ヨーロッパ最古の大学であることと、世界の大学ランキングでも上位に位置し、教育や研究のレベルが高いことで知られるルーヴェン大学。この大学を有するルーヴェンは、学生や教授など大学関係者が多く住んでいることから、観光客でいっぱいのブリュッセルとは違う落ち着いた雰囲気が漂っています。また、大学関係の歴史ある建物が多いことや、治安や住宅環境の良さから、最近では住宅価格もうなぎのぼり。住宅は皆美しく手入れされ、街を歩いているだけでも楽しい気分になれます。
私が「一番ベルギーらしい街」といって真っ先に思いつくのがこのルーヴェンです。ブリュッセル、ブルージュ、ゲントのほうが観光都市としては有名ですが、観光客向けのショップやレストランも多く、「地元の人と同じように過ごしてみたい」と思っても、観光客が多すぎてどこに入っていいかわからないことが多くあります。
その点ルーヴェンは、あまりツアーの団体客が来ないこともあり、レストランなども観光客向けではなく、地元の人が気軽に使うお店がほとんど。学生向けの安めのお店や気取らないカフェが多いことも特徴です。
今回、友人がルーヴェン・カトリック大学を修了したので、旅行の途中で卒業式に参加しました。
まずは街歩きから。ルーヴェンは狭い街なので、駅から中心部までは歩いて10分程度です。街の中心にあるのは、ため息が出るほど精巧で美しい市庁舎。一つ一つの柱には彫像が並んでいます。
次回は、大学構内でのセレモニーの様子と、世界遺産のベギン修道院でのパーティーについてです。