アントワープ王立芸術アカデミーファッション科ファッションショー

アントワープ王立芸術アカデミーは、ゴッホも学んだ、創立350年以上の歴史あるアカデミーです。ファッション科はロンドンのセントマーチンズやロイヤルアカデミーにファッション科が誕生した影響で、1963年に設立されました。

アントワープ王立芸術アカデミーファッション科からは、1986年にロンドンで行われた展示会で注目を浴びた、ドリス・ヴァン・ノッテン、アン・ドゥムルメステール、ダーク・ビッケンバーグなど6人からなる「アントワープ・シックス」と呼ばれるグループが巣立っています。

アントワープ・シックスの活躍で、一躍、アントワープはファッションの町として認められるようになりました。その展示会には参加しませんでしたが、現在、マルタン・マルジェラがアントワープ・シックスにオリジナルメンバーの代わりにに加えられています。他に、ヴェロニク・ブランキーノ、ラフ・シモンズなどの有名デザイナーも出身者です。

日本からの入学者も毎年のようにいて、2006年には坂部三樹郎氏、2007年には堀内太郎氏が首席で卒業したことも話題になりました。

一般の人でも見ることができるファッション科によるファッションショーには、新しい才能を見に世界中から約6000人が訪れます。アントワープ王立芸術アカデミーのファッション科は、卒業する生徒が入学者に比べ非常に少ないのですが、2017年は18人の4年生がオリジナルのファッションショーを開きました。1年生はグループで、2～3年生もテーマに沿った内容でファッションショーに参加します。

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