ヴィクトール・オルタがはじめて建てたオートリック邸へ

la Maison Autrique
BELPLUS編集部

オートリック邸について

オートリック邸は、アールヌーヴォー建築の創始者であるヴィクトール・オルタがはじめて手掛けた建築物です。1893年、オルタが32歳の時に完成しました。 ウージェーヌ・オートリックは友人であるオルタに家を依頼する際、「住むことのできる地下室、品のある庭と階段ホール、リビングとダイニングルームがきれいにつながり、1階にはバスとトイレ、2階には子供部屋と使用人のための部屋」という条件を提示。オートリック邸は、この条件通りの家になっています。 1990年代半ばから、バンドデシネ作家のフランソワ・スクイテンとブノワ・ペータースが、オートリック邸の保存・修復に参加。内装は2人が手掛け、フランソワ・スクイテンが寄付した原画は、オートリック邸の中に展示されています。オートリック邸の修復は、建築家のフランシズ・メッツガーが担当。オリジナルに近づけるようリニューアルしました。植物や自然を表現したステンドグラスや玄関のモザイクタイルなど、アールヌーヴォー建築らしい要素がいっぱいの建築です。 オートリック邸の建つスカールベーク地区には、アールヌーヴォーやアールデコ建築が多く残されています。
バンドデシネ(漫画)の影響からか、ちょっと不思議な彫像、絵画、雑貨も多数展示。奇妙な芸術が好きな人にもおすすめ。

バンドデシネ(漫画)の影響からか、ちょっと不思議な彫像、絵画、雑貨も多数展示。奇妙な芸術が好きな人にもおすすめ。©OTTAVI Alain

基本情報

名称
オートリック邸
la Maison Autrique
住所
Chaussée de Haecht 266 1030 Schaerbeek
( 地図アプリで場所と行き方を見る)
最寄駅
St-servaaskerk駅(トラム92・93番)
営業時間
水曜日~日曜日:12:00〜18:00 (最終入場は17:30)
休業日
月曜日、火曜日、祝日
料金
ブリュッセルカード の利用で入場料が無料になります
大人:7ユーロ シニア:5ユーロ 学生:5ユーロ 子ども:3ユーロ
トイレ
URL
公式サイト
*2020年時点の情報です。(ご利用上の注意)

WRITER

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