ボニファシウスの橋について
ブルージュに初めて来た時に「ボニファシウスの橋 (Bonifacius Bridge)」を探してかなり迷った経験があります。
ボニファシウスの橋は、幅の狭い小川の両端を繋ぐ、石造りの小さな古い橋。中心にで小さな山を描くかわいい形状と、周囲の古い赤レンガの建物の美しさ、そして運河を渡るボート以外に通路がなく、観光客が背景に入りにくいことから、ブルージュの美しい風景を撮影するベストな場所の一つに数えられています。
ここでは、行くのに迷いやすいボニファシウスの橋への行き方と周辺の見どころを書いてみたいと思います。
ボニファシウスの橋の場所

二つの美術館と教会に囲まれた静謐な場所にあります©Sarah Bauwens
ボニファシウスの橋はブルージュの中心エリアにあり、ブルージュ駅からも、街の中心にある鐘楼やマルクト広場からも歩いて行きやすい距離にあります。ブルージュのどこからでも見える聖母教会を目指して歩くとわかりやすいかもしれません。ボニファシウスの橋はその聖母教会の裏、グルートゥーズ博物館の裏庭に隠れるようにして存在しています。

屋根がギザギザな高い建物が聖母教会。他にも鐘楼や救世主大聖堂など、ブルージュには高い塔が多いので注意です。
基本的にどの方向から行ってもたどり着けるのですが、いずれも目立つ看板などはなく、建物の間や公園の小道を歩くため、大通りからは一見するとわかりにくいのが難点です。

聖母教会の庭を裏側に回るように歩きます。このルートが一番人気。緑があって美しいです。
マルクト広場方面から一番近いのは、アーレンハイスホフ(Arentshuishof)と呼ばれる小さな公園を抜け、グルートゥース博物館の裏側へ回る方法。この場合、橋を渡った後に聖母教会、メムリンク美術館、考古学博物館、救世主大聖堂と見どころが続くので、マルクト広場から観光をスタートした人におすすめのルートです。
BELPLUSおすすめのルート
ブルージュの観光をどこから初めて、どのタイミングでボニファシウスの橋に行くかは迷うところです。ほとんどの方は、ブルージュに到着後はまずマルクト広場に行くのではないでしょうか。(マルクト広場には世界遺産の登れる鐘楼があり、人数制限もあることから、可能であれば午前中に行くことをおすすめします)。
ただし、ボニファシウスの橋は昔ながらの雰囲気を保つためにライトアップなどはあまりされていないので、できるだけ陽の高い時間帯に行ってください。冬は17時頃に日没となるので注意です(橋付近は16時台からかなり暗くなります)。

ボニファシウスの橋を渡り終わったところにあるかわいい門。ちょうど馬車が通りがかりました。
ブルージュ駅から直接橋に行く場合は、ドゥ・ハルヴ・マーンブリュワリーやベギン会修道院を通過して中心部に向かうルート。この辺りは、途中の小道にかわいいカフェやショップが集中しています。車が通れないほどの細い道を、ついつい寄り道して冒険してしまうことも。