カフェ・レストラン

ベルギーのレストランのマナーとおすすめメニュー

ベルギーのレストランのイメージ

ベルギーのレストランのチップは何%?ベルギーでのレストランについての疑問や気をつけたいマナー、そしておすすめの郷土料理についてまとめました。

はじめに

このページでは、中〜高価格のレストランでの知っておくべきマナー、そして美味しかったベルギー郷土料理のメニューについて書いています。ベルギーのレストラン、ブラッセリー、カフェの違いは、下記をごらんください。

カフェはビールを飲むところ!レストラン、カフェ、ブラッセリーの違い
ベルギーに無数にあるカフェ、ブラッセリー、レストラン。じつはこれらの定義は、日本とはかなり違うんです。一般的な飲食店の呼び名と業態をまとめました。解説、面白い例外や、マナーについて...

水は無料ではなく注文するもの

ミネラルウォーターよりビールのほうが安いことも。

ミネラルウォーターよりビールのほうが安いことも。

カフェやブラッセリーのマナーでも書きましたが、ベルギーではお水はお金を払って注文するものなので、日本のように無料でお水が出てくることはありません。お水が欲しい場合、ミネラルウォーターを注文します。

高級レストランでは、「飲み物を頼まない」というのはまずありえません。食前酒やビール、ワインなどのアルコール類が主流で、飲めない人はソフトドリンク、または少なくともお水は注文します。

ベルギーにはたくさんのミネラルウォーターのブランドがあります。そのうち、日本人の口に合うと思うのは「Bru」「Spa」「Chaudfontaine」です。ペリエやエビアンなどの日本でもおなじみのブランドもあります。レストランではこれらのミネラルウォーターは、ブランド名と「スパークリング(炭酸入り)」「ノンスパークリング(炭酸なし)」の区別がメニューに載っています。一人分250mlと小さい瓶でサーブされるので、沢山水分をとりたい時や、数人でシェアしたい時は500mlのサイズを頼むと安心です。

前菜、サラダ・スープ、パスタ、メイン(肉や魚)、全部頼まないとダメ?

鶏肉、牛肉、豚肉とメニューが分かれていたレストラン。このような肉魚料理には、ミニサラダとつけあわせのポテトが付いてきます。

鶏肉、牛肉、豚肉とメニューが分かれていたレストラン。このような肉魚料理には、ミニサラダとつけあわせのポテトが付いてきます。

コース料理ではなくアラカルトで頼む場合、全部頼む必要はもちろんありませんが、少なくとも2品以上注文するのがマナーです。といっても前菜から2品ではなく、前菜やスープから1品+メインに相当するものを注文します。

気を付けたいのは、一般的にベルギーの料理は一皿の量が多く、特にパスタや肉料理は、日本の約2倍の量がサーブされること(どっさり、という言葉がよく似合います)。また、前菜にもいろいろなタイプがあり、一般的な生ハムの盛り合わせから、パスタや魚料理などの「メインを少し小ぶりにしたもの」が含まれることも。たくさん食べる人には嬉しいですが、少食の人は何品も頼むとメインにたどり着けない…という悲しい結果になることも。きになる場合は、お店の人に「量はどれくらいですか?」「シェアできますか?」と聞くと安心です。

メイン料理(肉や魚)を食べずにパスタやサラダにすることは可能?

ベルギーのレストランで食べた、ジェノベーゼと生ハムのパスタ。

ベルギーのレストランで食べた、ジェノベーゼと生ハムのパスタ。

可能です。肉や魚はどうしてもヘビーなので、サラダやパスタをメインにする人はたくさんいます。特に、ベルギーのサラダは量も多く、タイプによっては肉やシーフードもたくさん入っているため、ちゃんとしたメインとして成立します。ただしその場合、付け合せのサラダ(5ユーロ程度)のものではなく、サラダメニューから少なくとも15ユーロ程度のサラダを注文します。

レストランで「シーフードサラダ」を頼んだ結果。カラマリのフリットに、海老のサテー、そしてチキンまで付いてきました(19ユーロ)

レストランで「シーフードサラダ」を頼んだ結果。カラマリのフリットに、海老のサテー、サーモン、そしてチキンまで付いてきました(19ユーロ)。

ベルギーフライドポテトはいつ出てくる?

フライドポテトは料理の付け合せとして、メイン料理と一緒にサーブされます。つまり、フライドポテトはパンやライスと同じ位置付けです。

一般的なレストランでは、フライドポテトだけではなく、ミニサイズのサラダ、パン、マッシュポテト、ライスなどから選択できるようになっています。メイン料理の料金に自動的に含まれていますが、食べられない場合は断ることも可能です。また、上記のようにサラダやパスタをメインにする場合、サイドディッシュとして追加注文することができます。

肉料理のつけあわせとして頼んだフライドポテト。美味しいのですが、これだけでお腹いっぱいになりそうです。

肉料理のつけあわせとして頼んだフライドポテト。美味しいのですが、これだけでお腹いっぱいになりそうです。

ベルギーのチップは何%?

ベルギーにはチップ文化が無いため払う必要がなく、レシートに書かれている代金(税・サービス料はすでに含まれています)をそのまま支払います。席を変えてもらったなど、特別なアレンジや配慮をしてもらって、そのことに感謝の気持ちを表したい場合は、5ユーロ〜10ユーロを多めに払い、「お釣りはいりません」と伝えるとスマートです。

おすすめのベルギー料理は?

母娘の個人旅行で食べたベルギー郷土料理のうち、特においしいと思ったものまとめました。どれも定番中の定番で、多くのベルギー料理レストランにありますが、ジビエなどの季節料理は時期によっては無いものもあります。ベルギーの公用語である、オランダ語、フランス語の順に書かれています。

【前菜】

Tomaat met grijze garnaal / Tomates aux crevettes grises
北海で取れるピンク色の海老とトマトを使ったサラダ。トマトの中をくりぬいて、味付けした小エビを詰めて飾りつけます。このピンクの海老は味が強く、日本の海老とは少し違うんです。サラダの一種としてレタスなどと一緒にサーブされます。

Asperges op Vlaamse wijze / Asperges a la Flamande
ベルギーの名産、ホワイトアスパラガスを茹でたものに、少量のバターやオイルで風味づけし、ゆで卵で飾りをつけたベルギー北部の郷土料理。丁寧に下ごしらえされた生のアスパラガスの美味しさは格別。缶詰のホワイトアスパラガスが苦手な人にこそ、ぜひ食べて欲しい料理です。

【スープ】

Witloof roomsoep / Soupe de creme d’endive
ベルギー名産のチコリ(エンダイブとも)と生クリームのスープ。チコリの苦味が効いていて美味しい。冬がシーズンだが、1年中注文できる。

Kervelsoep / Soupe de cerfeuil
チャービル(セルフィーユとも)というさわやかな香りのハーブ入りのスープ。

【魚料理】

Mosselen natuur / Moules mariniere
有名なムール貝をセロリやハーブの蒸したもの。最低限の味付けの方が、ムール貝のナチュラルな風味が楽しめるため、このnatuurか、白ワインで蒸したmet witte wijnがおすすめ。

ベルギーでムール貝を食べよう!
美食の国・ベルギーに行くなら絶対食べたいムール貝。シーズンは?食べ方は?おすすめのお店は?様々な疑問にお答えします。...

Kabeljauw op Vlaamse wijze / Cabillaud a la Flamande
タラの切り身を白ビールとハーブでソテーした、フランダース地方の名物料理。

Paling in het groen / Auguille au vert
うなぎをソテーし、様々なフレッシュハーブのソースをかけたもの。日本の蒲焼とはまったく違う味が楽しめる。

【肉料理】

Koninginnen hapje / Vol-au-vent a la reine
ベルギー郷土料理として必ず名前が上がる、チキンのクリーム煮をパイ生地で包んだもの。日本人にも馴染みがある味の組み合わせでとても美味しい。クリーム煮には野菜やキノコが入ることも。

Gentse waterzooi / Waterzooi de poulet a la Gantoise
ワーテルゾーイは、ゲント発祥のベルギー風のホワイトシチュー。何世紀も前から受け継がれるメニューだが、昔はチキンの代わりに魚が入っていたそう。味も日本のホワイトシチューと似ていて、安心して注文できます。

Stoofvlees / Carbonnades a la Flamande
牛肉をビールで煮込んだベルギー北部地方の郷土料理。シメイなどのダークビールが使われる。ビールによって肉が柔らかくなり、風味もまろやかに。

Konijn in kriek bier / Lapin a la kriek
秋のジビエの季節に見かけたら絶対トライしてほしい、ウサギの肉を、ベルギーのクリークビール(サワーチェリーのフルーツビール)で味付けしたもの。

【デザート】

Dame Blanche / Coupe Dame Blanche
ベルギーチョコレートソースがかかったアイスクリームサンデー。カフェやブラッセリーから高級レストランまで、ベルギーのデザートの定番。

ベルギーのレストランを知るのにおすすめの本

旅名人ブックス9 ベルギー美食紀行(第4版)
  • 和田 哲郎, 野田 恭, 飯田 辰彦, 谷 克二, 長川 恵, 邸 景一, 朝倉 利恵, 渡部 浩之, 武田 和秀
詳細を見る
旅名人ブックス9 ベルギー美食ガイド 第2版
  • 和田 哲郎, 野田 恭, 長川 恵, 邸 景一, 渡部 浩之, 武田 和秀
詳細を見る

これらの本は、フルカラーでベルギーの有名レストランやオーベルジュについて紹介しています。紙も質のいいのを使っているのか、本自体にかなり厚みがあるため、持ち運びには適していませんが、旅行前に読む本としてはとても役立ちました。

内容はとてもシンプルで、ベルギーで美味しいと言われるレストラン(高級店が中心)を、1軒あたり4ページ程度で紹介しています。実際に頼んだ料理の写真とともに、レストランの歴史からオーナーの人柄まで、深く掘り下げた内容になっています。紹介するレストラン数も多く、中には車でないと行けない古城レストランや、現地のセレブが行く森の中のレストランも。

旅行前に行きたいレストランの下調べとして使うのにはかなり重宝しました。ただし、10年以上前の本のため、今では営業していないレストランもあるはずです(自分が見た限り、超有名店は結構残っています)。また、当然ながら新しいレストラン情報はありません。

この記事を書いた人

BELPLUS編集部

BELPLUS編集部

BELPLUS(ベルプラス)は、ベルギー旅行が好きな母娘と、ベルギー現地在住者スタッフが共同で運営するサイトです。旅行に役立つ実体験ガイド記事のほか、現地長期滞在、留学生の方のための生活情報もお届けしています。