古いヨーロッパ映画に出てくる車に会える、オートワールドへ

オートワールドについて

1880年、ベルギー独立50（サンカント）年を記念して開かれた博覧会会場を使ってできたサンカントネール公園。その公園内にあるサンカントネール凱旋門の右翼に、オートワールドはサンカントネール博物館と共に入っています。サンカントネール凱旋門は、王立中央アフリカ博物館の建築家であるシャルル・ジロー作です。 オートワールドは1986年にオープンしたクラシックカーの博物館で、1886年～1970年代までの自動車を中心に約950台を展示。展示されている車は、すべて走行可能だそう。オートワールドがあるのは、1900年代初めにモーターショーの会場として使われた場所です。 オートワールドには、ミネルヴァやFNなど、第2次世界大戦前は自動車産業が盛んだったベルギーのメーカーの車も展示されています。巨大な弾丸のような形のジャメ・コンタント号は、1899年にはじめて時速100km以上を出した電気自動車。その記録を出したのは、ベルギー人の発明家・カミーユ・ジェナッツィです。 オートワールドには、ルーズベルトやケネディの乗った車も展示されています。 ショップではミニカーを販売しているので、おみやげとして買って帰るのもいいかもしれません。

天気のいい日は2階建てバスもおすすめ

オートワールドやサンカントネール博物館があるサンカントネール公園は、ブリュッセル中心部からやや離れた場所にあります。メトロが直結しているので行くことは簡単ですが、メトロは地上の景色が見えないのが残念です。そのため、晴れた日には2階建てで屋根が無い乗り降り自由バスの利用もおすすめします。

普通の市内バスと違い、観光地を効率よく回れるだけでなく、ブリュッセルの美しい街並みを眺めながら、気に入った場所で降りることができます。時間の正確さではメトロに負けますが、のんびりした旅をしたい方におすすめです。また、地下鉄の階段の上り下りが大変な方にも便利ですよ。

基本情報

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