ゲントの金曜日広場の歴史

Vrijdagmarkt
BELPLUS編集部
ゲント ベルギーの観光名所

金曜日広場について

金曜日広場は、ゲント市庁舎を北に向かった方向にある市場です。この広場で12世紀から続く野菜や果物のマーケットは、金曜日の朝と土曜日の午後にオープンします。 広場の中央には、ヤコブ・ヴァン・アルテベルデの像が。アルテベルデは、フランスとイギリスによる百年戦争の際に、親フランス派のフランドル伯に反旗を翻し、イングランド王を支援しました。そのおかげで、ゲントを含むフランドル地方は中立を守ることができ、毛織物産業を発展し続けることができたそうです。 アルテベルデの像は、イングランドの方向を向いて建っています。 金曜日広場にはギルドハウスが立ち並んでいますが、その中で一番古いのは1458年にできたトレッケン(Toreken)です。かつては皮なめし工のギルドでした。この建物の上には、人魚の形の風車と赤い大砲Dulle Griet(『悪女フリート』)があります。昔は大砲が造られると、女性の名前を付けたそう。ブリューゲルの絵のタイトルより、こちらの名前のほうが後で付きました。 トレッケン以外の建物は、18世紀以降に建てられたもの。1902年に完成した社会主義者のための施設『人民の家』(Ons Huis、Bond Moyson)は、様々な様式が混じった折衷主義建築で建てられています。 金曜日広場にはオープンカフェもあるので、天気の良い日にのんびりするのもおすすめ。

基本情報

名称
金曜日広場
Vrijdagmarkt
住所
Vrijdagmarkt 9000 Gent
( 地図アプリで場所と行き方を見る)
最寄駅
Gent Sint-Jacobs(バス3・N3番)
営業時間
24時間 市場: 金曜日:7:30~13:00 土曜日:11:00~18:30
休業日
なし
料金
無料
トイレ
*2019年時点の情報です。(ご利用上の注意)

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BELPLUS編集部

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