
1919年の創業と、王室御用達ブランドの中では最も長い歴史を持つチョコレートブランド。2019年に日本に上陸しましたが、店舗はまだ数店。そのため、おみやげに買っていくと毎回好評です。

ベルギー王室御用達としては最も古いショコラティエ©Mary
創業から現在まで、天然素材のみを使用し、全ての過程を手作りするという伝統を守り続けています。それを聞くと、なんとなくがんこな職人を想像してしまいますが、創業者はチョコレートが大好きなマリー・ドリュックという女性。彼女の名前を冠したショップのデザインやパッケージはとても女の子らしく、いい意味で印象が覆されます。

創業当時のマリーショコラティエの店舗。歴史の長さがうかがえます。©Mary
ベルギーは、ブルージュのベギン修道会が有名ですが、早くから女性が自立すること、手に職をつけて生きることについて国全体が前向きであったという歴史があります。男社会である昔のショコラティエの世界において、手腕を発揮し、女性らしさ、自分らしさを活かしながらビジネスとしても成功させたマリー夫人。今もあるロワイヤル通りの本店周辺を歩けば、彼女が暮らした時代の息吹きを感じられます。
ベルギーで行きたいマリーの店舗

女性らしさがひときわ目立つマリーのディスプレイ©Chocolaterie Mary / VisitFlanders
グラン・プラスすぐそばの世界最古のショッピングアーケード、ギャルリー・サンチュベール内のお店をおすすめします。近くにはノイハウスやピエール・マルコリーニもあり、アーケードなので天気の悪い日にもおすすめです。本店があるブリュッセルのほか、ブルージュとアントワープにもショップがあります。
マリー(ギャルリー・サンチュベール店)
月曜〜日曜:10:00〜20:00 日曜定休
マリー(グラン・プラス近くのロンバール通り)
月曜〜土曜:10:30〜20:00 日曜定休