ベルギー・ブルージュの馬車の乗り場と料金

ベルギー・ブルージュの馬車の乗り方ガイド

BELPLUS編集部
ブルージュ

初めてのブルージュで欠かせないのが、赤レンガの街並みと石畳の道を馬車で走ること。馬車の写真や乗車乗り場、そして料金について解説しています。

旅先ではあまり乗り物系アクティビティをしない方でも、絶対に体験してほしいのが、ブルージュの古い街並みを馬車で走る体験。クラシカルな馬車と、「屋根のない美術館」と形容されるブルージュの美しい景色との組み合わせは、ブルージュの最高の思い出の一つになること間違い無しです。

馬車は予約なしで、ブルージュに行けば誰でも乗ることができます。ここでは馬車の乗り場や料金について、現地で撮影した写真と共に解説します。

馬車の乗り場

馬車の乗り場はブルージュの中心部、マルクト広場鐘楼近くになります。マルクト広場はそれほど広くないのと、馬車乗り場のあたりには常に待機中の馬車と次の乗車を待つ人がいるので、すぐに見つけられます(あと、馬のにおいでもわかります…笑)。水曜日のみ、すぐ近くのブルグ広場から出発します。

マルクト広場を走り出した馬車。後ろの切妻屋根のカフェからも、馬車をたくさん眺めることができます。

マルクト広場を走り出した馬車。後ろの切妻屋根のカフェからも、馬車をたくさん眺めることができます。

馬車の料金は?

基本サイズの馬車は、1台の馬車につき30分ほどの周遊ルートで50ユーロです。ベルギーではチップは強制ではありませんが、とてもいいガイドをしてもらった時には、降りるときに心付けとして数ユーロを追加で渡すといいでしょう。

下の写真ように大人数の馬車は、特別なアレンジが必要のため料金は応相談になります。予約したい方は、ホテルのコンシェルジュに頼むか、ブルージュ駅前や中心部のマルクト広場にある観光案内所で申し込めます。

大人数が乗れる馬車。馬車のデザインも、馬のタイプも違います。ちょっと馬がかわいそう!

大人数が乗れる馬車。馬車のデザインも、馬のタイプも違います。

馬車のルートは?

煉瓦造りの家と石畳の街を走ります。ガイドさんは馬と私たちに間にたち、観光ガイドとしても活躍

煉瓦造りの家と石畳の街を走ります。ガイドさんは馬と私たちに間にたち、観光ガイドとしても活躍

馬車のルートは、季節や混み具合によっても異なりますが、大事な見どころは網羅しつつも、少しアレンジしたものが多いようです。世界遺産の鐘楼メムリンク美術館グルートゥーズ博物館聖母教会あたりの有名どころは説明しながら馬車を走らせてくれます。

また、観光ガイドにはありませんが、特に景色が美しいところも通過するようになっています。事前にどうしても行きたい場所がある場合は、ダメ元でもいいのでガイドさんに訪ねてみましょう。

下は、アーレンツハイツの裏側、有名なボニファシウスの橋がある門のあたりを走る馬車。このあたりの有名どころを回ることで、馬車を降りた後の観光のスケジュールも立てやすくなります。

馬車の左にあるのは、かつて馬車の水飲み場だった噴水です。

馬車は車道も歩道も走ることができるんです。馬車の左にあるのは、かつて馬車の水飲み場だった噴水です。

中間地点のベギンホフ修道院で、休憩もあり

馬が休憩中は、私たちは写真撮影。

馬が休憩中は、私たちは写真撮影。この馬、絶対自分が注目されていることわかってました笑

馬車は30分走り続けるのではなく、途中のベギンホフ修道院がある愛の泉の前で休憩します。ここで馬が少し休んだら、また馬車に乗って違うルートを走り、最後にはマルクト広場に戻ります。

ガイドさんとは相性が大事。前の乗客を見て、自分に合うタイプか決めよう

馬車を操る運転手は、実はブルージュの街を紹介してくれるガイドでもあります。様々な名所で「ここはxxだよ」と案内してくれる頼もしい存在です。馬車のガイドさんにはいろいろなタイプの人がいて、おしゃべりな人、無口な人、とにかく明るい人、真面目な人、と様々です。

その中でもいいガイドさんを探すコツは、馬車乗り場のあたりで待ってみて、戻ってきた馬車に乗っている人が笑顔のガイドさんを見つけること。浅草の人力車は若くてイケメンの男性ばかりを揃えていると聞きますが、たまにそういう人もいて、世界中の女性観光客がメロメロになっています。もちろん、女性で馬を操るかっこいい人もいますよ(上の写真を参照ください)。

あとは、ガイドさんと自分自身の相性です。例えば、英語が得意ではないのに、英語で歴史や名所についてずっと説明してくれるガイドさんが着くと落ち着かないし、ガイドさんから逆に質問されても困りますよね。それだったら会話は最低限のハッキリわかりやすい説明だけ、あとは笑顔で明るい人についた方が楽しめます。

逆に英語はバッチリ、ブルージュの歴史を深く説明してほしい、という観光客の需要に応えてくれるガイドさんもたくさんいます。そういう人は普段から勉強熱心で、ブルージュの自分だけが知っているおすすめの場所やお店もこっそり教えてくれるもの。そういうエキスパートなガイドさんに案内してほしいけど、英語はちょっと苦手…というかたは、馬車が出発する前に「Could you speak simple English?(簡単な英語で話してください)」と伝えると安心です。

多言語国家のベルギーは、ガイドさんは数カ国語話せる人が多いです!ブルージュの公用語はオランダ語ですが、英語とフランス語は多くのガイドさんが問題なく話せますし、日本語や中国語もある程度話せる人もいます。気になる場合は、事前に「Do you speak xxx?(xxx語は話せますか)」と聞いてみてくださいね。

最後の一枚は、馬専用の水飲み場の水をガブガブ飲んでいる犬と、それを見つめる馬。ブルージュはペット連れの人も多く、動物に優しい街です。

最後の一枚は、馬専用の水飲み場の水をガブガブ飲んでいる犬と、それを見つめる馬。ブルージュはペット連れの人も多く、動物に優しい街です。

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BELPLUS編集部

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