日本の携帯をヨーロッパで使うと高額請求される?

BELPLUS編集部
ヨーロッパ旅行のFAQ

「ヨーロッパにいるときに日本の携帯で電話を受けたら、高額の請求書が来てびっくりした」という話を聞くことがあります。これは、日本の携帯プランは海外での利用をサポートしていないため、海外の通信回線を自動的に一時レンタルすることになり、そのレンタル料が大変高額なために発生します(ローミングと呼ばれます)。電話で話すだけでなく、ネットの利用でもローミングの対象となります(特に、動画の閲覧や、アプリの自動更新で大量のデータを使います)。

高額請求されないようにする設定

機内モード+WiFIルーターを利用する

スマートフォンや携帯電話を海外で利用する際、飛行機に乗る前に「機内モード」ON、「データローミング」をOFFにして、WiFi機能をONにします。旅行中はこの機内モードのままにして、帰りに日本の空港についたら機内モードをOFFにします。

この場合、現地で携帯電話会社の通信を使うことがないため、高額請求されません。ですが、同時に通信回線を利用したインターネットも使えなくなるため、日本でWiFiをレンタルするか、現地のWiFiスポットで使用するようにしてください。

この方法の問題は、通信回線が使えないため、携帯電話での通話やSMSができません(誰かがあなたの電話番号にかけてもつながりません)。ですが、SKYPEやLINE、facebookのアプリでの音声・ビデオ通信は、WiFi回線を利用すれば問題なく利用できますし、料金も(WiFiレンタル代以外は)かかりません。

普段から電話でのやりとりが多い人には、事前に旅行期間は電話が使えないこと、代わりにメールやLINEなどを使ってもらうよう話しておくと安心です。

機内モード+現地のSIMカードで電話利用もOK

SIMフリーのスマートフォンや携帯電話のSIMカードを入れ替えた時も、高額請求されません。この場合も、SIMカードを入れ替える時は、「機内モード」ON、「データローミング」がOFFになっている状態で行いましょう。海外のSIMカードから日本のSIMカードに入れ替える際も、忘れずに同じ設定にしてみてください。

日本で販売されている一般的なスマートフォンはSIMフリーではありません。これからも海外旅行を多く計画している方は、SIMフリーのスマートフォンを旅行用に買うこともできます。

日本の携帯電話会社の海外ローミングサービスを利用する

ドコモのWORLD WING、au世界サービス、Softbankの世界対応ケータイなどの海外定額プランを利用する場合も、高額請求はされません。しかし、WiFiを利用した場合やSIMカードを入れ替えた場合に比べ、請求金額は高くなります。

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BELPLUS編集部

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