聖ヤコブ教会について
ルーベンスの家の紹介ページでも少し書きましたが、ルーベンスは画家としてだけでなく、富豪の外交官でもありました。在命時からすでにアントワープの有力者であった彼は、この聖ヤコブ教会を含め、アントワープの各地に様々な影響を及ぼしています。 聖ヤコブ教会はルーベンスの家から300mほど北にあり、ルーベンスと家族のお墓があることで知られています。そのため、通称・ルーベンスの礼拝堂と呼ばれることも。 聖ヤコブ教会のはじまりは、サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼者のためのシェルターでした。もともと、もっと小さい教会があったのですが、巡礼者を収容するにはスペースが狭いため建て直されました。 現在の教会は、フランボワイヤン・ゴシック様式で、1656年に約150年かかって完成。教会内部は、バロック様式で装飾されています。内陣には、ヨルダーンス作『聖ペドロ』 オットー・ヴェニウス作『聖母像』などが飾られています。 祭壇裏の埋葬礼拝堂には、ルーベンスのお墓とルーベンス作『聖人に囲まれたマリア』の絵が。この絵は、ルーベンスがお墓に飾ることを想定に入れて描いた絵だそう。 9歳のモーツァルトも父に連れられてこの教会を訪れ、オルガンを演奏したことがあります。基本情報
- 名称
- 聖ヤコブ教会
Sint-Jacobskerk
- 住所
- Lange Nieuwstraat, 73-75 2000 Antwerpen
( 地図アプリで場所と行き方を見る)
- 最寄駅
- Antwerpen Sint-Jacob駅(トラム11・12番、バス24番)
- 営業時間
- 4月1日~10月31日の月曜日~日曜日:14:00~17:00
- 休業日
- 11月~3月
- 料金
- アントワープシティカード の利用で入場料が無料になります大人:3ユーロ 学生:2ユーロ 12歳以下:無料
- トイレ
- 有
- URL
- 公式サイト
*2019年時点の情報です。(ご利用上の注意)