マグリット美術館とマグリットの家の違い

「マグリット美術館」と「マグリットの家」の違い

BELPLUS編集部
アート

マグリットの二つの美術館

ブリュッセルには、マグリットに関する美術館が二つあります。

マグリット美術館

一つは、ブリュッセル中心部にある「マグリット美術館」。ベルギー王立美術館の一つという位置付けで、王立美術館の隣にあり、中は通路で繋がっています。比較的新しい美術館で、有名作品を含め作品展示数も膨大です。

展示は年代別に3フロアに分かれており、有名な「帰還」や「秘密の遊戯」、そして彼が商業デザイナーだった時代に作った全くタッチが異なる製品ポスターなどを見ることができます。

マグリットの家

そしてもう一つは、ブリュッセル北部のジェットという地区にある「マグリットの家」。ここは、実際にマグリットが1930年から-1954年までの、もっとも創作意欲が高かった24年間を過ごした自宅を改装してできた美術館です。王立美術館とは関係なく、別の組織が管理運営しています。

作品数は約30点と少な目ながら、彼の手紙や創作メモなど、マグリットの私生活に触れられるのが大きな特徴です。彼の作品の多くが生み出れたダイニングルームや、絵の多くに登場する窓などのモチーフも必見です。

どちらの美術館も入場無料になる「ブリュッセルカード」

ブリュッセルカードは、ブリュッセルの31の有名美術館・博物館が無料になるお得なフリーパスです。このフリーパスを見せると、マグリット美術館とマグリットの家のどちらも入場無料になります。どちらの美術館にも行きたい方や、マグリット以外にも多くの美術館を回る予定の方におすすめです。

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BELPLUS編集部

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