ルーヴァンのおすすめホテル、マーティンズ クロスター

ベルギー・ルーヴェンの旧修道院を利用したおすすめホテル「マーティンズ クロスター」

BELPLUS編集部
おすすめホテル ルーヴェン 個人旅行記

ルーヴェンのホテル事情

ブリュッセルから電車で25分の場所にある小都市ルーヴェン。この古い歴史を感じられるルーヴェンが大好きで、これまでも何度か観光や知り合いの卒業式などで訪れました。

ルーヴェンは学生都市ということもあり、学生やその家族、研究者、そしてセミナーやカンファレンスの参加者のためのホテルが街中にたくさんあります。治安が非常に良いので基本的にどのホテルを選んでも安全ですが、できるだけ「リング」と呼ばれる市の中心部(環状道路の輪の中)のホテルにするのがおすすめです。

ルーヴェンの「リング」の外側はルーヴェンではない...というのはルーヴェンっ子の発言。駅や修道院など見所はすべてこの中に。

ルーヴェンの「リング」の外側はルーヴェンではない…というのはルーヴェンっ子の発言。駅や修道院など見所はすべてこの中に。

駅前のホテルはアクセスがいいですが、全体的に値段が高め(ルーヴェン駅周辺の不動産価値は国の上位を争うレベルです)なのと、周りに見どころやレストランが少ないかな、と思います。駅前も確かに整備されているのですが、そこからたった15分歩いた街の中心部の方が断然綺麗です。そこでは、華麗なルーヴェン市庁舎や、カフェが並ぶオウデマルクト、そして世界遺産に認定されたベギンホフへもアクセスが抜群です。

ルーヴェンを代表する建物である市庁舎。周りにはカフェやレストランが並び、食べる場所に困りません。

ルーヴェンを代表する建物である市庁舎。周りにはカフェやレストランが並び、食べる場所に困りません。

オウデマルクトは朝から深夜まで学生でいっぱい

オウデマルクトは朝から深夜まで学生でいっぱい。安くて美味しいものを食べるならここで。

ルーヴェンの中心部、市庁舎から歩いてすぐの場所にあり、古い修道院を改装した「マーティンズ クロスター」というホテルがあります。ルーヴェンに住んでいたという方から、遠方のご家族は滞在する時はいつもこのホテル、とおすすめしてもらいました。街の中心部であることと、大学の建物にも近いことから、ルーベン大学や付属病院の研究者やその家族の方にも人気だそうです。

マーティンズホテルは、ベルギーでは「古い建物をリノベートして、ラグジュアリーホテルとして生まれ変わらせる」というベルギーのホテルグループで、ルーヴェンだけでなく、ゲント、ブルージュなど様々な場所にあります。リノベートした内装がとても良さそうだったのと、修道院にステイするというヨーロッパらしい体験がしたくてここに決めました。

マーティンズホテル
マーティンズ クロスターホテル(Martin’s Klooster Hotel)
Onze-Lieve-Vrouwstraat 18, 3000 Leuven

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エントランスとチェックイン

ホテルへは、市庁舎からすぐ近くの大通りから一本入った場所にあります。チェックインが午後7時と遅くなりましたが、もともとルーヴェンはベルギーで1,2番目に治安が良いと言われるほどで、治安の不安を感じることはありませんでした(この後、午後9時からクリスマスマーケットに出かけました)

綺麗にライトアップされた市庁舎。ここからホテルは歩いてすぐ。その間に、レストラン通りとして有名な「ムントストラート」もあります。

綺麗にライトアップされた市庁舎。ここからホテルは歩いてすぐ。その間に、レストラン通りとして有名な「ムントストラート」もあります。

市庁舎横のおすすめレストラン、Notre Dame Quasimodoの綺麗なテラス。

市庁舎横のおすすめレストラン、Notre Dame Quasimodoの綺麗なテラス。

歩いて行くと、ホテルの名前がついた建物が見えてきました。最初は写真下の大きな木の扉が入り口かと思い開けようとしたのですが、よく見るとホテルの入り口はリノベーションした隣の建物でした。

ホテルの看板は控えめなので注意が必要。チェックインはこの建物のすぐ後ろです。

ホテルの看板は控えめなので注意が必要。チェックインはこの建物のすぐ後ろです。

チェックインの後ろには待ち合わせ用のフロアがあり、フリードリンクやいろいろな雑誌のサービスも。

チェックインの後ろには待ち合わせ用のフロアがあり、フリードリンクやいろいろな雑誌のサービスも。

フロントで挨拶してくれたスタッフの方はとてもフレンドリーで、ブッキングドットコムで印刷した予約控え(しかも日本語)を渡すだけで、すぐにカードキーをもらえました。ブッキングドットコムはお隣の国オランダの企業のため、ここ経由の予約がとても多いようで、ホテルスタッフの方も予約書を見るのに慣れているようです。

室内のようす

ブルージュで泊まった「デュークス パレス」でも感じましたが、ベルギーの古い建物を利用したホテルは、水周りなどリノベーションが必要なところは思い切り近代的にしつつも、伝統的なアイテムをオリジナルなものとして内装に活かしていると思います。このホテルの部屋でも、まず目に飛び込んできたのは、フランドル画家ロヒール・ファン・デル・ウェイデンの大きな絵と、バスルームへ続くドアに移る古いルーヴェンの地図。西洋絵画好きな母がホテルのスタッフに聞いたところ、部屋によって絵は違いますが、みんなベルギー北部を代表するフランドル絵画をセレクトしているそうです。

ベルギー生まれの画家ヒール・ファン・デル・ウェイデンの絵は、ブリュッセル王立美術館でも見られます。

ベルギー生まれの画家ヒール・ファン・デル・ウェイデンの絵は、ブリュッセル王立美術館でも見られます。

バスルームに向かう大きな扉は、昔のルーヴェンの地図。元修道院らしい粋なデザインです。

バスルームに向かう大きな扉は、昔のルーヴェンの地図。元修道院らしいデザインです。

そして一番素敵だったのは、たっぷりお湯が入る深いジャグジーのバスタブと、そこから見える、目の前に建つ大きな教会のライトアップです。外の通りは静かで落ち着いて時間を過ごすことができました。

窓を全開にすると、バスタブから見える美しい教会

窓を全開にすると、バスタブから見える美しい教会

バスタブはとても綺麗でした。夜は湯船につかりたい方におすすめのホテルです

バスタブはとても綺麗でした。夜は湯船につかりたい方におすすめのホテルです

部屋には大きな窓があり、窓を開けるとベルギーの街並みが一望できます。

朝は霧がかっていた窓からの街並み。

朝は霧がかっていた部屋のテラスからの街並み。

ホテル近くのカフェ、レストラン

ホテル周辺の食環境はとても充実しています。学生向けのお店で安く食べるならオウデマルクトやパレイス通り(どちらもホテルから歩いてすぐ)もいいですし、ちょっと豪華なディナーにしたいときは、市庁舎のすぐ裏にあるムント通りがおすすめ。ムント通りには幾つかの日本食レストランもあります。また、ホテルのすぐ近くの大通りには小さなスーパーがあり、サンドイッチやサラダ、寿司のパックなども売っていました。

ムント通りは細い路地の両側にレストランが並びます。

ムント通りは細い路地の両側にレストランが並びます。

私たちはクリスマスマーケットで食べてしまったので、結局ホテル内部のバーで食後のドリンクだけにしました。このカフェバーはホテルの内部からも行けるのですが、外から行く場合は、古い門をくぐって広いエントランスから入るとても素敵な設計になっています。

ホテル併設のバー。食事もできます。

ホテル併設のバー。食事もできます。

門から入り口まで遠い、豪華なバー。夏はここにテラス席がいっぱいできるそうです。

門から入り口まで遠い、素敵なれんが造りのバー。夏はここにテラス席がいっぱいできるそうです。

駅前はカフェかファーストフードのお店が中心になるので、やはりホテルをここにしてよかった、と思いました。

豪華な朝食を体験

ホテルの朝食は、修道院の庭が見渡せるガラス張りの大きな部屋になります。ホテルスタッフに朝の挨拶をすると、席に着く前に、シャンパンを飲むかどうか聞かれました。朝から?!と思ったのですが、フランスやベルギーのホテルで流行っているサービスだそう。シャンパンのグラスを持って、席に座ります。

マーティンズホテルグループは朝食の素材もこだわっているらしく、ベルギー国産のパンやチーズ、ハム、バターの美味しさがいっぱい味わえるビュッフェ式。とにかく種類が多いので、いろいろな味をためしてみたい方にぴったりです。私は、スモークサーモンとフルーツの美味しさに感動して大盛りで食べてしまいました(酔っていただけかも…)。

まとめ マーティンズ クロスターホテルはこんな方におすすめ!

  • 修道院の歴史ある建物を利用したホテルに泊まりたい方
  • ルーヴェンの中心部で、街歩きやカフェ巡りを楽しみたい方
  • ルーベン大学に行く予定の方(文系学部のみ。理系学部はアレンベルグという別キャンパスになります)
マーティンズホテル
マーティンズ クロスターホテル(Martin’s Klooster Hotel)
Onze-Lieve-Vrouwstraat 18, 3000 Leuven

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BELPLUS編集部

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