アントワープのお菓子イベント、パテーキス・ウィーク（Pateekes Week）

Pateekes（パテーキス）とは、アントワープの方言で「ペストリー」を意味する言葉です。パテーキス・ウィークは、アントワープの街にある様々な人気ショップのお菓子を食べ歩きできるイベントです。

2020年のパテーキス・ウィークには、日本でもおなじみのアントワープ生まれのチョコレートブランド・デルレイなど多くの地元ショコラティエが参加します（参加店のリストおよび地図はこちら）。「パテーキス・パス」と呼ばれる10枚綴りのクーポンを購入して、参加店のイベント用お菓子やドリンクを交換することができます。1つのお店で2枚までクーポンを使うことができます。

アントワープ在住者のイチオシ、Bakkerij Lebleuのケーキ。ふだんもよく買ってます。©Bakkerij Lebleu

アントワープの伝説からできた、「手」のクッキーも

アントワープのカフェで、コーヒーと一緒に出てきた「アントワープの手」。

アントワープのカフェでは、コーヒーやお茶と一緒に手の形をしたクッキーがサーブされることがあります。「アントワープの手」というオランダ語の名前がついたアントワープセ・ハンチェは、手の形をしたアーモンド入りビスケットまたはミルクチョコレートで、アントワープ名物の1つです。

アントワープのユニクロなど、各所で飾られる「手」は、アントワープの伝説にちなんでいます。©Antwerpse Handje

手の形になったのは、昔、アントワープに住んでいた巨人がスヘルデ川の通行料を払わない人々の片手を切り落としていたのとに対し、ローマの英雄ブラボーが逆に巨人の片手を切り落としたという伝説にちなんでいます。19世紀、ベルギー国内ではじめて大規模なクッキー工場が造られたアントワープのおみやげに、この「アントワープの手」はぴったりです。

パテーキス・ウィークでは、「アントワープの手」だけでなく、タピオカティー、カップケーキ、Bokkenpootje（”山羊の足”という意味のお菓子）など、交換できる商品もいろいろなので、どれにしようか目移りしてしまうかも。公式サイトに掲載されている参加店のリストを見て、行きたいお店をあらかじめ決めておくと確実です！

イベント詳細