ディナンの絶景を楽しんだあとは、駅から徒歩10分のブリュワリーへ

見る人を圧倒する、街並みの後ろの切り立った崖。
ブリュッセルから電車で1時間半。ワロン地方と呼ばれる、ベルギー南部地方の都市ディナンに着きました。ここには、以前別の記事にした「絶景が見えるシタデル」の他にも、ベルギービール好きにとって見逃せない場所があります。修道院ビールとして初めて登録された歴史を持つ有名なベルギービール、レフ(Leffe)のメゾンがあるんです。
駅から歩いて10分。ちょうどシタデルの対岸の高台にあるこの場所からは、ディナンの美しい街並みを見渡すことができます。
メゾン・レフ(レフの家という意味)はブリュワリーではなく、元ブリュワリーの建物を改装して、現在はホテル、レストラン、そしてレフビールの展示エリアとして利用されています。古い建物の外側は大事に残してあり、昔のベルギーの赤レンガの味わい深さはそのまま。
展示を見た後は、お待ちかねの試飲と驚きのギフトも
展示コーナーの内装は美しく、工房の跡地というより、豪華な邸宅にお邪魔したような雰囲気です。この中で、各年代別のレフビールの一覧や、昔のビール作りに使われていた器材を見ることができます。
展示をゆっくり見て回った後は、テラスでいよいよティスティング。3種類のレフビールを小さなグラスで飲むか、1種類を普通サイズのグラスで飲むかを選べます。
ティスティングの後は、Leffeの普通サイズのグラスを一人一つずつお土産にもらえます。展示と、ティスティング、そしてビアグラスのお土産がついて一人7ユーロは、一般的なブリュワリーと比べてもかなりお得です。
ベルギー南部地方にはブリュワリーが数多くありますが、どれも車でしか行けないところや、一般公開をしていないところが多いです。このメゾン・レフはブリュワリーではありませんが、実際には同じような体験ができます。ベルギー旅行でビールのイベントに興味がある方は、ぜひ訪れてみてください。ロープウェイで見る絶景も最高です。