ノートルダム大聖堂(聖母大聖堂)

「ベルギーとフランスの鐘楼群」の一つとして世界遺産に登録。この鐘楼群には、フランダース(ベルギー北部)地方とワロン(ベルギー南部)地方の24の鐘楼が登録されています。
ノートルダム大聖堂の鐘楼は中世から存在しているアントワープのシンボルであり、ルーベンスらが描く絵画にも多数残されています。

マルクト広場の鐘楼

上のノートルダム大聖堂と同様、「ベルギーとフランスの鐘楼群」の一つとして世界遺産に登録。マルクト広場は17世紀ごろに建てられた古いギルドハウスが並ぶ一角で、鐘楼があるアントワープ市庁舎があります。また、広場を囲むようにカフェやレストランが沢山あり、多くがこの鐘楼を眺められるテラス席を用意しています。

冬はクリスマスマーケットのメイン広場となり、シャレーと呼ばれる山小屋風の屋台が沢山並びます。
プランタン・モレトゥス博物館

プランタン・モレトゥス博物館は1867年まで印刷業に使われていたプランタン社の建物を利用した博物館です。2005年、ユネスコの世界遺産に選ばれました。
1605年にヨーロッパ初の活版印刷の新聞が刷られた場所と聞くと、古びた工場を想像してしまいがちですが、実際には、印刷事業で巨万の富を築いたプランタン一家の財力を見ることができる住居兼工場です。友人であったルーベンスが寄贈した絵も見られます。
ベルギーのれんが造りの美しい建物と、豪華な内装と美術品の数々に圧倒される、アントワープを代表する博物館です。
ギエット邸(Maison Guiette)
Maison Guiette(Le Peupliersとも)は、建築家ル・コルビジェが1927年に画家ルネ・ギエットのために建築した邸宅です。世界遺産には「ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献」の中の一つとして登録されています。
シンプルな3階建ての箱型住宅は、ヴァイセンホフの住宅とともに、シトロアン住宅の構想に比較的忠実に建てられた数少ない例と認識されています。
他の世界遺産は全てアントワープ中心部にあるのに対し、こちらは郊外にあります。デ・コーニンク醸造所などと合わせてスケジュールを組むことをおすすめします。