アントワープのマルクト広場(グロートマルクト)について
グロートマルクトは、フランダースの犬で有名なノートルダム大聖堂の近くにある三角形の広場です。 広場には、1887年、ジェフ・ランボーによって建てられたブラボーの噴水という像があります。昔、アントワープを流れるスヘルデ川には通行料を払わないと手を切り落とす巨人がいました。ブラボーは、その巨人を倒し、手を切り落としてスヘルデ川に投げた、という伝説があります。アントワープという名前は、オランダ語で『手を投げる』(アント・ウェルペン)いう意味から名づけらたという説も。アントワープの名物は、手形のお菓子(アントワープセ・ハンチェ)です。 [caption id="attachment_10487" align="aligncenter" width="760"] 市庁舎側からマルクト広場を見ると、ノートルダム大聖堂が背景に。夏は広場に面した建物のカフェのテラス席に座るのがおすすめ。[/caption] グロートマルクトは、1220年、ブラバント公のアンリ1世から寄贈された場所。1310年から、マルクトと呼ばれるようになりました。 グロートマルクトの2つの面には16世紀に建てられたギルドハウスが建ち並び、もう1面には同じく16世紀にイタリア・フレミッシュ・ルネッサンス様式で造られたアントワープ市庁舎が建っています。 グロートマルクトは、冬にはクリスマスマーケットが開かれたり、スケートリンクになったりします。マルクト広場とグランプラス、実は同じ意味
ベルギーの美しい広場として他に有名なのが、ブリュッセルにある世界遺産のグランプラス。このグランプラスとマルクト広場、どちらも英語に直すと「Great Place(広場)」となります。ベルギーは複数の公用語があり、ブリュッセルのグランプラスはフランス語、アントワープのマルクト広場はオランダ語で、実はどちらも広場の意味なんです。そのため、グランプラスやマルクト広場と呼ばれる場所は、他の都市にもありますよ。ベルギーでは、他にもブルージュの世界遺産の鐘楼に登れるマルクト広場や、ルーヴェンの荘厳な市庁舎があるマルクト広場も観光名所として有名です。
基本情報
- 名称
- アントワープのマルクト広場(グロートマルクト)
Grote Markt
- 住所
- Grote Markt 2000 Antwerpen
( 地図アプリで場所と行き方を見る)
- 最寄駅
- Antwerpen Suikerrui Steenplein(バス30番)
- 営業時間
- 月曜日~日曜日:24時間
- 休業日
- なし
- 料金
- 無料
- トイレ
- 無
- URL
- 公式サイト
*2017年時点の情報です。(ご利用上の注意)