美食の国でローカルフードにチャレンジ
ムール貝、白アスパラガス、うなぎのグリーンソース、Vol-Au-Vent(鶏肉のパイ包み)…など、ベルギーには美味しいものがたくさん。ですが、美食の国で味わえるのは名物料理だけではありません。これらの味をレストランで堪能した後は、ベルギーの「ふつうごはん」も楽しんでみませんか?
ベルギーワッフル
ベルギーで食べられるワッフルには2種類あります。薄くふわっとした食感で、お皿でクリームやフルーツを添えて食べる「ブリュッセル風ワッフル」と、厚さがありどっしりとした食感で、紙やプラスチックのトレーで食べる「リエージュ風ワッフル」です。ベルギーではこれらは別々の食べ物として考えられています。滞在中はぜひ2つの味の違いを比べてみてください。
ブリュッセル風ワッフルはベルギーの主なカフェで、リエージュ風ワッフルは駅や大通りの屋台なので食べることができますが、両方を一度に味わってみるなら、ブリュッセルの老舗「Maison Dandoy」のティールームがおすすめ。人気のお店なのでいつも混み合っていますが、日本語メニューもあるため気軽に注文できます。

ブリュッセル風ワッフルはカフェでナイフとフォークで食べます。お好みのフルーツで。

リエージュ風ワッフルは駅や屋台でおやつとして食べる定番。
フライドポテト

日本との違いは選べるソースの多さ。もちろん塩だけでもOK
ポテトは注文してから揚げるため、いつ行っても出来立てが食べられるのが魅力。一番小さいサイズでも日本の普通サイズより大きいくらいで、値段は2ユーロ程度とかなり安いため、滞在中は何度でも楽しめます。
ソースについて

大人気のために家庭用に販売しているサムライソース。ベルギーのスーパーで買えます。
ベルギーで食べるフライドポテトにしかない魅力はもう一つ。ポテトにつけるソースの多さです。ソースの種類はお店によって様々ですが、30セント程度で好きなものを選ぶことができます。定番のケチャップやマヨネーズの他にも、ベルギーにしかないオリジナルソースまで様々。
その中でも、日本人なら絶対気になってしまうのがマヨネーズに唐辛子をミックスした”サムライ”と呼ばれるソース。なぜこの名前で呼ばれるようになったかは不明ですが、辛いソース=アジアのイメージからサムライになったという説も。
クロックムッシュ(Croque Monsieur)

チーズがベルギーならではの美味しさ ©Wikimedia
サンドイッチ

バゲットの美味しさも魅力
おすすめサンドイッチメニュー
américain / martino | レアの赤身のタルタルと野菜を挟んだもの。ハーブやケチャップで下味がついています。 |
smos(オランダ語)/dagobert(フランス語) | チーズ、トマト、レタス、卵の組み合わせ。チーズの種類はお店によって違いますが、ゴーダチーズなど味が濃いものが多いです。 |
グリルドソーセージ

このハンバーガーの屋台を見つけたら、ハンバーガーよりもぜひ試してみたいのが、注文するとその場でグリルしてくれるソーセージ。ヨーロッパらしいぎっしり詰まった肉とハーブのミックスは日本のソーセージとは一味も二味も違います。
ソーセージには主に「白」と「黒」の2種類あり、黒は別名をブラッドソーセージとも言い、その名の通り材料に血が使われています。ヨーロッパの伝統食ですが、野生的な味が苦手な方は白をおすすめします。