聖ペテロ教会について
聖ペテロ教会は、市庁舎の近くに建つブラバント・ゴシック様式のローマ・カトリック教会です。986年に設立され、現在の建物はロマネスク様式の教会跡地に、後期ゴシック様式で15世紀に建てられました。 ファサードには3つの塔を建てる予定でしたが、地盤が弱かったため、未完成です。聖ペテロ教会にある、高さ50mの鐘楼は世界遺産に登録されています。教会の屋根近くにある時計の横には、時報を知らせる小さな人形がいます。 [caption id="attachment_15308" align="aligncenter" width="1200"] ルーヴェンの街の中心にあり、目の前は美しい市庁舎。周辺にはカフェも多く、半日〜1日で気軽に回れるサイズなのがルーヴェンの魅力です[/caption] 聖ペテロ教会の近くには、本を読みながら水を流し込むフォンスケという銅像も建っています。正式名称は『知恵の源泉』です。水を流し込んでいるのがステラ・アルトアというビールのコップなので、実はビールを頭に注いでいるのではないか、という説も。 [caption id="attachment_15313" align="aligncenter" width="1200"] 教会内部の様子。[/caption] 宝物館には、オランダ出身でルーヴェンで活動した画家ディーリック・バウツによる『最後の晩餐』、『聖エラスムスの殉教』が収められています。 『最後の晩餐』には、キリストと12使徒以外に彼と2人の息子が描かれていると考えられていましたが、絵を依頼した人が描かれているのではないか、という説が有力になっているそうです。1464年~1468年の間に描かれた作品です。 [caption id="attachment_15314" align="aligncenter" width="1200"] 聖母子像はルーヴェン大学のシンボルでもあります。[/caption] 聖ペテロ教会には、1442年に完成した聖母子像など、他にも宗教に関連した絵画や彫刻などが収められています。聖ペテロ教会の目の前には、ルーヴェンのシンボルである豪華絢爛な装飾が有名な市庁舎が。さらに15分ほど歩くと、世界遺産のベギンホフ(中世時代に女性が自立のために共同生活を送っていた区画)があります。どちらも、ルーヴェンに行ったら是非訪れてみてほしいおすすめの場所です。
基本情報
- 名称
- 聖ペテロ教会
Sint-Pieterskerk
- 住所
- Sint-Pieterskerk | Grote Markt 1 3000 Leuven
( 地図アプリで場所と行き方を見る)
- 最寄駅
- Leuven駅から徒歩10分。または、中心部に向かうバスのどれに乗っても良い。
- 営業時間
- ・教会: 月曜日~金曜日:10:00~16:30 土曜日:10:00~16:00 日曜日、祝日:11:00~16:30 ・宝物館 4月1日~9月30日 月曜日~土曜日:10:00~16:30 日曜日、祝日:11:00~16:30 10月1日~3月31日 月曜日~金曜日:10:00~16:30 土曜日:10:00~16:00 日曜日、祝日:11:00~16:30
- 休業日
- 10月1日~3月31日の水曜日
- 料金
- 教会への入場は無料 ・宝物館:3ユーロ ・M-ルーヴェン美術館とのセット券: 大人:12ユーロ シニア(65歳~):10ユーロ(身分証の提示) 学生(26歳~):10ユーロ(学生証の提示) 19歳〜25歳:5ユーロ 18歳以下:無料
- トイレ
- 有
- URL
- 公式サイト
*2019年時点の情報です。(ご利用上の注意)