ブリュッセルで最も有名なアンティークマーケットの一つ、ジュドバル広場の蚤の市のすぐ近くに、もう一つ訪れて欲しいマルシェがあります。「タナールのビオマーケット」と呼ばれる、オーガニック野菜のマーケットです。
もともとベルギーでは、ビオ(オーガニック)への関心が高く、街のスーパーには必ずビオコーナー(有機大豆で作った豆腐や醤油なども売られています)がありますし、ビオにこだわるカフェやレストランもたくさんあります。自分たちが日常口にするものに気を使うブリュッセル市民にとって、このタナールのマーケットは「ビオ」だけを扱う
タナール劇場のすぐ裏手にある、倉庫を改装したこのマルシェは、なかなか歩いているだけでは見つけにくい場所にあります。ちょっと奥まった所に、赤いレンガのビルとガラスのドアがあり、下のような看板が出ているのが目印です。一歩中に入れば、白を貴重としたシンプルな店内に、フルーツや焼きたてのパンの香りが広がります。
旅行者でもすぐに買いやすいのは、小型のパンやマフィン、クッキーやチョコレートと、オーガニックコーヒーなど。すぐにランチになりそうなものから、おみやげとしても喜ばれそうなパッケージになったワッフルやクッキーまで。ベルギーやフランスのチーズを見つけたら、ぜひフレッシュタイプを購入してみてください。日本で売っているチーズの概念を覆される美味しさです(牛乳も美味しいのですが、大瓶でしか売っていないのが残念です)。
アパートホテルに滞在し、マルシェで買ったものを朝ごはんに。
もし、ブリュッセルでアパートホテルに滞在するかたは、ぜひここのマルシェで野菜や卵、チーズ、パンを買ってみてください。アパートホテルのキッチンを使い、ブリュッセルの街を眺めながら食べる「ビオ・ブレックファースト」は格別の味になるはずです。