ポスターや広告の全てがかわいい、タイタニック時代を垣間見れるレッドスターライン博物館へ

Red Star Line Museum
BELPLUS編集部

レッドスターライン博物館について

アントワープにはその昔、ベルギー、イギリスとアメリカの間の船を運行する「レッドスターライン」という海運会社が存在していました。1873年~1934年の期間に、アントワープからは200万人以上の人がニューヨーク行きのレッドスターライン社の船に乗って移住しました。 あの有名なタイタニックも、ちょうどこの期間に運行していました。タイタニックの映画の雰囲気そのままの世界がアントワープでもあったことを、今でもレッドスターライン社の広告や看板から感じ取る事ができます。興味ががある方は、ぜひアントワープにあるレッドスター博物館を訪れてみてください。 [caption id="attachment_11040" align="aligncenter" width="760"]レッドスターラインの広告ポスターのオシャレさはかなりのもの。ポストカードや画集も多く販売されています。 レッドスターラインの広告ポスターは今見てもおしゃれ。ポストカードや画集も多く販売されています。[/caption] レッドスターライン博物館は、アントワープの北部・アイランチェ地区にある、2013年にオープンした博物館です。博物館の建物は、レッドスターライン社の旧港湾倉庫3つとタワーからなります。 レッドスターライン博物館では、レッドスターラインの乗客、レッドスターライン社、アントワープの街と港にスポットを当てて紹介しています。 乗客についてのコーナーでは、アルバート・アインシュタインを含む6組の乗客が、ワルシャワの旅行代理店からニューヨークに到着するまでの道程をたどります。ヨーロッパ各地から集まった乗客の約4分の1はユダヤ人で、ナチス・ドイツから逃れるための移住者でした。インタビュー、手紙、雑誌、写真などを使い、旅行者がどのような気持ちで海を渡ったかを紹介。アインシュタインがドイツの大学を辞職するときの手紙も展示されています。『ゴッド・ブレス・アメリカ』や『ホワイト・クリスマス』の作曲家であるアーヴィング・バーリンは、5歳の時、船に乗ったそうです。 博物館には、アントワープのアーティストがレッドスターラインの移民を描いた作品やレッドスターラインの記念品なども展示されています。 博物館を見学した後は、船の煙突の形をしたタワーから海を眺めたり、カフェやミュージアムを利用したりすることもできますよ。近くにあるMAS美術館も一緒に訪れる場合は、セット券で割引になります。

基本情報

名称
レッドスターライン博物館
Red Star Line Museum
住所
Montevideostraat 3 2000 Antwerpen
( 地図アプリで場所と行き方を見る)
最寄駅
Antwerpen MAS(トラム7番)
営業時間
火曜日~日曜日:10:00~17:00 12月24日と12月31日は16:00閉館
休業日
月曜日、1月1日、5月1日、キリスト昇天祭、11月1日、12月25日
料金
アントワープシティカード の利用で入場料が無料になります
大人(26歳〜64歳):8ユーロ シニア(65歳~):6ユーロ 12歳〜26歳:6ユーロ 12歳未満:無料 毎月最終水曜日は無料 ・MAS美術館とのセット券 大人(25歳~):15ユーロ (企画展がある場合)、13ユーロ(企画展がない場合) シニア(65歳~):10ユーロ(企画展がある場合)、 8ユーロ(企画展がない場合) 12歳~25歳:10ユーロ(企画展がある場合)、 8ユーロ(企画展がない場合) 12歳未満:無料
トイレ
URL
公式サイト
*2019年時点の情報です。(ご利用上の注意)

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