Antwerp
古さと新しさのフュージョン
新しさと古さのフュージョン
アントワープを何度か訪れるうち、この都市には、ベルギーの他の都市には無い大きな特色があるのに気がつきました。それは、「フランダースの犬」の大聖堂に代表される古い伝統的な世界と、最先端のファッションやショップが並ぶ、ヨーロッパの流行発信地としての世界が上手く混在していること。

ノートルダム大聖堂近くは、まさに「ヨーロッパの旧市街」といった感じの風格で、ブリュッセルのグラン・プラスにも似た16、17世紀に建てられたギルドハウスが広場に並びます。そして少し歩けば、ブルージュと同じようないかにもベルギーらしいかわいい赤レンガの街並みも。さらに、ナポレオンがかつて住んだ豪邸などが並ぶメール通りには、豪奢な建物に最先端のショップが並びます。さらに少し歩けば、景観保護区に指定されたアールヌーヴォーの邸宅が並ぶ美しい通りもお散歩できます。

そして忘れてはいけないのは、「ザウド地区」と呼ばれるアントワープ王立芸術アカデミー周辺の路地裏エリアや河岸沿い。この辺りは、最近急激にクールなショップやカフェが増えました。個人的には、フランダースの犬の舞台になったノートルダム大聖堂ばかりが話題になるアントワープですが、本当の魅力を知るならまずはこのエリアに来て欲しい、というくらいお気に入りの場所です。