「ベルギーの奇想」ファンタスティック・アート・ミュージアムへ

Musée d'Art Fantastique
BELPLUS編集部

ファンタスティック・アート・ミュージアムについて

異形の生物、怪物や悪魔、そしてシュールレアリズムなど「変わったもの」が好きな方にぜひ訪れて欲しいのが、オルタ美術館と同じアメリケーヌ通りにあるファンタスティック・アート・ミュージアムです。 もともとベルギーは、ボスやブリューゲルなどが異形の生物を描いた作品を多く残すなど、「変わったもの」のアートに関しては年季の入った(?)国でもあります。日本では2017年に「ベルギー奇想の系譜」という展示会まで開催されたほどです。 このミュージアムは、1989年に開催された『summer-young』というイベントのために『Maison Bis-art Bizarre』をオープンしたのがはじまり。1年目のイベントは50人しか集まらなかったそうですが、回を重ね、1996年には数千人を動員。何回か開催場所を変えた後、2002年3月2日に正式オープンしました。奇しくもその日はベルギーの幻想作家トーマス・オーウェンが亡くなった日だったそう。 ファンタスティック・アート・ミュージアムはビザール館(Maison Bis-art Bizarre)から始まったこともあり、ビザール(幻想的・奇妙・シュールレアリズム的)なものに絞って展示しています。コレクションの内容は、絵画、彫刻など様々。 ベランダではドラキュラがお出迎え。他に、エレファントマン、がいこつやクモのオブジェ、人形の顔の入った瓶など、ビザールなものがいっぱいです。顔出しパネルもあるので、記念写真も撮影できますよ。 ファンタスティック・アート・ミュージアムでは、ハロウィンフェスティバルなどのイベントも開催されています。オープンしている日が限られるので、公式サイトをチェックしてから出かけてみてください。

基本情報

名称
ファンタスティック・アート・ミュージアム
Musée d'Art Fantastique
住所
7, Rue Américaine 1060 Brussels
( 地図アプリで場所と行き方を見る)
最寄駅
Janson駅(トラム92・97番)
営業時間
5月~9月の土曜日・日曜日:14:00~17:00(特別なイベントがない場合)
休業日
イベントがない月曜日~金曜日、10月~4月
料金
常設展 大人:6ユーロ 学生(12歳~):5ユーロ 12歳以下:4.5ユーロ イベントの場合、それぞれ料金が異なる
トイレ
URL
公式サイト
*2019年時点の情報です。(ご利用上の注意)
おすすめ度: 5

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