ベルギーの人気観光都市の一つ、ヘント。古い石畳の通りはどこを選んでも美しい風景を写真には収めることができますが、特におすすめなのはレイエ川に沿ったアウドブルグ(Oudebrug)通り。またはクラーンレイ(Kraanlei)通りとも言います(途中から名前が変わります)。

ヘントのあちこちにある運河クルーズ発着所。晴れた日は、建物が水面に反射してとても美しいです。
この道は川沿いにレストランが並び、夏にはテラスでランチやディナーが楽しめる場所です。ヘントは学生都市でもあるため、地元の人と観光客がいい割合で交じり合っています。
ヘントの中心部からこのアウドブルグ(Oudebrug)通りに歩いてくる場合、レイエ川にかかる橋を渡ることになりますが、この通りから見えるのが、ヘントで一番古くて、一番かわいいお菓子やさん「Temmerman」です。

正面にかわいい建物が見えてきました

Temmermanの街角は写真を撮る人たちでいつも混み合っています。お店は開いていませんが、人がいない写真を撮るなら早朝に行くのがいいかも。
このお店に来たなら絶対買っておきたいのは、ヘント名物の「紫の鼻」という面白い名前のキャンディ。ヘントの街中では、特にお天気の良い日にマーケットや路上でかわいい木のワゴンで売られているを見かけることもありますが、このお店がオリジナルなんです。

「へントの鼻(キュベルドン)」と呼ばれるベルギーの地方菓子。様々なシロップで作られています。昔は薬だったほど健康にいいものでした
三角の尖ったキャンディは「キュベルドン」「小さな鼻」「ヘントの鼻」というちょっと面白い名前が付いています。紫色はラズベリージュースを練りこんでいるため。中のラズベリーシロップはかなり濃いです。4-5日をかけて伝統的な製法で作られます。もともとは薬用シロップが起源ということもあり、昔の人は薬代わりにもしていたそう。

色とりどりの「キュベルドン」が並ぶ店先で。好きな色を選んで、大切な人へのお土産にも。
このキャンディはブリュッセル空港のお土産売り場でも売っていますが、量も種類も限られていて値段もちょっと高めなため、おみやげにするならヘントで買っておくのがいいかも。チョコレートやワッフルとは一味違う、ベルギーとっておきのおみやげです。

紫の鼻の他にも、フルーツの果汁で作ったソフトキャンディやチョコレートも販売しています。