近いおとなりの国、ルクセンブルクに行こう
ベルギーのブリュッセルとルクセンブルクは、鉄道で3時間20分。ベルギーから最も行きやすい近隣国の一つです。自分で鉄道で行く方法と、ブリュッセル発の日帰りバスツアーを利用して行く方法があります。
鉄道で行く
ブリュッセルからルクセンブルクは、ICという高速列車で約3時間20分。直行電車のため、乗換もありません。(*ゲントやブルージュから行く場合は、ブリュッセル駅での乗り換えが必要です)。朝早く(6時〜)から夜遅く(ブリュッセル23時台着まで)まで運行しているため、日帰りでもルクセンブルクの見どころはほとんど網羅できます。
説明 | |
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列車の名前 | IC(アイシー。Intercitiesという快速電車の略) |
乗車駅 | ブリュッセル北駅、中央駅、南駅(どこから乗っても料金は同じです) |
降車駅 | ルクセンブルク駅(Luxembourg Station) *同じ名前の駅がブリュッセル市内にもありまぎらわしいため、駅名の後に国名の略称である(L)、(Lu)、(Lux)などとともに表示されることが多いです。カタカナでは「リュクサンブール」とも。 |
乗り換え | 直行のため不要 |
所要時間 | 約3時間20分 |
運行スケジュール | 1時間に1本(朝6時台から20時台まで毎時間) |
席 | 自由席(予約不要) |
料金 | 片道約24ユーロ(大人・2等車両の場合)。12歳以下は大人と同伴の場合無料になります。 |
チケット購入方法 | 事前予約は不要です。ベルギー国鉄駅のカウンターまたは券売機で「ルクセンブルクまで」を選択して購入します。チケットには乗車時間の指定がなく、時間を選ぶ必要もありません。 券売機での鉄道チケットの買い方 ブリュッセル中央駅での鉄道チケットの買い方 |
列車の乗り方 | 乗車時の手続きはありません。ホームで電車を待ちそのまま乗ります。車内で乗車券のチェックがあります ベルギー 電車の乗り方 |
入国審査について | ベルギーとルクセンブルク間は行き来する人が多いため、いろいろな手続きが簡略化されています。その一つとして、入国審査がありません。そのため、パスポートにも入国スタンプは残りません。もしルクセンブルクに来た印が欲しい場合、旧市街にあるインフォメーションセンターに行けば、ルクセンブルク入国スタンプを押してくれます。 |
電車で行く場合のメリットとデメリット

夏なら郊外のワイナリー巡りは外せないです。電車でルクセンブルク駅に到着後、レンタカーを借りて行きました。
実際にベルギーからルクセンブルクに鉄道を使って行ってみました。自分たちで行くメリットは、何と言っても自分の好きに予定を決められることです。ベルギーから日帰りにするのも、ルクセンブルクのホテルをとって数泊するのも自分次第。朝早く出れば、ルクセンブルクを観光する時間もたっぷり取れます。
くわしいスケジュールや、駅の様子などは下記の旅行記にも掲載しています。
私たちがブリュッセルからルクセンブルクに行く時は、朝はホテルで早めに朝食を済ませ、ブリュッセル中央駅を07:30に出発するようにしました。これだと、ルクセンブルクにはお昼前に到着するため、現地でゆっくりランチをとることができます。

ルクセンブルクにお昼ちょうどに着く電車。午後はゆっくり観光の時間がとれます。
また、ルクセンブルクで1泊するゆっくりしたスケジュールの場合、通過駅のナミュールで途中下車して、シタデル(城壁)の上から絶景を楽しむこともできます。ナミュールはのんびりしていて、ブリュッセルともルクセンブルクとも違う雰囲気が味わえます。

ルクセンブルクの途中にあるナミュール駅で途中下車もおすすめです。
デメリットとしては、ルクセンブルク中央駅から見所が集中する旧市街までは20分程度歩かなければならないことです。(バスやタクシーは日中なら簡単につかまります。)

1等車両。座席の幅が広く、カーペット敷きです。

2等車両。日本のようなラッシュが無いため、座席もほぼ見つかります。
日帰りバスツアーに参加する
ブリュッセルからルクセンブルクへのブリュッセル中央駅やグランプラスの近くに集合して、日帰りでルクセンブルクに行くバスツアーがあります。ツアーが行われる日が限られているので、日程が合えばできるだけ早くに予約することをおすすめします。
英語のツアーですが、基本的にはガイドさんと一緒にグループで歩くので英語がそれほどわからなくても大丈夫です。このツアーでは帰りにベルギーのディナンにも立ち寄れるので、実際には2都市を回るお得なツアーとなります。
大人 63ユーロ〜
日帰りバスツアーで行く場合のメリットとデメリット
一番のメリットは、ルクセンブルクまでの移動が楽なことです。電車を間違ってしまう心配もありません。また、上記の自分で行く方法とは違い、こちらは観光名所のすぐ近くまでバスで連れて行ってくれるのも便利です。ガイドさんと一緒に歩くだけで、効率的に名所を見て回ることができます。
さらに途中で立ち寄るディナンは、日本にはない断崖に立ち並ぶ美しい街並みが見られるおすすめの都市なので、ベルギーのいろいろな場所に行ってみたい方や、自分ではワロン地方に行く予定がない方には便利なツアーです。
デメリットは、自分で行くよりも料金がやや高くなることと、ルクセンブルクでの滞在時間に限りがあることです。ルクセンブルクはとても小さいので実は日帰りでも重要な場所のほとんどは見て回れるのですが、帰りの時間を気にしながら観光するのが苦手な方は、やはり現地での宿泊をおすすめします。
ルクセンブルクのホテルを探す

ルクセンブルクは良いレストランが多いことでも有名。