アーヘンのクリスマスマーケット基本情報
アーヘンのクリスマスマーケットは、世界中の「ヨーロッパの美しいクリスマスマーケット」ランキングの常連です。世界遺産に認定されたアーヘン大聖堂を中心に、130以上の伝統的なシャレー(山小屋)が並び、伝統的な冬のヨーロッパ雰囲気を醸し出します。
ドイツのデュッセルドルフからも鉄道で行けますが、アーヘン中央駅まで約1時間20分かかります。ですが、ベルギーのブリュッセルからは電車で1時間。ドイツのメイン観光都市からよりも、ブリュッセルからの方が早く着けてしまうんです。今回は、ベルギー旅行の中1日を利用して、日本で予約した高速鉄道でアーヘンに行ってきました。
アーヘン中央駅からマーケットへ
アーヘン中央駅(Archen Hbf)からアーヘン大聖堂(Archen Dom)までは、歩いても15分程度。今回はバスに乗りましたが、クリスマスマーケットに行く人たちが大勢同じバスに乗ったので、番号を調べることなく着いてしまいました。中央駅からほとんどのバスが大聖堂に向かうようです。
そしてクリスマスマーケットの入り口に着くと、巨大なクッキー人形が。これは、アーヘンのご当地スイーツである「プリンテン(Printen)」というお菓子なんです。しっとりとしたスパイス入りの食べ応えがあるクッキーで、毎年アーヘンのクリスマスマーケットのシンボルとなっています。
プリンテンはかなりの人気らしく、山小屋だけでなく、街のパン屋さんやお菓子やさんにもたくさんの「プリンテン販売中」の看板が。私もおみやげに買いたいと思っていたのですが、ホットワインをがぶがぶ飲んでいる間に酔っ払ってすっかり忘れてしまいました。
屋台の美味しい食べ物たち
伝統的なドイツのマーケットの雰囲気を守るべく、屋台で販売する食べ物もドイツのものが中心です。一番みんなが食べていたのが、やはりソーセージ。目の前でジュウジュウ焼かれたできたてのソーセージを、ドイツの美味しいパンに挟んで食べます。他にもハンバーグやチキンなど、肉類は本当に充実していました。魚もフリットにしてパンと売っている屋台や、生牡蠣とシャンパンを売るお店も。ただ、一人前の量が多いので、日本人なら二人で頼んでちょうどいいサイズでした。また、食事系と同じくらいバリエーションがあるのがお菓子の屋台。さきほどのプリンテンはもちろん、キャンディやチョコレート、そして日本人にはおなじみの屋台スイーツ、綿菓子まで種類が豊富。屋台だけでなく、周辺のショップでもたくさんのお菓子のお店がオープンしていました。
グリューワイン(ホットワイン)のマグカップをおみやげに
アーヘンのクリスマスマーケットで面白いと思ったのは、グリューワイン(ホットワイン)を頼んだ時のこと。なんか値段が高いな…と思ったら、それはマグカップ込みの値段でした。記念として持ち帰ってもいいし、お店に返却するなら、カップ代金が戻ってくるしくみです。毎年カップの色やデザインが異なるらしく、何年も集めているコレクターも多いそう。私も、これから何年も通えるかは謎ですが、持ち帰ることにしました。