ヨーロッパでユースホステルに泊まる時の注意点

BELPLUS編集部
ヨーロッパ旅行のFAQ

ヨーロッパの各国には、ホテルより安く泊まれるユースホステルがたくさんあります。利用者は若い人たちが中心ですが、中にはファミリー用の部屋もあり、長期間の休暇を家族で過ごすために泊まる人もいます。ここでは、ユースホステルの説明と、泊まる時の注意などを説明しています。

ユースホステル(略称YH)のことを、フランス語ではauberge de jeunesse(オーベルジュ・ドゥ・ジュネス)と言います。

ユースホステルとは国際ユースホステル協会に加入しているホステルのことで、民間が経営しているホステルとは別ものです。

ユースホステルは、少し不便な場所にあることが多いです。しかし、男女別ドミトリーが主で、朝食付きで客室にはロッカーがついているケースが多く、ホステルよりも安全に過ごすことができます。自炊ができるキッチンがついたユースホステルやレストラン併設のユースホステルも。

ユースホステルの利用条件

ユースホステルを利用するには、ユースホステル協会で会員証を作成する必要があります。日本のユースホステル協会のWebサイトから申し込むことができますよ。

1年間有効の新規登録会費は2500円です。会員証がなくても、1泊プラス600円ほどで宿泊できます。

ユースホステルの年齢制限

ユースホステルという名前ですが、18歳以上ならば年齢は関係なく利用できます。18歳未満は18歳以上の保護者がいないと宿泊できません。

ユースホステルの利用上の注意

タオルがないことがあるので、持参したほうが良いです。また、シーツ代が別にとられるケースもあるので、持参したほうが値段は安くなります。受付時間は朝と夕方に限られるケースも。

場所によっては、門限のあるユースホステルもあります。24時間対応のユースホステルの場合でも、予約が取り消される恐れがあるので、深夜に到着する場合は事前に連絡を入れましょう。

ユースホステルの貴重品管理

貴重品用のロッカーがない場合、寝る時はベッドの中の手の届く場所に(お腹に巻くタイプや首からかけるタイプの貴重品入れなども便利)、シャワーを浴びる時は口が閉まるタイプのビニール袋などに入れて持ち運びます。バックパックやスーツケース用の鍵もあったほうが良いでしょう。

シャワー用のアメニティ(シャンプー・石けんなど)は通常置かれていません。日本から持参するか、現地で購入してください(現地では小さいボトルの商品はあまり売られていないので、日本で購入する方が確実です)

ユースホステルのマナー

ドミトリーでは夜中まで話すのは他の宿泊者の迷惑になるので、談話室を利用するようにしましょう。

日中は部屋にいることができないユースホステルもあります。その場合、荷物を預けられるかフロントに確認、またはドミトリーならば他の同室者がどうしているかチェックしてみましょう。日中は部屋にいることができない場合でも、体調が悪い場合は、フロントに相談すれば部屋にいられるケースもあります。

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