世界遺産に建つ優美な建築、アントワープ市庁舎へ

Stadhuis Antwerpen
BELPLUS編集部

アントワープ市庁舎について

アントワープ市庁舎は、市の中心部のマルクト広場(グロートマルクト)に面して建っています。1999年、『ベルギーとフランスの鐘楼群』の構成要素として世界遺産に。イタリア・フランドル・ルネサンス様式で1561年~1564年に造られ、1565年にオープンしました。 ファサードの一番上には、金色の鷲の像があります。神聖ローマ帝国のカール5世がアントワープをおさめていたため、神聖ローマ帝国の象徴である鷲が飾られるようになったようです。ファサードの真ん中には聖母マリア像が。もともと、ブラボーの像がこの場所にありましたが、置き換えられました。マリア像の下の層の左右には、知恵と正義を表す像が並んでいます。 ファサードには、アントワープで領事館を持つすべての国の旗と欧州連合(EU)の28カ国の旗が飾られていますよ。 アントワープ市庁舎内には、ブラバント公の肖像画やレオポルド3世妃であったアストリッド女王のドレスや帽子などが飾られています。アントワープ市庁舎はまだ実際に使われているため、特別な時期を除き見学することはできません。 クリスマスマーケットの時期は、マルクト広場は美しくライトアップされ、市庁舎のそばには大きなクリスマスツリーがお目見えします。 [caption id="attachment_10486" align="aligncenter" width="760"]クリスマスマーケットの時期のアントワープ市庁舎。手前には「シャレー」と呼ばれるクリスマスマーケットの雑貨を販売する小屋たちが並びます。 クリスマスマーケットの時期のアントワープ市庁舎。手前には「シャレー」と呼ばれるクリスマスマーケットの雑貨を販売する小屋たちが並びます。[/caption]
アントワープのマルクト広場にある市庁舎への行き方と見どころについて

市庁舎側からマルクト広場を望む。夏は広場に面した建物のカフェのテラス席に座るのがおすすめ。後ろに見えるのは聖母大聖堂(ノートルダム大聖堂)です

ブリュッセルやブルージュと同様、マルクト広場は街の中心にあり、観光の拠点。インフォメーションセンターや、馬車の停車場などもあります。

ブリュッセルやブルージュと同様、マルクト広場は街の中心にあり、観光の拠点。インフォメーションセンターや、馬車の停車場などもあります。

基本情報

名称
アントワープ市庁舎
Stadhuis Antwerpen
住所
Grote Markt 1, 2000 Antwerpen
( 地図アプリで場所と行き方を見る)
最寄駅
Antwerpen Suikerrui Steenplein(バス30番)
営業時間
月曜日~日曜日:24時間
休業日
なし
料金
無料
トイレ
URL
公式サイト
その他
特別なイベントやグループツアー以外では、中に入ることはできません  
*2020年時点の情報です。(ご利用上の注意)

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BELPLUS編集部

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