データで見る12月のベルギー
日没は16時台。クリスマスマーケットには防寒対策が必須
寒さが本格的に増すベルギーですが、クリスマスマーケット巡りで日中・夜間の街歩きが多くなるのもこの季節です。日中気温は日本の東京とそこまで変わらないかやや低めですが、注意したいのは日没後の冷え込みです。

クリスマスマーケットの醍醐味は、深夜近くまで空いているカフェのテラス席で暖かい飲み物(またはビール)を楽しむこと。地元っ子も、ムートンブーツを履いている人の多さが目立ちました。
12月のベルギーは、日没は4時台。暗くなると同時に、寒さがぐっと厳しさを増します。特に冷気が入り込んでくる足元と、マフラーなどの首回りの防寒は必須です。
どんなファッションがいい?
厚手の靴下があると便利
冬のヨーロッパ旅行で何よりも助かったのが、外履き用のムートンブーツと、ホテルなどで履くモコモコの靴下です。
ムートンブーツは、以下の写真のようなものを1足スーツケースに入れていきました。日中のブリュッセルの観光では、特に石畳を歩き続けると足元から冷えてくるのはスニーカーで経験済みだったため、ムートンブーツにして大正解でした。底が厚手なので歩くときも足を痛めません。また、月の半分は雨が振るため、防水加工のものが◎
もう一つの靴下は、ホテルで携帯用スリッパと合わせて履きました。この季節、ベルギーのホテルは暖房が聞いていますが、掛け布団(というか、シーツ)は一般的に薄手です。私のベッドの足元には窓があり、ガラス越しに冷たい空気を感じていたので、防寒用に靴下を持っていくことをおすすめします。
そして、個人的におすすめしたいのが、貼るタイプのホッカイロ。日数分持っていくと安心です。ヨーロッパでは一般的に売っていません。
マフラー
普段マフラーをしない方も、マフラーやストールをスーツケースに1つ入れておくことをおすすめします。ヨーロッパでは、暖かさとファッション性を兼ね備えた大判の厚手ストールを羽織る女性が多く、細身のパンツと合わせるととてもかっこいいです。色違い、パターン違いで数種類持っていけば、旅先のコーディネートに変化もつけられます。夏用のストールでもいいですが、冬っぽい素材や温かみのある色であることがマスト。
折り畳み傘
田舎で車移動が多い母娘は、旅行の時くらいしか折り畳み傘を使わないので、旅行の準備中に忘れないように気をつけています。冬のヨーロッパは天気が変わりやすいため、常にバックに入れられる軽量タイプがおすすめです。
最後に
上でご紹介した全てが防寒対策の持ち物になってしまいましたが、母娘は一度、二人とも現地で風邪をひいてしまって旅行のほとんどの日程をホテルで過ごしたという苦い経験があります。お住いの場所によっては寒い/暖かいの基準は違いますが、おそらく、日本の東北地方に旅行に行く感覚で持ち物を準備するといいと思います。
冬のヨーロッパは寒い分、空気が澄んで夜景が美しいです。そして、屋台で飲むホットワインやショコラショー、出来立てのワッフルの味は格別。賑やかなマーケットの喧騒に包まれて、楽しいひと時を過ごしてください!

ベルギー・ルーヴェンのクリスマスマーケットで。ブリュッセルから電車で20分の美しい小都市です。ライトアップされているのは市庁舎。
冬だけではない、ヨーロッパ旅行の基本的な持ち物に関しては、下記のチェックリストをごらんください。自分たちの旅行前に使っているチェックリストを、誰にでも見やすい形にしたものです。