ベルギーからリヨンへは約3時間40分
フランスとベルギーは隣り合っているため、旅行中に、まるで隣の県に行くように足を伸ばして訪問することが可能です。一番人気はパリとベルギーですが、パリはもう行ったことがあるという場合は、ベルギーとリヨンといった、フランスの地方都市を旅するヨーロッパ周遊をおすすめします。
パリとは全く違う顔を見せる人気都市、リヨン
ベルギーからフランスのリヨンへ行く方法はいくつかあります。このうちもっとも一般的なのが、TGVと呼ばれる高速鉄道で行く方法です。
TGVって？
ベルギーやフランス国内の各都市を結ぶ高速鉄道TGVのチケットは、日本語で予約できます。
TGV（Train à Grande Vitess）は、「高速列車」という意味のフランスの鉄道です。フランスだけでなく、ベルギーやヨーロッパでは日本の新幹線と同じ感覚で利用されています。
TGVを使えば、ベルギーのブリュッセル南駅から、リヨンの中心部にあるリヨン・パール・デュー駅（Gare de Lyon Part Dieu）までは直通で約3時間40分。ほぼ1時間おきに運行しています。
新幹線と違うのは、TGVは全席指定であることと、様々な座席プランや早割、特割によって料金が変化すること。このあたりは飛行機とよく似ています。
どの席を予約するにしても、できるだけ早めの予約がおすすめ（旅行日の90日前から予約できます）。乗車日まで2週間を切ると、料金が割高になります。そのため、出発前に日本から予約するのが一番お得です。
TGVチケットの購入方法
TGVのチケットは、旅行前に日本から「Omio（オミオ）公式サイト」から購入できます。
まずOmio（オミオ）公式サイトに行き、行き先と人数、往復か片道か、旅行予定日を入力します。出発駅・到着駅には、日本語で「ブリュッセル」「リヨン」と入力すると、候補名が表示されます。
*「特別優待カード」は、欧州全体で使えるフリーパスを購入した人だけ選択してください。フリーパスを持っている場合、わずかな追加料金のみでタリスに乗車できます。
「検索」ボタンをクリックすると、その時間帯に乗車可能なTGVの座席と金額が表示されます。往復で購入する場合、まずは行きの便（Inbound)を選び、次に帰りの便(Return)を選択します。
表示されている金額は往復の金額です。
帰りの便を選ぶ時に、追加金額が発生する場合があります。（通勤で使われる人気の時間帯など）
行きと帰りの電車を選択したあとは、座席のクラス（一等、二等）と返金可能なチケットにするかどうかの希望を入力します。旅行の日程が確実でない場合は、変更または返金可能なチケットにしておくと安心です。
ここまで選ぶと、支払い金額が確定します。通貨の設定を変更すると日本円以外でも確認することができます。
乗り換えが0回の直行便を選択したかどうかをもう一度確認できます。
次に、乗車する人の情報を入力します。当日はパスポートと一緒にチェックされる可能性があるので、パスポートを同じ名前をローマ字入力してください。また、Thalys the cardはタリスをよく使う人の会員カードのため、ほとんどの方は空欄になります。
入力する情報が多くてあせりますが、一度選んだチケットは20分ほどはあなたのために一時的に確保されているため、安心してゆっくり入力してください。
GoogleやFacebookのアカウントと連携してログイン情報を自動入力することもできます。
次に支払い金額を確認し、クレジットカード情報を入力します。クレジットカード、Paypal、Google Payに対応しています。日本のJCBカード（海外では使えないことが多い）が利用できるのもOmioのポイントです。
日本のJCBカードやGoogle Payでの支払いに対応しているのが嬉しいです
支払いが完了すると、Omioからメールでモバイルチケットまたは予約確認コードが書かれたメールが届きます。これで購入手続きは完了です。
乗車当日の流れ
ブリュッセル中央駅の案内板。「TGV」のサインにしたがって進むのが一番簡単です。
当日は、モバイルチケットまたは印刷したチケットを持って、TGVが出発するホームまで行きそのまま乗車します。改札は基本的にありませんが、簡易的なセキュリティチェックがある場合があります。その時は荷物を係員に渡し、中身をチェックされます。
自分の乗る車両の前にTGVの制服を来た人が立っている場合は、その人にチケットを見せてから乗車します。
出発後しばらくすると、TGVのスタッフがチケットのチェックに来るので、パスポートと一緒にチケットを見せてください。
BELPLUSでは、ブリュッセル南駅の構内図や、早朝深夜出発に便利な安全なホテルをご紹介しています。
キャンセルや日程変更は？わからないことは？
一度購入したチケットのキャンセルや日程変更、その他乗車に関する質問は、Omio公式サイトのアカウントページで日本語で行うことができます。英語でのメールや電話による問い合わせはなく、急な予定変更でも現地ですぐに対応できるところが本当に便利です。
キャンセルや変更には手数料がかかる場合がありますが、購入した乗車券のタイプによって様々なため、不安な場合はチケット購入時の「キャンセルについて」を確認してください。