19世紀末のベルギー絵画を見に、世紀末美術館へ

世紀末美術館について

世紀末美術館は、ブリュッセル王立美術館の中にある美術館です。かつては新館に近代美術館があったのですが、そのコレクションの内、マグリットの作品はマグリット美術館に移動。残りの作品の一部や新しいコレクションを加えて、世紀末美術館となりました。 世紀末美術館という名前は、19世紀末から20世紀初めの作品を中心に展示しているためにつきました。 ジェームズ・アンソールやフェルナン・クノップフが参加した美術団体『二十人会』やその後継団体『自由美学』に参加した画家の作品を中心に展示しています。『二十人会』や『自由美学』にはゲストとして、モネ、セザンヌ、ゴッホ、ルノワール、ゴーギャンなどベルギー以外の画家も参加しました。 世紀末美術館の代表作は、ジェームズ・アンソールの『腹を立てた仮面』やフェルナン・クノップフの『愛撫』など。『腹を立てた仮面』は、仮面の絵を多く描いたアンソールらしい作品。『愛撫』は、スフィンクスと両性具有の人物が頬ずりして寄り添うという幻想的な絵です。 ピエール・ボナール『逆光の裸婦』やポール・ゴーギャン『緑のキリスト』の作品なども展示されています。 ヴィクトール・オルタを代表とするアールヌーヴォーが展示されたコーナーには、アルフォンヌ・ミュシャ作の像やエミール・ガレのガラス 作品なども。

基本情報

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