アントワープの肉屋のギルドハウスは楽器博物館だった!

Museum Vleeshuis
BELPLUS編集部

肉屋のギルドハウスについて

アントワープの中心部にある、肉屋のギルドハウス。ギルドハウスとは、昔の産業組合の建物ことで、例として、ブリュッセルにあるグランプラスのビール産業組合のギルドハウスは、現在ビール博物館として利用されています。そのため、肉屋のギルドハウスでは当然食肉関連のの展示をしているのかと勘違いしていたのですが、現在は古楽器博物館でした。 肉屋のギルドハウスは、16世紀初めに後期ゴシック様式で建てられました。19世紀中頃までは肉の売買が行われていて、1階が肉市場で、2階が評議会室として使用されていたそう。その後、ワイン倉庫や劇場としても使われていました。 現在は古楽を中心とした楽器の博物館として使われています。博物館では、楽器の他に絵画や陶器なども展示。また、スマートフォンやタブレットを使って、昔のチェンバロや鐘の音などを聞くことができます。 アントワープでは、16世紀~17世紀、ルッカース一族によりチェンバロ作りが行われていました。アンドレアス・ルッカースの作ったモデルは、特に人気があったようです。博物館には、アンドレアス・ルッカースによるチェンバロも展示されています。チェンバロはハープシコードとも呼ばれ、形はピアノに似ていて、絵が描かれたものが多いです。ルッカース一家が住んでいた場所は、肉屋のギルドハウスの向かい側にあります。 博物館では、コンサートなどのイベントも開催されていますよ。各イベントの詳細は、公式サイトで見ることができます。
日本ではなかなか見られないヨーロッパの貴重な古楽器を多数展示

日本ではなかなか見られないヨーロッパの貴重な古楽器を多数展示©CucombreLibre

基本情報

名称
肉屋のギルドハウス
Museum Vleeshuis
住所
Vleeshouwersstraat 38 2000 Antwerpen
( 地図アプリで場所と行き方を見る)
最寄駅
Antwerpen Suikerrui Steenplein(バス30番)
営業時間
火曜日~日曜日:10:00~17:00
休業日
月曜日(イースターの月曜日は除く)、1月1日、5月1日、キリスト昇天祭、11月1日、12月25日
料金
アントワープシティカード の利用で入場料が無料になります
大人(26歳~65歳):5ユーロ シニア(65歳~):3ユーロ 12歳~25歳:3ユーロ 12歳未満:無料
トイレ
URL
公式サイト
*2020年時点の情報です。(ご利用上の注意)

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