廃墟修道院

ブリュッセルから電車で行ける、美しい廃墟修道院

ベルギーでさあ、どこに行こうとホテルに相談した私たち。「廃墟になった修道院で、ピクニックもできるし...とにかく綺麗だよ」ピクニックって...今、真冬(; ;)(でもヨーロッパ人ならやりかねない)。 ですが、何故か「廃墟でピクニック」の一言がおかんの心の琴線をいたく刺激したらしく、 「行こう!!この廃墟の修道院に」と言いだしました。

修道院の廃墟でピクニックができる?!

修道院全景

ベルギーに着いた翌日、おかんがまたしても泊まったホテルのスタッフに無茶振りな質問をしていました。
「ここ(ブリュッセル)から電車で日帰りで行けて、有名な観光地じゃなくて、知る人ぞ知るというマニアックなところを教えてくれ」
(私たちは基本的にノープランで、事前予約が必要な他の国への移動を除いては、その日の予定を当日決めることがほとんどです)

ホテルのお姉さんとお兄さんは最初は困ってましたが、「外国からの観光客はあまりいないけど、ブリュッセルの南のヴィレ=ラ=ヴィル(Villers-La-Ville)という村に、ベルギー人に人気の修道院があるよ」を教えてくれました。
「ただし、今は廃墟(ruined)になってる。フランス革命の時に見捨てられた建物で、今残ってるのは外壁だけだけど」
「廃墟になった修道院で、ピクニックもできるし…とにかく綺麗だよ」
ピクニックって…今、真冬なんですけど(; ;)(でもヨーロッパ人ならやりかねない)。

ですが、何故か「廃墟でピクニック」の一言がおかんの心の琴線をいたく刺激したらしく、
「行こう!!この廃墟の修道院に」と言いだしました。
行き方を聞いてみると、乗り換えは1回あるけれど、鉄道でたった1時間。
天気も良かったので、ピクニックはできるかどうかわからないけれど、旅の思い出に残るかなと思い、この「ヴィレ=ラ=ヴィルの修道院」に行って来ました。

行く前にサンドイッチをPanosで買いました
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ヴィレ=ラ=ヴィルの修道院について

ヴィレ=ラ=ヴィルの修道院
ヴィレ=ラ=ヴィルの修道院全景

ヴィレ=ラ=ヴィルの修道院は、ヨーロッパで最も有名なシトー会の修道院と言われています。1146年に建設が始まり、ベルギー・ワロン地方の様々な建築スタイルを取り入れて建設された修道院は、修道士たちが生活する部屋、ダイニングルーム、祈りの部屋など、様々な部分に分かれています。フランス革命中の1794年に略奪され、1796年に廃墟(全ての修道士が去ったため)となりましたが、ワロン地方の重要建築物として保護されているため、今でも、当時の修道士たちの生活を知ることができる貴重な歴史的建築物となっています。

ヴィレ=ラ=ヴィルの修道院

ヴィレ=ラ=ヴィルの修道院への行き方

ブリュッセルの鉄道駅(北駅、中央駅、南駅)からは、ルクセンブルグ行きのIC(インターシティ。都市間快速電車)に乗り、Ottignies駅で下車。その後、ナミュール駅の各駅電車に乗り換え、Villers-La-Ville駅で下車。ブリュッセルからの所要時間は約1時間。

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乗車駅と降車駅(自分たちは中央駅から出発しました)
乗車駅と降車駅(自分たちは中央駅から出発しました)
ブリュッセルからヴィレ=ラ=ヴィルの修道院の鉄道路線
ブリュッセルからヴィレ=ラ=ヴィルの修道院の鉄道路線

いよいよ修道院に

受付で入場料(大人6ユーロ)を払って、いよいよ修道院の敷地内へ。足を踏み入れてすぐに、目の前に修道院の全景が広がります。

入場料はベルギーの公用語であるフランス語、オランダ語、ドイツ語、そして英語の4ヶ国語表記
入場料はベルギーの公用語であるフランス語、オランダ語、ドイツ語、そして英語の4ヶ国語表記
入り口は蔦で覆われた壁のすぐ隣でした。
入り口は蔦で覆われた壁のすぐ隣でした。

特に順路は無いみたいなので、まずは左に見える教会っぽい建物へ。建物といっても、残っているのは今にも崩れそうな壁だけで、天井は完全にありません。

天井は全くありません
天井は全くありません

ここ、教会かと思っていましたが、実際は修道士たちの食堂でした。今はテーブルや椅子などはなく、代わりになぜかアヒルやカモたちが。当時の暮らしぶりがわかるように、簡単なイラストと解説が添えられています。

小さな謎の小部屋や、上に続く階段もあったりして、当時の生活に想いを馳せるのも楽しいです。

そして、いよいよこの修道院の一番の見どころと言われる大聖堂に行きます。

メインの見どころ・大聖堂へ

大聖堂は、天井がかろうじて残っている前半部分と、天井も外壁も朽ち果てて無くなってしまった後半部分に分かれています。

大聖堂は天井が残っています
大聖堂は天井が残っています
残っている天井を下から撮影
残っている天井を下から撮影
修道院は天井がある部分とない部分が
修道院は天井がある部分とない部分が
見上げると首が疲れるくらい高いです。
見上げると首が疲れるくらい高いです。

青空の下でピクニックをしている人…はいなかったので最寄りのカフェへ

ピクニックにこだわるおかんのために、一応ブリュッセル中央駅近くのPanos(サンドイッチのチェーン店)でサンドイッチを買ったのですが、とてもじゃないけどベルギーの冬に外でピクニックは無理。綺麗なテーブルとベンチはありましたが、食事してる人はいませんでした。そのため、一度修道院を出て(修道院は再入場可)、歩いてすぐのブラッセリーでランチと休憩を取ることに。

シャレーは山小屋の意味ですが、外側はあまりシャレーっぽくないかも
シャレーは山小屋の意味ですが、外側はあまりシャレーっぽくないかも
れんがづくりのかわいい店内
れんがづくりのかわいい店内

Le Chalet de la Forêtという名前のブラッセリーは、ベルギーらしくビールの種類が豊富。特にDuvelがおすすめで、あまり見たことがないDuvelの可愛いコースターがあったのでおみやげに持って帰りました。このコースターシリーズ、何種類もあるみたいです。

duvelのコースターいろいろ
Duvelのコースターいろいろ

ベルギーって、そのお店でおすすめのビールは看板やコースターになっているのでわかりやすいです。日本の居酒屋と似ているかも。

すごいDuvel推しでした
すごいDuvel推しでした

再び入場…階段を登り、修道院の全景が見渡せる高台へ

ランチの後は再び修道院に戻り、2012年にできたばかりの併設の庭園を抜け、修道院が見渡せる高台への階段へ。入り口からは見えなかった階段ですが、かなり(10分くらい)登るので年寄り二人には辛かったです。

高台から見る修道院全景
高台から見る修道院全景

高台にぽつんと小さな祠?がありました。

中には祈りを捧げる場所が
中には祈りを捧げる場所が

最後に

団体の観光客はまったくおらず、個人の旅行者ばかりでとても静かな場所でした。キリスト教に詳しくなくても、13世紀の廃墟になった修道院の雰囲気がたっぷり味わえます。敷地内にも自然がたくさんあるので、ゆっくり散歩したい方には本当におすすめです。ピクニックの持ち込みは可能ですが、近くにはブラッセリーとレストランも。

廃墟の前でおかんと写真をとりました。
廃墟の前でおかんと写真をとりました。

関連するおすすめ本

ベルギー南部ロマン紀行」は、10年前に発行された本なので、レストランやホテル情報はあまり当てになりませんが、ワロン(フランス語圏)地方の田舎の小さな町についてこれでもか〜というくらい詳しく書かれた本です。修道院のような歴史的建物は変わらないため、今でも参考になります。これともう一つ、同じ出版社から出ている「ベルギーの田舎町」の2冊があれば、ベルギーのマイナーな町がほとんど網羅できます。

「ベルギーの田舎町」のほうは、ベルギー全体の小さな町を一つずつ4ページ程度で紹介しています。
「ベルギーの田舎町」のほうは、ベルギー全体の小さな町を一つずつ4ページ程度で紹介しています。

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