芸術の丘を登ってブリュッセルの街並みを写真に。登った先にはちょうど王宮と王立美術館のエリアがあります。

ブリュッセルの絶景はここから!芸術の丘(モンデザール)へ

Mont des Arts
BELPLUS編集部
ブリュッセル ベルギーの観光名所

芸術の丘について

芸術の丘は、ブリュッセル中央駅方面から王宮のあるロワイヤル広場へと向かう途中にある階段状のフランス式庭園です。もともと、レオポルド2世がここに庭園を造ることを構想し、博覧会のために仮設の庭園を造りました。 芸術の丘の両側には、アルバート1世王立図書館とコングレ宮があります。1956~1958年、ルネ・ペシェールは、2つの建物にあわせるよう幾何学模様の庭園を造りました。庭園の脇には、噴水もありますよ。 芸術の丘は高台にあるため眺めが良いことで知られています。クーデンベルグの丘の北西側にあるため、夕陽が沈む時間もおすすめです。

眺めの良い庭園でアート三昧してみよう

芸術の丘という名前がついたのは、この周辺に15ケ所の芸術施設があることが関係しています。 ブリュッセル観光案内所、クーデンベルグベルビュー博物館、聖ヤコブ教会、ING、楽器博物館ベルギー王立美術館マグリット美術館、ベルギー国立公文書館、アルバート1世王立図書館、プロテスタント教会、SQUARE、BOZAR、シネマテック、ベルギー国立銀行博物館。 これらの芸術施設はブリュッセルカードが使える場所も多いので、1日に何ケ所かまとめて回るのもいいかもしれません。 [caption id="attachment_10192" align="aligncenter" width="760"]芸術の丘を抜けると、見晴らしのいい小さな広場に出る。このすぐ上は楽器博物館とロワイヤル広場、王立美術館が続きます 芸術の丘を抜けると、見晴らしのいい小さな広場に出る。このすぐ上は楽器博物館とロワイヤル広場、王立美術館が続きます[/caption]

まだまだある、芸術の丘にあるアートな施設

美術館や博物館に囲まれた芸術の丘にある、ちょっと変わった二つの施設の紹介です。
まず一つは、芸術の丘のカリヨンと呼ばれている鐘がたくさん付いた時計台。1946年、芸術の丘の建設とともに、ベルギーの建築家Jules Ghobertによって製作されました。1時間おきに、ベルギーの公用語であるフランス語とオランダ語の民族音楽を交互に演奏します。

カリヨンの下は一般道路になっています。

カリヨンの下は一般道路になっています。

昔は音楽とともに人形たちが動く仕組みでしたが、度重なるいたずらに合い、現在は固定されていて動きません。人形は、時間にあわせて全部で12体。ピーター・パウル・ルーベンス(6時の位置)など、ベルギーの歴史的な有名人が揃っています。

もう一つは、「スクエア」と呼ばれるガラス張りの四角い建物。伝統的な建築物が多い芸術の丘ではとても目立ちます。中身はカンファレンスセンターとなっており、セミナー等が開催されています。

「スクエア」と呼ばれるガラス張りの建物。中はカンファレンスセンターとなっています。

「スクエア」と呼ばれるガラス張りの建物。中はカンファレンスセンターとなっています。

基本情報

名称
芸術の丘
Mont des Arts
住所
Brussel Info Plein Rue Royale 2-4/ Koningsstraat 2-4 1000 Bruxelles-Brussel
( 地図アプリで場所と行き方を見る)
最寄駅
ブリュッセル中央駅(鉄道)
営業時間
9:00~18:00(観光案内所)
休業日
1月1日、12月25日(観光案内所)
料金
施設により異なる
トイレ
URL
公式サイト
*2020年時点の情報です。(ご利用上の注意)

WRITER

BELPLUS編集部

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