商品は全てBio(ビオ)のスーパー、Bio Planetがベルギーで人気上昇中

ビオ（BIO）って何？

最近では日本でも「Organic」や「Farm to Table」をテーマにしたお店が増えていますが、ヨーロッパでは有機農産物、有機加工食品は「BIO（ビオ）」の名称で広く国民に浸透しています。

ビオの定義は、人工的な加工をせずに、自然のままにすること。ヨーロッパのビオの規定は大変厳しく、遺伝子組み換えの種子や、農薬や化学肥料の利用は禁止。添加物も、合成着色料や香料・化学調味料・保存料等を使用せずに加工することが義務付けられています。加工食品の場合、最低でも95％の原材料がビオでなければならず、残りの5％も自然なものや、許可されている物質のみとなります。

ビオ商品の目印は、パッケージにある緑の葉っぱのマーク。EUの決めたビオ製品の基準をクリアした商品だけに、このマークが貼られています。

EUで有機製品を買うのなら、必ずこのマークを確認。アメリカやフランスなど、独自の認証機関のマークもある

普通のスーパーにも必ずビオコーナーがあり、ビオ製品専門のマルシェも開催されるなど、ヘルスコンシャスな国に住むうちに、私もいつしか「ビオ製品」を選ぶようになってきました。そして同僚に、この前「ビオプラネット（Bio Planet）」というビオ製品だけが売られているスーパーのことを聞き、早速行ってきました。

ベルギーで人気上昇中のビオスーパー「Bio Planet」

決してオシャレなスーパーではないですが、全てビオ製品で占められた陳列棚は圧巻

ビオプラネットは、最近ベルギーで急速に店舗を拡大しつつある「ビオ製品専門スーパー」。生鮮食品はもちろんのこと、加工食品やお菓子類、化粧品やペット用品、サプリメント、そしてトイレットペーパーまでありとあらゆるものがビオ。普通のスーパーのビオ商品コーナーでもすでにたくさんあるなぁと思っていたのですが、EUの基準をクリアしたヨーロッパ中のビオ商品が並んでいるのは圧巻。

お店に行く前は、アメリカのトレーダージョーズやホールフーズみたいな「オシャレで意識高いスーパー」を予感していたのですが、実際の店舗はかなり質素で、「見た目なんてどうでもいいんです。大事なのは中身」感がしました。それだけ、ビオが普段の生活に根付いているということですね。

かなり質素なビオプラネットの外観。その分お値段に還元？！

ビオ製品だけしか買わないという人（周りに結構います）は、普段どこで生活用品を買ってるんだろう？と思っていたのですが、このスーパーに来て納得。生活に必要なあらゆるものに、ビオ製品ってあるんですね。

普通のスーパーと変わらないバラエティに飛んだ品揃え

日本でも人気なハーバル系のクリームやスキンケア商品がかなり安かったです！お土産用にまとめ買いしてしまいました。バスソルト、石鹸、シャンプーなど、日本では見かけないかわいいヨーロッパのブランドがいっぱい。アロマオイルもすごい数でした。そしてベルギーの他のオシャレなお店で買うより安い笑。

日本よりかなり安く買えました。

ビオに関連したレシピ本、絵本も多数販売

お会計は他のスーパーと変わらず、クレジットカードも使えました。ビニール袋は有料なので、事前に袋を持参することをお勧めします。かわいいエコバッグ…みたいなのは、売ってなかったなぁ。そういうところも、普通のスーパー感があっていいですよね。

各種カードが使えます。

最後に

ビオばかり食べていると、ビオじゃない食品ってどれだけ悪いの？！って思いがちですが、もちろん全くビオかどうか気にしない人もいるし、冷凍ピザ最高！ファーストフード最高！という人もたくさんいます。

ビオだとカロリーも低く見える（気のせい）

最近の世界的なトレンドかもしれませんが、20代の男の子たちがビオ製品を選んで、健康的な食生活を心がけているのを知るようになりました。そしてそういう子たちは、みんなオシャレで細い！ オシャレじゃないと生きていけない（と思ってる人が多い）アントワープだからかも。。。

ビオプラネットの場所

ほとんどの店舗が車でしか行けない郊外にあるのですが、私が行ったDilbeek店は、ブリュッセル中央駅から各駅停車（Sトレイン）で30分ほどの距離にある店舗です。天気が悪い日や、観光ではなく何か違ったことがしたい！という日には、是非足を運んでみてくださいね。