海外旅行の前に一番頭を悩ませるのは「何を持って行くか」ということ。特にヨーロッパ旅行は国内旅行とは違い、忘れたからといって気軽に現地で同じものが買える訳ではありません。その一方で、何気なく持ってきたものが意外と大活躍したり、持ってきたけど一度も使わなかった…という名実ともに”お荷物”な結果になることも。
ヨーロッパ旅行を何度もした結果、忘れ物防止にはリストを作った方がいいということになり、母と娘でリストを作りました。今でも旅行に行く前は毎回このページを見直して、足りなければ買い足しをする現役のリストです。
1週間〜10日程度で、ヨーロッパのいくつかの国を周遊する旅を想定しています。準備の参考にしていただけると嬉しいです。
基本の持ち物
持ち物名 | メモ | |
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パスポート | 入国時に有効期限まで3ヶ月+滞在日数以上あるもの | |
ビザ(査証) | ベルギーの場合、一般的な観光旅行の場合は必要ありません。3ヶ月以上滞在する場合は必要です | |
パスポート・ビザ(査証)のコピー | 本物はホテルの貴重品入れに預けて、コピーを持ち歩くと安心です | |
航空券 | 個人旅行の場合、予約した航空券を航空会社のチェックインカウンターに持って行きます。パッケージツアーの場合は、基本的に空港で航空券が渡されます。最近はスマートフォンで見せる印刷不要のものが主流になってきましたが、予約方法によっては、e-チケットと言われる電子航空券を印刷する場合も。 | |
クレジットカード | ヨーロッパでは、ほとんどのホテルやレストランで利用できます。ただしJCBカードの方や、ICチップが内蔵されていない古いカードをお持ちの方は、ヨーロッパで利用できない場合があります。こちらのページを参考に確認してください | |
セキュリティポーチ | 貴重品を入れる小さなポーチは、持っていると安心度が違います。必ずスキミング防止機能がついたものにしてください。おすすめのセキュリティポーチと、ポーチの中に何を入れるべきかをこのページで解説しています | |
ガイドブック | 周遊する国の数が多い人は、Kindleなど電子書籍の方がかさばらず便利です。ベルギーのおすすめガイドブックはこちら | |
スマートフォン | SNS投稿や地図のチェック、航空券やホテルの予約確認など、もはやこれがなくては旅ができないほどの重要アイテム | |
変換プラグ | 変換プラグとは、日本の電化製品を海外のコンセントで使うために取り付ける小さな部品のことです。海外でスマートフォンやカメラの充電をするなら、この変換プラグを持っていくだけでOKです。また、国によって変換プラグのタイプが違うことに注意してください。フランス、オランダ、ベルギー、イタリアでは「C型の変換プラグ」ですが、イギリスは「B型」になります。そのため、全世界で使える万能型タイプを購入するのがおすすめです。 | |
急速USB充電器 | 上の変換プラグと合わせて使いたい、スマートフォンやタブレット、PCを短時間で充電できる便利な充電器。外出が多い旅行時はもちろん、普段の生活にもおすすめです。小さめサイズで4つ同時接続できるタイプを使っています。 | |
予備のUSB充電ケーブル(長め) | スマートフォンの充電に必要なケーブル。万が一無くしたりホテルの部屋に忘れた時のために、予備を1つスーツケースに入れておくと安心です。2m以上の長め+急速充電できるものがかなり便利。 | |
Wifiルーター | Wifiルーターとは、旅行先でどこでもインターネットに接続できるポケットサイズの機械です。レンタルの受取・返却も空港で手軽にできます。ヨーロッパでは国によっては無料WiFiが無かったり、契約条件が現地語のみで難しいことがあるため、日本からのレンタルを強くおすすめします。 | |
折りたたみ傘 | 最近では旅行にぴったりな超軽量・晴雨兼用・UVカット傘が販売されています。 | |
サングラス | 夏は日差しが強いのであると便利。目の紫外線防止にも効果的 | |
ボールペン | 入国カードを記入したり、旅行先でちょっとしたメモを取るのに便利です。 |
健康・衛生
持ち物名 | メモ | |
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常備薬 | 頭痛薬、風邪薬、咳止め、胃腸薬など常備薬は必ず使い慣れたものを持っていってください。海外のドラッグストアの薬は現地語でしか説明が無く、また体質に合わない可能性もあり危険です。Amazonドラッグストアでも多くの薬を取り扱っています | |
メガネ又はコンタクトレンズ | メガネは使い捨てのクリーナーがあると便利。コンタクトの洗浄液は携帯サイズが便利。 | |
歯ブラシと歯磨き | ヨーロッパのホテルは歯ブラシがついていないところが多いです。 電圧が違うため、携帯用の歯ブラシセットか、電池で動く電動歯ブラシがおすすめ | |
ウェットティッシュ | ちょっと汚れを落としたり、テーブルを拭いたりするときに便利です。除菌できるアルコールタイプがおすすめ | |
スキンケアセット | 現地では旅行用のミニサイズを見つけるのが難しく、また肌に合わない場合もあるので必ず日本から持っていった方がいいです。クレンジング・化粧水、乳液、クリームのトラベル専用セットなど、自分が使い慣れているものを。 | |
シャンプー・コンディショナー | ホテルに備え付けのものはシャンプーのみだったり、自分の肌に合わないことがあるため、日本から持って行くと安心です。→トラベルセットを探す | |
ヘアケアセット | スプレー式のものは機内持ち込み不可のため、スーツケースに入れてください。 | |
ドライヤー | 海外のホテルのドライヤーはごくシンプルなものが多く、日本で見かけるコーム(櫛)が付いたドライヤーはありません。国内・海外で使えるドライヤーなら、海外用にスイッチを切り替えるだけで使用できるので便利です。 | |
日焼け止め | 日中何度か塗り直すため、バッグに入る携帯サイズの日焼け止めが便利です。→日焼け止め一覧から探す | |
その他、普段使っているケアセット | 機内には液体が100mlを超えて入る容器やスプレー等は持ち込めないため、旅行用の小さい容器に移し替えるか、スーツケースに入れましょう。 | |
綿棒、コットンなどの消耗品 | 中価格帯以下のホテルでは部屋に備え付けが無いところもあります。心配な方は日本から持参を。 | |
絆創膏 | 旅先での怪我や靴ずれ防止に役立つ必須アイテム。透明で目立たないタイプだと写真にも映りにくいです。空港にも揃っています。 | |
生理用品(女性の場合) | 現地のスーパーで売っているものは日本の製品より質が悪いです。予定がある場合は必ず使い慣れた日本製品を持って行きましょう。 |
衣類
持ち物名 | メモ | |
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着替え | 日数を考えて用意します。Tシャツ等は現地で調達可能。荷物を軽くするなら、途中で洗濯しやすい素材を選ぶと便利です。 | |
下着 | 現地のサイズは日本人には大きすぎるものが多いので、日本から持って行きましょう。長期間の場合はホテルで洗濯するのも◎。その場合、ミニサイズの粉末洗剤を持っていくと便利。つけ置き洗いだけでも使えます。 | |
靴下 | 靴下は日数分+予備の一足があると安心です。 | |
ホテルの部屋用スリッパ | ヨーロッパのホテルには備え付けのスリッパが無いことが多いです。ホテルで足を休めたい方は携帯スリッパは必需品です。飛行機内でも使えますよ。 | |
折りたたみ帽子 | 男女ともに、日差しを防いで日焼け防止になるだけでなく、突然の雨でも濡れない撥水加工がしてある帽子がおすすめ。 | |
ドレスシューズ | ちょっとハイクラスのレストランに行く場合に、スニーカーやサンダルでは気まずいことも。ローヒールでもつま先が隠れたタイプのシューズを一足持っていくと安心です。場所を取らず、スリッパがわりに使える折りたためる靴も便利。 |
あると便利なもの
持ち物名 | メモ | |
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衣類の圧縮袋 | かさばる衣類を約半分に圧縮する事が出来る優れもの。衣類を入れてクルクル丸めるだけのタイプが手軽でおすすめです。季節にもよりますが、一人当たりLサイズ2枚を目安に。 | |
小額の現金を入れた偽の財布 | 万が一強盗にあい、金銭の要求をされた場合、本物の財布を取り出すのは大変危険です。そのため、偽の財布を用意して、バッグの取り出しやすいところに入れておきます。家に余っている小さいポーチで十分です。 | |
むくみ防止機内用タイツ | 個人的に愛用しているグッズです。長時間フライトで起きる足のむくみを防止してくれます。ドクターショールのものは締め付けが少なく一番履きごこちがいいです。むくみに困っている方に特におすすめします。 | |
エコノミー症候群を防ぐフットレスト | フットレストは、個人的に愛用しているグッズです。柔らかい布でできており、フライト中に足を乗せて休むことができます。ヨーロッパ行きは長時間のフライトになりますが、これを使う/使わないでは到着時の足の疲れが全然違うことを実感しました。エコノミー症候群が不安な方や、足に疲れがたまりやすい方に特におすすめです。 |
上にあげた持ち物リストの他にも、「体に負担をかけない旅」をテーマに、持ち物を厳選する方法や、荷物をできるだけ軽くする方法など、これまでの海外旅行の経験から得たやり方をまとめています。