現在利用中のクレジットカードを海外でも使う?
日本はクレジットカードの普及が他の国と比べて遅いそうなのですが、理由としては、治安が良いので現金の取り扱いに問題が無いというのも理由として大きいとのことです。
フランスを旅した時に数えてみたのですが、個人経営の小さな店を除き、クレジットカードが使えない場所はほぼありませんでした。

パリ・モンマルトルの教会で。寄付は小銭じゃなくて電子マネーなんです。
昔みたいに両替をして大量の現地通貨を持ち歩く必要が無く、お釣りの小銭も発生しないのでお財布も軽い。そして、現金を持っていることを周囲に気づかれないようにしなくて良いので安心できました。
盗難や不正利用の危険について
日本で利用しているクレジットカードをそのまま海外でも使っていいのでしょうか。
基本的には全く問題はありませんが、他の貴重品と同様、カードも盗難にあう可能性が決して無いとは言えません。万が一盗難にあった時も、クレジットカード会社の緊急連絡先に電話をして、カード利用停止の手続きをして、もし不正利用されている時はそれを申告すれば利用分は返ってきます。ここで重要なのは、利用停止の手続きをすると、そのクレジットカードは永久に削除されるため、このカードを支払い先に設定している色々なものが影響を受けてしまうことです。
例えば、月額自動支払いのサービスなどは、カードが停止した日の次の決済から突然エラーとなってしまいます。クレジットカードをフルに利用している人は、現在、お使いのカードをどのようなサービスの支払いに使っているか、急にわからないのではないでしょうか。
海外でカードを停止すると、旅行中の大事な時間をクレジットカードの登録変更などの作業に費やしてしまうことになります。そうならないためにも、海外旅行用に新しいクレジットカードを1枚作り、日常の支払いカードとは区別することをおすすめします。
どのカードがおすすめ?
私は「海外旅行で使うのにベストなカード」として有名な三井住友のVISAカードを海外旅行専用として作りました(*三井住友銀行に口座がなくても作れます。また、インターネットの申し込みからカードが家に郵送されるまでは1週間くらいかかりました)。一般的なカードにしましたが、総合的にとても気に入っています。
このカードにした決めてとなったのは、何よりも海外旅行保険が充実していることでした。このカードには、持っているだけで国内・海外旅行保険に加入していることになるのです。これまで持っていたクレジットカードには海外旅行保険がついていなかったため、旅行の度に保険を別途申し込んでいました。
三井住友のVISAカードは、基本のカードや学生カードでも、最高2,000万円の海外・国内旅行傷害保険が付いています。これは(この年会費のレベルでは)かなり手厚いほうです。ゴールドカードであればもっと手厚い保障となります。旅行時には、このカードで基本的な保険プランを網羅した上で、さらに追加で海外旅行保険に加入することもできます。
海外旅行で使えることと、旅行保険が充実していることが大きな理由でしたが、このカードで貯めたポイントがANAのマイルに換算できるのも、国際線・国内線共にANAによく乗るので良いポイントでした。年会費が実質無料(1,500円の年会費が年1回の利用で無料、学生期間は無料)なのも、負担にならないので良かったです。
カードの種類について
三井住友VISAカードには沢山の種類があります。私たちはクラシックAを選びましたが、もし、18歳未満のお子さんがいる家族でカードを作るなら、家族も旅行傷害保険の対象になるゴールドカードの方がお得だと思います。年会費は4,000円(*条件付き)かかりますが、最高5,000万円の海外・国内旅行傷害保険に加え、空港ラウンジの利用、ゴールドカード専用コールセンター、ホテル割引などがついてきます。
もちろん、ほとんど使っていないカードがあれば、それを海外専用にすることも良いアイデアです。また、海外旅行専用カードを作るなら、できれば海外旅行保険がついているものを選んでください。無料のカードの中には海外旅行保険がついていないものもあるため、選ぶ時は気をつけてください。