日本と異なるスターバックスの無料WiFIの登録方法

AUTOGRILLって何?ベルギーのスタバの無料WiFiに困ったお話

BELPLUS編集部
カフェ・レストラン

ブリュッセルで誰かと待ち合わせる時、最もわかりやすい場所の一つがブリュッセル中央駅のスターバックスです。世界遺産グラン・プラスや多くの観光名所に続く出口の目の前にあり、ホームからも最も大きな中央階段を登ってすぐ右手にあるわかりやすさ。雨の日も寒い日も使えるし、店内がいっぱいの時は店の前のスペースで待てばいいのも安心です。

待ち合わせ場所として多用している、ブリュッセル中央駅のスターバックス

待ち合わせ場所として多用している、ブリュッセル中央駅のスターバックス

グランプラス方面に歩けばもっとおしゃれなカフェもたくさんあるのですが、カフェによってはとんでもなくわかりにくい入り口だったり、注文体系が違ったり、カフェだと思ったらレストランだったり、最悪の場合は予告なきバカンスで長期休業だったりして、新しい場所での待ち合わせは結構難しい…というのはすでに経験済み。

あとは、ブリュッセルって駅ビルやショッピングセンターのソファのような「屋内で、誰でも無料で座って待てる場所」が意外と無いんです。そのため、私は毎回無難な中央駅のスターバックスを使っています。

ブリュッセル中央駅のスターバックスの店内

ブリュッセル中央駅のスターバックスの店内。席数は少ないため、満席で入れないことも。ただし店舗外のスペースで待ち合わせも可

ヨーロッパ旅行中は、インターネットが使えるWiFiルーターを常に持っているのですが、たまたまホテルの部屋にルーターを忘れたまま、中央駅のスターバックスで待ち合わせをすることになりました。インターネットがないため、SNSや電話での連絡もできない状態。だったらスターバックスの無料WiFiを使おうと思い、WiFiのネットワークを探して出てきたのがこの画面です。

スターバックスのWiFiサービスなのに、AUTOGRILLって何?おまけにフランス語だけでこれでいいのかわかりません...。

スターバックスのWiFiサービスなのに、AUTOGRILLって何?おまけにフランス語だけでこれでいいのかわかりません…。

WiFiの名前は、「Starbucks Brussels Centraal」なので、このネットワークがスターバックスが提供していることはわかっています。でも、日本だとこの後スターバックス専用のWiFi接続ページが出てくるのに、ここで出てきたのは「AUTOGRILL」という謎の名前。おまけに、フランス語が一ミリもわからないのでこれで正しいのかどうかもわかりません…。もしかして新手の詐欺?とまで思ってしまいました。

待ち合わせ自体は上手くいき、ブリュッセル在住の友人にこのAUTOGRILLの意味を聞くと、AUTOGRILLは、ヨーロッパとアメリカの一部でスターバックスの運営をしている会社だそうです。そのためフランスやベルギー、オランダあたりでスターバックスのWiFiを使おうとすると、運営会社であるAUTOGRILLのWiFi画面になるのだそう。

フランス語はわかりにくいですが、メールアドレスを入れたあと、直後の「OUVRIR UNE SESSION(セッション開始)」ボタンを押すだけでだけですぐに使えるようになります。

インターネットに繋がったことを示す画面。中央に接続時間が表示されて、インターネットを使えるようになりました。

インターネットに繋がったことを示す画面。中央に接続時間が表示されて、インターネットを使えるようになりました。

スターバックスの接続は正直に言うとあまり良くなく、しょっちゅうセッションが途切れたり、画像を送るのにかなり時間がかかりました。ベルギーではホテルによってもWiFiのレベルがかなり違うため(特に個人経営のホテル)、不安な方は私と同じように、日本でWiFiルーターをレンタルしていくことをおすすめします。

ヨーロッパ周遊旅行の方は、周遊プランだと滞在中インターネットの心配が全くなくなるので便利ですよ。

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BELPLUS編集部

BELPLUS(ベルプラス)は、ベルギー在住者が共同で運営するメディアです。旅行に役立つ情報のほか、現地長期滞在、留学生のための生活情報もお届けしています。