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【2018年5月】ベルギーの奇祭、3年に1度の猫祭りガイド(日本からの行き方も)

[次回は2018年5月]ベルギーの奇祭、3年に1度の猫祭りについて(日本からの行き方も)
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猫好き必見!中世の街並みが猫・猫・猫で埋め尽くされる日

ベルギーのことをあまり知らなくても、「猫祭り」については聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。ベルギーの一番西側、フランスとの国境沿いにある小さな街イーペルは、3年に一度、中世から続くこの祭りが開催されます。

中世から変わらないこの仮装は、人間のように服を着て二足歩行する猫たち。昔の人も猫を人間のように捉えていたのでしょうか。

人間のように服を着て二足歩行する猫たち。昔の人も猫を人間のように捉えていたのでしょうか。

5月の祭りの日が近づくと、イーペルの街は猫たちがあらゆる場所に登場します。宣伝ポスターや垂れ幕はもちろん、猫にちなんだ雑貨がショップに登場します。お菓子屋さんには猫祭り特製の猫の形をした期間限定クッキーやチョコレートも登場するので、ベルギーの特別な思いでを彩るおみやげにピッタリです。

見ている人だけでなく、参加している人たちもとっても楽しそうな猫祭り。過去には日本人の参加者もいたようで、下のパレードのアルバムには、浴衣にうちわを持った招き猫?!の姿も。「猫と一緒に大騒ぎ!」この気持ちを参加者・見学者みんなで共有するのが、猫祭りの醍醐味ともいえそうです。

猫祭りの日程は?

2018年の猫祭りは、5月12日(土)・13日(日)に開催。12日は前夜祭のみで、本番のパレードは13日となります。

猫祭りを見に行くには?

猫祭りに参加するには、日本から猫祭りに行くための専用ツアーに参加する方法と、個人旅行でベルギーに行き現地で手配する方法があります。

猫祭り専用ツアーに参加する

ベルギーは個人旅行でもっとも行きやすい国の一つですが、このイーペルの猫祭りに参加するなら、ツアーをおすすめします。一つは、イーペルという街は郊外にあり自力でいくのがちょっと大変なことと、もう一つ(そしてこちらが大事)は、ツアーに参加することで「猫好きの仲間」に会えること。

猫祭りツアーに日本から行くくらいなので、参加者は全員猫が大好き!ということは確定しています。旅の期間を一緒に過ごすことによって、猫を通じて打ち解け合て話すことも簡単。猫祭りはもちろんですが、ベルギーでは街中で素敵な猫写真もたくさん撮れるんです。猫好き同士で写真を見せ合うなど、旅の話題が盛り上がること間違いなしです。

修道院内でたくさん見かける猫たち。れんがの街並みと猫は絶好の写真スポットです。

赤レンガの街並みと猫は絶好の写真スポットです。

猫祭りの専用ツアーを販売している旅行会社のうち、特におすすめなのが、ベルギー専門の旅行会社「ベルギー・エクスプレス(猫祭りツアー情報)」と、ヨーロッパを中心に周遊ツアーを多く扱う「ユーラシア旅行社(猫祭りツアー情報)」。イーペルの猫祭りを中心に、ブリュッセルやブルージュと組み合わせたベルギーを堪能できるツアーを販売しています。

個人で行く

すでにベルギーやその周辺国にお住いの方や、日本から自分で飛行機やホテルをアレンジしていかれる個人旅行者の方も、イーペルの猫祭りに行くことができます。イーペルは、ブリュッセルやブルージュから電車で約2時間(ゲントで乗り換え)と、鉄道のみで行くことが可能。ブリュッセルまでの航空券と、滞在中のホテルだけを予約して、あとは気ままな自由旅行はいかがでしょうか?注意としては、イーペル周辺にはホテルが少ないので、猫祭り期間中のホテルは必ず事前予約してください。

5/12のイーペルのホテル空室をチェック

BELPLUSでは、ベルギー初心者の個人旅行に役立つ様々な情報を掲載しています。

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猫祭りのタイムテーブルは?

2018年の猫祭りのタイムテーブルは以下のようになっています。12日は前夜祭のみなので、13日のパレードだけをベルギーの他の都市から日帰りで観に行くことも可能です。

2018年5月12日(土)

12日は、夜から深夜にかけて開催される「前夜祭」のみ。ダンスやライブイベントなども多く、街じゅうがすでにお祭りモードで盛り上がります。祭りのために集まった人たちといっしょにベルギービールを飲み交わすなど、夜でしかできない国際交流をするなら12日からの滞在がおすすめです。深夜のフィナーレでは花火の打ち上げも。

2018年5月13日(日)

14:00 プロモーションキャラバン(パレードの前座)開始
15:00〜18:00 猫祭りパレード

世界中でおなじみの猫のキャラクターや、可愛い猫の仮装行列が続きます。音楽に合わせた歌やダンスもあり、飛び回る愛らしい猫たちの動きが楽しめます。その一方で、魔女狩りや猫殺し等の歴史から、仲間を殺された猫たちの怒りを表現する姿や、巨大な化け猫の山車が街を練り歩く場面も。

最後には、黒猫・王様シープルと、白猫・王妃ミネケ・プスの全長50mを超える山車が登場し、パレードは最高潮を迎えます。

18:00頃 繊維会館の塔から、幸福になれる猫のぬいぐるみ投げ

鐘の音に合わせて、イーペルのシンボルカラーの赤と白の服を着た道化師が、繊維会館の鐘楼から黒猫のぬいぐるみを投げ落とします。このぬいぐるみをキャッチできた人には幸福が訪れると言われています。

19:00頃 魔女の人形の火あぶりショー

[次回は2018年5月]ベルギーの奇祭、3年に1度の猫祭りについて(日本からの行き方も)

パレードの猫たちの中には、ゆるキャラ?にしか見えないほのぼのした猫ちゃんたちも。

猫祭りの起源〜どうしてこの奇祭が始まったのか?

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ミュージカル「キャッツ」を彷彿とさせるパレードの様子

ヨーロッパでは、中世の魔女狩りの時代、猫は魔女に仕えるものとして忌み嫌われていた歴史があります。このような過去の歴史の中で、犠牲になった猫たちを弔うために開催されたのが、この猫祭りの起源と言われています。

今のようなパレードの形になったのは、1938年に道化師がイーペルの街を練り歩いたことがきっかけと言われています。道化師の侍者たちが、おもちゃの猫を連れていっしょに歩き、街の鐘楼からおもちゃの猫を投げ落とすイベントも行いました。

その後第二次世界大戦を経て、1946年3月17日に猫祭りが再開。その時もまだここまでの規模ではなく、ひっそりとした地方のお祭りでした。その後、猫祭りの珍しさが注目を浴びたことと、イーペル自体も積極的に町おこしのイベントとして力を入れ始めたことから、今では世界中の人が訪れる大規模な猫祭りに成長したのです。

この記事を書いた人

BELPLUS編集部

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