しいですが、文化の違いなので慣れました)
もしどうしても大人数で訪れる場合は、外のテラス席のテーブルをおすすめします。二人用のテーブルをくっつけることも自由ですし、景色がとにかく最高!
このカフェ、お店の人が親切&居心地が良すぎるので、下でご紹介している「ベルギーのちょっと隠れたレストラン」は大部分をこのカフェで書きました。ラップトップを持ち込む人も多く全く問題ありませんが、電源は席によっては全く無い可能性があるので気をつけてください。
Café Capitale
ランチの後、午後のカフェタイムにこのお店を訪れるのも素敵です。朝から予定を組むなら、すぐ近くのジュドバル広場の蚤の市や、ブリュッセルが見渡せる最高裁判所、王立美術館での名作絵画鑑賞と組み合わせるのがおすすめです。