ブリュッセルの2018年クリスマスマーケット情報

Winter Pret
BELPLUS編集部
イベント ブリュッセル
こちらはブリュッセル市のクリスマスマーケット情報です。各都市別クリスマスマーケット情報はこちらをご覧ください。

ブリュッセルのクリスマスマーケットは、動員数、出店数、雰囲気、どれをとってもベルギーで一番の規模を誇ります。クリスマスマーケットの風物詩であるシャレー(山小屋風の屋台)の他にも、ヨーロッパのクラシカルなミニ観覧車や移動遊園地も登場します。

Brussels- Winter Wonders Christmas Market

美食の国・ベルギーのクリスマスマーケットならではの、充実したフードやドリンクにも注目

また、美食の国ベルギーらしく、屋台の食べ物も充実。ベルギーワッフルやホットチョコレートなどの定番はもちろん、レストランの店先では生のオイスターにシャンパンで豪華にヨーロッパ気分を味わえます。寒い日は、グリューワイン(ホットワイン)も大人気。熱することでワインのアルコール成分が消えるため、お酒が弱い人でも楽しむことができます。

開催期間

開催期間:2018年11月30日から2019年1月6日まで

基本は12時から22時までの開催ですが、12/24および12/31は18時までとなります。

期間中のイベント

プロジェクションマッピング(A spectacle enveloped in captivating light)
グランプラスの建物を使ったプロジェクションマッピング。音と光とともに、トナカイやサンタが建物を走り回る姿が見られます。
場所:グランプラス
日程:2018年11月30日(金)~2019年1月6日(日)*12/24,25,31以外
時間:月~木 17:00~22:00 毎時間 (15分間のショー)
金~日 17:00~22:30 毎30分 (15分間のショー)
詳細:http://www.plaisirsdhiver.be/en/sound-and-light-show/

アイススケートリンク
場所:モネ劇場前 
日程:2018年11月30日(金)~2019年1月6日(日)
時間: 12:00-22:00 (最終入場時間は21:00) 
*12/24と12/31は12:00~18:00 (最終入場時間は17:00) 
料金:1時間あたり大人(17歳以上)8ユーロ、12歳~17歳 7ユーロ、12歳以下5ユーロ スケート靴レンタル料金含む
詳細URL: http://www.plaisirsdhiver.be/en/ice-rink-place-monnaie/

バイクパレード
グランプラスからサン・カトリーヌ広場までを練り歩くパレードです。
日時:2018年11月30日(金)17:00~ 
URL:http://www.plaisirsdhiver.be/en/the-unmissables/

おすすめの周り方

ブリュッセルでは、主に4か所の広場で大きなクリスマスマーケットが見られます。これらはお互いにすぐ近くにあるので、すべてのクリスマスマーケットエリアを歩いて制覇することも簡単です。これらをつなぐ通りにもマーケットのお店が並ぶので、休憩しながら半日かけてゆっくり回るのもおすすめ。

最寄駅はブリュッセル中央駅。見どころをつなぐ大通りにも可愛いショップやカフェがたくさんです。

4つのエリアと所要時間を解説。見どころをつなぐ通りにも可愛いショップやカフェが出店します。

最寄駅はブリュッセル中央駅で、モネ劇場とサン・カトリーヌ教会とはメトロ(地下鉄)でも接続しています。雨の日や寒い日には、メトロを使うほうがいいでしょう。ブリュッセル北駅または南駅から来る場合は、ブリュッセル証券取引所またはモネ劇場で下車すると便利です。

また、夜遅くまで楽しみたいクリスマスマーケットは帰りのホテルまでの治安が気になるもの。ブリュッセルの治安についての簡単な解説と、安全なエリアのおすすめホテルをご紹介しています。

グランプラス(Grand-Place)エリア

世界遺産として有名な広場・グランプラスですが、クリスマスマーケットの時期だけはちょっと特別。建物を彩るオーナメントや、夜のイルミネーションも赤と緑のクリスマスモードとなります。広場の中央には、ベルギーのワロン地方で育ったクリスマス・ツリーが飾られます。

グランプラスは開催中は深夜まで安全。ベルギー産のツリーがお目見えします。

ベルギー産のツリーがお目見え。夜も十分に人通りがあり、ショコラティエも22時までオープンしています。©Winter wonders

グラン・プラスには、ツリーの他に「クレッシュ(Crèche)」も登場。クレッシュとは、馬小屋でキリストが生まれた場面を再現したミニチュアの人形たちを飾ったもの。グラン・プラスのクレッシュは、本物の動物が登場することもあり、いつも見学の列ができています。ベルギーの他のクリスマスマーケットや教会でも特色あるクレッシュたちを見ることができます。

グラン・プラスの中心部に設置された小屋。天候や気温によっては、人形になることも。

グラン・プラスの中心部に設置されたクレッシュ。天候や気温によっては、人形になることも。

広場内にある市庁舎への見学ツアーも通常通り開催しているので、高い場所からグラン・プラスを眺めてみては?広場に面したカフェやレストランは期間中は大変混み合うため、開店直後や閉店前に行くことをおすすめします。

2017年のクリスマスマーケットでは、市庁舎の見学ツアー入り口前に大きな月が登場。市庁舎に来る人を驚かせていました。

2017年のクリスマスマーケットでは、市庁舎の見学ツアー入り口前に大きな月が登場。市庁舎に来る人を驚かせていました。

ブリュッセル証券取引所前

ブリュッセル証券取引所前は大通りに面した広場になっており、ここにたくさんの屋台が並びます。

ブリュッセル証券取引所前は大通りに面した広場になっており、ここにたくさんの屋台が並びます。

オーギュスト・ロダンの彫刻が飾られていることで有名なブリュッセル証券取引所周辺では、この大きな建物を取り囲むようにクリスマスマーケットのお店が並びます。正面入り口前の広場では、買ったものをすぐに食べられるテーブルが並ぶほか、限定イベントも多く開催されます。

ブリュッセル証券取引所前の子供向けイベントのようす

ブリュッセル証券取引所前の子供向けイベントのようす©Winter wonders

2018年は、ここから伸びるオーツ通りにフィンランドをテーマにしたお店が並ぶことが決まっています。オーロラを筆頭に自然が豊かなことで有名なカイヌー県をテーマに、フィンランドらしい小屋と共に音楽やダンスのイベントが開催されます。さらに、12月8日にはフィンランドからサンタもお目見え。毎週土曜日には光と音のパレードも開催され、クリスマス気分が味わえる場所です。

Brussels- Winter Wonders Christmas Market

パレードの様子。毎週土曜日にブリュッセルを回ります。

サン=カトリーヌ教会前(Place Sainte-Catherine)エリア

広場を囲むようにマーケットのお店が並びます。シャンパンが飲める豪華なシャレーもこのエリア。

広場を囲むようにマーケットのお店が並びます。シャンパンが飲める豪華なシャレーもこのエリア。©Winter wonders

ブリュッセル証券取引所からさらに歩くと、黒いマリア像で有名なサン=カトリーヌ教会が見えてきます。

ブリュッセルの聖カトリーヌ教会への行き方と見どころについて

黒いマリア像があるサン・カトリーヌ教会。周辺ではオーガニックマーケットも開催される、落ち着いたエリアです。

クリスマスマーケットは、教会の前のサン=カトリーヌ広場と、教会裏側にある「フィッシュマーケット広場」の2箇所で開かれています。フィッシュマーケット広場の名前の由来は、昔は魚市場があったことから。そのため、今も周辺には魚屋さんやシーフードレストランが多く、クリスマスマーケットでおすすめの生牡蠣もこのあたりのお店が鮮度が良く美味しいです。牡蠣は日本の名前がついているものが複数あり、魚屋さんではしょうゆやわさびが売られているなど、日本との不思議な縁を感じました。

周囲には落ち着いて食べられるビストロやレストランも多いので、ゆっくり座って食事を楽しみたい人にも便利です。

王立モネ劇場広場

Brussels- Winter Wonders Christmas Market

大きなリンクでは優雅なスケートを披露する人たちがたくさん©Winter wonders

クリスマスマーケット期間中のイベントとして、王立モネ劇場前には、長さ1kmの大きなアイススケートリンクが登場。2014年から始まったこのスケートリンクは大人気で、子供から大人まで楽しめます。ブリュッセルにはバレエやコンテンポラリーダンスの学校が多く、タイミングが合えば彼らの美しいスケーティングが見られるかも。

見るだけでなく、自分もスケートをやってみたい!という方は、その場でスケート靴をレンタルして楽しむことができます。レンタル込みの値段は、6歳から12歳までの子供は1時間5ユーロ、13歳以上は1時間7ユーロ。毎朝11時から22時まで(最終入場は21時、また12/24から12/31までは18時まで)オープンしているので、昼と夜のアイススケートを両方楽しむことができます。

気をつけること

ベルギー在住者がクリスマスマーケット巡りで気をつけてほしいことを書いてみます。

まずは、何よりも防寒対策。12月のベルギーは本当に寒いです。クリスマスマーケット巡りでは主に外を歩くため、防寒対策をしっかりすること。

寒すぎると感じたら(外の屋台ではなく)屋内のカフェに入ってしっかり温まるようにしてください。証券取引所の前にあるベルギーのオーガニックカフェExki(エクスキ)は、入りやすい上に店内も広いのでおすすめです。

最後に…「クリスマスマーケット」、現地語でなんて言う?

ブリュッセルは複数の言語が公用語として使われているため、このクリスマスマーケットも名前が3つあります。フランス語では”Plaisirs D’hiver”、オランダ語では”Winter Pret”となります。英語では”Winder Wonders”ですが、街の広告では、フランス語かオランダ語のどちらかまたは両方が使われることが多いです。

クリスマスマーケットのポスター。上がフランス語、下がオランダ語です。ベルギーのポスターはこのような2ヶ国語表記が主流。

クリスマスマーケットのポスター。上がフランス語、下がオランダ語です。ベルギーのポスターはこのような2言語表記が主となります。

さらに最近では、様々な宗教バックグラウンドを持つ人々が住んでいることに考慮し、キリスト教から生まれたクリスマスマーケットという呼び名を変えるべきという議論も起こっています。

https://twitter.com/info_jp_belgium/status/1057969028445040642

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イベント詳細

イベント名
ブリュッセルのクリスマスマーケット
(蘭)Winter Pret (仏) Plaisirs D'hiver
日程
11月30日から2019年1月6日まで 基本は12時から22時までの開催ですが、12/24および12/31は18時までとなります。
エリア
ブリュッセル
料金
無料
URL
公式サイト

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BELPLUS編集部

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