アントワープ カフェ・レストラン

アントワープの素材にこだわるレストラン ROEST(ルスト)

アントワープのおすすめレストランROESTの内装

レストランとガイドブックの(微妙な)関係

外国人向けに書かれている日本のガイドブックを見ると、レストランのページに「ここ、そんなに美味しいかな…?」というお店も載っているのを時々見かけます。数年前は美味しかったけどオーナーが変わって味が落ちた、とか、もっと美味しい店は他にあるのに、というはがゆい気持ちで、紹介されているレストランに入っていく旅行者たちを見てしまう私です(別に全員がそのガイドブックを見てやって来たわけじゃないのですが…)

ガイドブックは歴史や地理を知るのにとても便利ですが、めまぐるしく移り変わるショップやレストランとの相性は悪い、と私は思っています。特にレストランは、半年前の情報でも頼りにならないことがあるもの。そんなわけで、ガイドブックのレストラン情報は参考程度にして、やっぱり「口コミ」と「ネット」を頼りにしています。

今回はラッキーなことに、アントワープの地元っ子と一緒にアントワープのおすすめレストランやカフェをゆっくり回ることができました。

ROEST(ルスト)について

アントワープは、きらびやかなブリュッセルや中世の街並みを残すブルージュとは異なり、最先端の流行の発信地と言われています。その名の通り、中心部をちょっと外れたところには、アントワープ王立学院生徒御用達のおしゃれなカフェやショップが続々と並んでます。中には、古いベルギーの建物の外側を残したまま、中を思い切りシックに改装したカフェ(若い人は「Coffee Bar」と呼ぶそうです。こういう言葉の流行もアントワープから)もたくさん。

今回は、港町アントワープを堪能できる運河近くの「ROEST(ルスト)」に行きました。地元っ子の彼等曰く、アントワープで今一番人気のレストランだそうです。平日のランチでも予約必須、ということで予約もしてもらいました。

ROESTの外観。MAS美術館の目の前です。ニューヨークでいうとミートパッキング地区のような最先端の雰囲気。

ROESTの外観。MAS美術館の目の前です。すぐ近くにはボートにも乗れる運河が。

ROESTは、MAS美術館目の前のとてもわかりやすい場所にあります。店内は満席でしたが、予約席がちらほら。しばらくすると、その予約席にもスーツ姿の男女が続々やってきて、席に着くと同時に料理が出てきます。地元っ子に尋ねると、彼らはこの近くで働く人たちで、待ち時間なく食べられるようにあらかじめランチを予約しておくのだそうです。(それなのにワインを飲んでいたのは…多分ヨーロッパだから)

植物や水槽!が上からぶら下がっているアートいっぱいの空間。床はガラス張りで、船舶グッズがディスプレイされています。

植物や水槽!が上からぶら下がっているアートいっぱいの空間。床はガラス張りで、船舶グッズがディスプレイされています。

ROESTは、おしゃれな外観やインテリアだけではなく、厳選された素材とヘルシーなメニューの数々が地元っ子の評価が高いお店。日本人にはちょっと重めの伝統的ベルギー料理とは違った、野菜たっぷりの体にやさしいメニューは見ているだけでワクワクします。お店の人はとても気さくなので、わからないメニューがあったら気軽に尋ねてOK。私たちは、ファラフェルとアボカドのトースト、そして野菜たっぷりのサラダを頼みました。

地元アントワープが原産、De Koningビール。地元っ子を気取るならぜひ「ボロク」と注文を。

地元アントワープが原産、De Koningビール。地元っ子を気取るならぜひ「ボロク」と注文を。

飲むのは、もちろんアントワープ生まれのビール「De Koning」。ですが連れて来てくれた地元っ子は、「ボロク」と別の名前で注文しています。不思議に思って尋ねると、地元っ子はみんなこの愛称で呼ぶのだそうです。三重の人が伊勢神宮を「お伊勢さん」と呼ぶのと同じですね(?!)。ということで、私も思い切りカタカナ語で「ボロクプリーズ」と言ってみましたが、通じました!

お店で手作りしている酵母醗酵のサワーブレッド。サワーというほどサワーではないです。そして本当に美味しい!

お店で手作りしている酵母醗酵のサワーブレッド。サワーというほどサワーではないです。そして本当に美味しい!

ランチを頼むと、このお店で絶賛されているパンがついてきます。お店で丁寧に作られているパンは、びっくりするほど美味しい!!ベルギーのレストランのパンはどれも美味しいのですが、ここは発酵方法が違うのか、ちょっと別次元の美味しさでした。

パンを食べ過ぎてしまったのですが、ファラフェルサラダが登場。全て地元の新鮮な野菜を作っていることもあり、フレッシュでいい香りがします。レタスで包まれた中身は、レンティルという豆とファラフェル。滋養に満ちた味、という表現がぴったりの美味しさでした。

ファラフェルのサラダ。ハムすというゴマのペーストをかけて食べます。油ひかえめ、野菜たっぷりの料理が疲れた胃にぴったりでした。

ファラフェルのサラダ。ハムスというゴマのペーストをかけて食べます。油ひかえめ、野菜たっぷりの料理が疲れた胃にぴったりでした。

こちらはおかんが注文した別のサラダ。サラダだけでもしっかりメイン料理になります。量は日本の二人分くらいくるので。

こちらはおかんが注文した別のサラダ。サラダだけでもしっかりメイン料理になります。量は日本の二人分くらいくるので。

ウェブサイトがオランダ語しかなく、一見敷居が高そうですが、英語も全く問題なく通じますし(メニューは英語もあります)、観光客が少なくローカルな雰囲気が溢れるレストランは、行く価値ありです。アントワープは他にも素敵なレストランやカフェがたくさんあるので、おすすめ順に紹介できればと思います。

ROEST

住所:Sint-Aldegondiskaai 64, 2000 Antwerpen
ウェブサイト:http://www.roest.be/

ベルギー在住ガイドと回るアントワープ

今回、私はたまたま知り合いのベルギー在住の方と一緒に観光することができました。その時に思ったのは、やはり現地の人は、ガイドブックに頼らない、流行りのもの、素敵なショップが並ぶ通りなどを良く知っているなぁ、ということです。たとえばこのROESTは、オランダ語以外の情報が少ないため「観光客にやさしい」とはいえず、ガイドブックの掲載基準は満たしてないかもしれません(といっても、ベルギーの観光都市は問題なく英語が通じるのですが)。

このように、アントワープの街をローカルの人と同じ目線で歩きたい方のために、ベルギー在住の日本人とアントワープを回る体験プログラムがあります。

このようなプログラムのいいところは、自分の行きたいお店に行くなどのアレンジを提案できる「私だけのアントワープ観光」が叶えられるだけでなく、電車の乗り方やレストランでの注文の仕方など、海外旅行で不安なところはしっかりガイドさんに頼れることです。滞在初日にここで現地の基本情報を学び、その後の個人旅行に備えるというやり方も。

また、海外駐在している私の友人は、このような現地日本人ガイドのサービスを、会社の同僚や義理の両親を案内するなど「相手をおもてなし」するときにも利用しています。本人も現地のことは詳しいので色々案内はできるのですが、一人で全員分の切符を買ったり先導したりするのはいろいろと大変だし、何より、ガイドさんに頼むとみんなの満足度も高いそうです。

食後はMAS美術館へ。この上のレストランもすごくおすすめです。評価が高く、ヨーロッパ中から人が訪れます。

食後はMAS美術館へ。この上のレストランもすごくおすすめです。評価が高く、ヨーロッパ中から人が訪れます。

MAS美術館周辺は美味しいレストランがたくさん

最後に、MAS美術館周辺には、今回のROESTだけではなく、ミシュランを獲得した有名店‘tZildeや、ベルギー国産ハンバーガーが食べられるエリスグルメバーガーなど、素敵なお店がたくさんあります。他にも、これまで母娘旅行で自分たちで足を運んだおすすめレストランをどんどん紹介していきたいと思います。

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BELPLUS編集部

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